ミノキシジルは薄毛を改善するのに欠かせない成分です。
ミノキシジル配合の外用薬第一類医薬品に分類され「発毛効果」が認められています。
またAGAクリニックでは、より発毛効果の高いミノキシジル配合内服薬の処方を行っています。
そこで、こちらでは
- ミノキシジルにはどのような発毛効果があるのか?
- 生え際の後退にもミノキシジルは効果があるのか?
- 女性の薄毛にもミノキシジルを使用できるのか?
など、ミノキシジルの効果について紹介しています。
また、心配される副作用についても解説しているので参考にしてください。
ミノキシジルとは?薄毛に効果がある根拠3つ
ミノキシジルは、もともと血圧降下剤として使用されていましたが、後に発毛効果があることが分かりました。
具体的には、
- 血管を拡張して血流を改善する
- 毛乳頭から出る発毛シグナルを増殖する
- 毛母細胞の死滅を抑制し、細胞分裂を促進する
の3つの効果があるため発毛を促進します。
ミノキシジルとは
ミノキシジルとは世界で初めて認可された脱毛症の治療薬です。
そして、元々は血圧を下げる薬として開発された血管拡張剤です。
高血圧の患者に投与したところ、髪や産毛が濃くなってきたので、原因を突き止めると血管拡張剤に含まれている成分のミノキシジルであることが分かりました。
血管が拡張され血流が改善されたことから、髪の栄養分が効率よく運ばれて発毛効果が高まったのだと考えられました。
海外ではミノキシジルを主成分とした発毛剤が「ロゲイン」の商品名で発売され、日本でも大手メーカーが発毛剤として製品化しています。
ただし、他の育毛剤のように医薬部外品ではなく医薬品扱いとなるため副作用の症状が出る可能性もあります。
主な副作用には、「頭皮のかゆみ・頭痛・多毛症・低血圧・手足のむくみ」など軽度なものがほとんどですが、循環器に持病のある方は、循環器系に副作用の症状が出ることがあります。
ミノキシジルの薄毛改善効果①血流を改善する
ミノキシジルには、血流を改善することで薄毛も改善する効果があります。
ミノキシジルの血管拡張作用により血管を広げ血流を改善してくれます。
髪の栄養分は肝臓で作られ、血液に乗って毛根まで運ばれています。
ミノキシジルによって血流が改善されると血液量が増えるので、髪の栄養分が効率よく毛根に運ばれます。
たくさんの栄養分を受け取ることで髪の成長力が増し薄毛が改善されるのです。
植物でいう「根っ子」に、たくさんの栄養分を運んでいるイメージを持っていただくと分かりやすいのではないでしょうか。
ミノキシジルの薄毛改善効果②毛根細胞の減少を和らげる
ミノキシジルには、毛根細胞が減少することを抑制して薄毛を改善する効果があります。
髪の毛は、毛根細胞が絶えず分裂を繰り返しています。この分裂活動で増えた細胞が、頭皮より押し出され、硬化したものが髪の毛です。
逆に、毛根細胞の分裂活動が弱まると抜け毛が増えて薄毛が進行していくのですが、ミノキシジルの働きによって毛根に多くの栄養分が送られ、毛根細胞の分裂活動を活発になり毛根細胞が減ることを抑制しています。
結果として、抜け毛は減り薄毛は改善されていきます。
ミノキシジルの薄毛改善効果③発毛シグナルを出す
ミノキシジルには毛乳頭から出る「発毛シグナル」を増やすことで薄毛を改善する効果があります。
毛乳頭では「発毛シグナル」の他に「脱毛シグナル」も出しています。
発毛シグナルと脱毛シグナルのバランスが保たれている状態では、髪は正常に成長します。
ただ、男性ホルモンなど何らかの原因によって脱毛シグナルが活発になると薄毛が進行してしまいます。
しかし、ミノキシジルによって毛母細胞が活発になると毛乳頭から発毛シグナルが増えてくると脱毛シグナルの働きが弱まるので、少しづつ薄毛が改善されていきます。
ミノキシジルの効果についてよくあるQ&A
ミノキシジルに、いろいろな疑問を持ってる方もおられます。
そこで、こちらでは、
- 外用薬と内服薬との効果の違い
- ジェネリック医薬品との効果の違い
- ミノキシジルは女性にも効果があるの?
- 初期脱毛はあるのか?
- 生え際にも効果があるのか?
- 副作用や血圧への作用はあるのか?
- ミノキシジル配合のシャンプーや市販の外用薬はあるのか?
などの疑問にお答えしています。
ミノキシジルは内服薬と外用薬で効果が違う?
ミノキシジルには頭皮に塗布するタイプの外用薬と、服用するタイプの内服薬があります。
どちらも血管を拡張させることで発毛作用を促していますが、内服薬の方が血管を拡張させる効果が高いので、より発毛効果が高いと言えます。
これは、内服薬は腸で消化され血液に乗るので無駄なく効果を発揮するのですが、外用薬は毛穴からミノキシジル成分が浸透するので、100%が浸透しないで無駄が生じるためです。
ただ、日本で発毛剤として認可されているのは外用薬だけです。
これは、厚生労働省が「内服薬には副作用の危険性があり、健康被害を生じることがある」として内服薬を認可していないためです。
個人輸入で、内服薬を購入することはできますがお薦めできません。海外製とはいえ、正規品であることを確認することはできず、誰も服用の方法を指導してくれるわけでもないからです。
後に触れますが、内服薬は病院で処方してもらい医師の指導のもとで服用することが望ましいです。
ミノキシジルのジェネリック品の効果は?
ミノキシジルのジェネリック医薬品の効果は、正規品(大正製薬:リアップ)と遜色ありません。
2018年にミノキシジルの開発特許が切れたことを受けて、ジェネリック医薬品としてミノキシジル製剤が販売可能になりました。
ジェネリック医薬品の主成分はもちろんミノキシジルです。
ということで、他の主成分を比較します。
正規品にはミノキシジルの他に
ピリドキシン塩酸塩 | ミノキシジルの浸透を防ぐ毛穴の詰まりを防ぎます。 |
トコフェロール酢酸エステル | 抗酸化作用があり頭皮環境を整える。 |
l-メントール | 爽快感 |
の3つの成分が配合されています。
ピリドキシン塩酸塩もトコフェロール酢酸エステルも頭皮環境を整える効果を持つ成分なので大切な成分と言えます。
ただ、発毛効果を高めるような効果はありませんし育毛シャンプーで代用も効きます。
ということから、ジェネリック製品のミノキシジル製剤でも、正規品と同等の効果を得ることができると考えられます。
ミノキシジルは女性にも効果がある?
ミノキシジルは女性の薄毛治療にも効果があります。
ただし、使用に当たっては注意が必要です。
女性の薄毛には「出産などによるホルモンバランスの乱れ」や「甲状腺ホルモンの異常分泌や分泌量減少などの甲状腺疾患」が原因となっているものがあります。
これらが原因である薄毛の場合には、ミノキシジルでは効果が期待できません。
また、授乳中の方はミノキシジル製剤の使用を控える必要があります
というのは、母乳にミノキシジルが混入する可能性があるため、母乳を通じて赤ちゃんがミノキシジルを摂取することになるからです。
しかしながら、これらのことに注意すれば女性にもミノキシジルは効果的です。
またミノキシジルには、濃度が1%、5%、7%など異なるタイプの発毛剤がありますが、女性は男性のように高濃度である必要はなく、1%のもので十分効果が期待できます。
女性の場合は、女性ホルモンの分泌量が多いので男性ホルモンによる薄毛の進行が抑えられているからです。
ミノキシジルは初期脱毛があるって本当?
ミノキシジルには初期脱毛の症状が起こります。
初期脱毛と聞くとビックリするかもしれませんが、これは「ミノキシジルが効いてきた」ということなので心配はいりません。
というのは、ミノキシジルによって毛髪の成長力が増すことによって、それまで休眠状態にあった毛髪を押し出すように新しい毛髪が伸びだします。
初期脱毛は、この休眠状態にあった古い毛髪が押し出されて抜けてものなのです。
また初期脱毛の起こる期間は、ミノキシジルを使い始めてから最初の1~2ヵ月の間です。
「ミノキシジルを使い始めると、初めの1~2か月に抜け毛が増える」と認識しておくと慌てなくすみます。
そして「初期脱毛は弱った毛髪が抜けて、健康な毛髪が育っている証拠」であることも知っておくと不安もなくなります。
ミノキシジルは生え際に効くの?
ミノキシジルは生え際にも効果があります。
ただ、「頭頂部などに比べて効果が小さい」と感じる方が多いのも事実です。
これは、ミノキシジルが「血管を拡張させることで血行を促進し発毛を促す」という働きに原因があります。
つまり、生え際には毛細血管が多いため、もともと血流量が少ない状態です。
なので「ミノキシジルによって血流量を改善するにも限界があり、十分な栄養が毛根に届かない」のです。
また、生え際には産毛が多く毛穴が小さいため、ミノキシジルが浸透する量も少なくなります。
このような理由から、ミノキシジルには発毛効果があるのですが、頭頂部よりも生え際の方が効果が小さくなりがちです。
とはいうものの、生え際に効果のあることも事実なので、毎日根気よく使用することが望ましいです。
ミノキシジルの副作用は?血圧への影響はある?
ミノキシジルは血圧への影響があります。
これは、もともとミノキシジルが「血管を拡げて血圧を下げる薬」であることに起因しています。
ミノキシジルの副作用に「動機・めまい・むくみ・眠気」といったものが指摘されているのも血圧の低下と関係があります。
このため、低血圧の方はもちろんですが、狭心症など心臓に疾患のある方が使用される場合は注意が必要です。
これは、血圧が下がることで心筋細胞への血液の供給が不足し、心筋の働きが悪くなることで起こる症状です。
他にも、「頭皮の発信・かぶれ・フケ・湿疹・接触皮膚炎」などの副作用があります。
そのため、低血圧や心臓に疾患のある方はもちろんですが、ミノキシジルを使用する際には薬剤師や医師の指示に従いましょう。
ミノキシジル配合のシャンプーはある?市販の塗り薬は?
ミノキシジル配合のシャンプーはありますが、日本製ではなく海外製です。
また「男性専用」商品ということで女性の使用は想定されていません。
一方、ミノキシジル配合の塗り薬は大手メーカーから販売されています。
そこで、これらの商品について紹介します。
ミノキシジル配合のシャンプーはある?
フォリックスFR-S1はミノキシジルが配合されたシャンプーです。
口コミを調べてみると
- 抜け毛が減った
- 使用感が良い感じ
- 頭皮の「かゆみ」「ベタつき」がなくなった
- 浸透している感じがする
など良い口コミが多く見つかりました。
一方で悪い口コミとしては、
- 泡立ちが悪いので、別のシャンプーとの2度使いが必要
- 清涼感・爽快感はない
- 泡立ちがなくローションのような感じ
と「泡立ちが悪い」という口コミが多くありました。
とはいえ、全般的に好印象の「良い口コミ」が多かったです。
ただフォリックスFR-S1は日本製ではなく外国製品です。そのため購入するには個人輸入する必要があります。
最近では「個人輸入代行業者」を通じて気軽に海外製の医薬品を購入することができますが、副作用などの問題が起きても「自己責任」であるので注意が必要です。
ミノキシジル配合のおすすめ市販塗り薬: スカルプd
ミノキシジル配合の塗り薬に「スカルプD メディカルミノキ5」があります。
「スカルプD メディカルミノキ5」はミノキシジル濃度が5%と国内で最大濃度の商品です。
ミノキシジルは、一般医薬品で唯一「発毛」が効果・効能として認めらている成分です。
そのため、第1類医薬品に分類される発毛剤です。
ただし使用には注意が必要で、ミノキシジル5%製剤は最低4か月は使い続けることで効果があるとされていることです。
逆に言えば、4ヵ月以下の使用では効果が出ないことがあるということです。
とはいえ、育毛剤とは違い、使い続ければ「生える」商品なので使ってみる価値は高いです。
口コミ
- 今まで使っていた育毛剤よりも効果が高いと感じています。抜け毛がなくなり、髪の毛にしっかりとしたコシが出てきました。
- 40代に入ったころから薄毛が目立ち始めました。3か月経った頃から、額の後退が止まりました。また産毛も生えてきたので効果はあると感じています。
など、効果を実感している口コミが見つかりました。まだ新商品ですが高評価の口コミが見つかりました。
まとめ
「スカルプD メディカルミノキ5」は、ミノキシジルを国内最高の5%濃度の発毛剤です。
効果を実感しているとの口コミも多く、薄毛に悩んでいる方は使ってみる価値は高いです。
また公式サイトで4本セットを購入した方には、「ミノキ保証制度」が付いています。
これは「4か月使い続けても発毛効果が一切ない場合には、AGAクリニックで治療を受けることができる」というものです。
保証を受けるには一定の条件を満たす必要がありますが、これは大きなメリットです。
抜け毛、薄毛にお悩みの方はスカルプDのメディカルミノキ5をお試しくださいね。
ミノキシジルの治療を行うおすすめクリニック
ミノキシジルを使って治療を行うクリニックとしてAGAスキンクリニックとAGAヘアクリニックをお薦めします。
AGAスキンクリニックはミノキシジルの外用薬と内服薬を併用した治療から、ミノキシジルを注射器で直接頭皮に注入する治療までトータルに行っています。
また、AGAヘアクリニックでは注入治療は行わずに発毛治療を行っており、費用を抑えられるメリットがあります。
次は、この2つのクリニックについて紹介します。
ミノキシジルの治療を行うおすすめクリニック① AGAスキンクリニック
AGAスキンクリニックは全国に53院を展開し、症例数は100万人と豊富な実績が魅力のAGA治療専門のクリニックです。
また患者さんの99.4%が治療を初めて6か月で発毛を実感しており期待が膨らみます。
さらに一定条件の治療を受けることで「全額返金保証」の対象になります。
これで発毛治療に対して何のデメリットもありません。
どのクリニックも最寄り駅から徒歩10分以内と通院にも便利です。
また診察時間は夜の10時までなので仕事帰りに立ち寄ることも可能です。
ミノキシジル治療内容
ミノキシジルを使った発毛治療では、フィナステリド内服薬とミノキシジル内服薬との併用治療がメインです。
薄毛の症状によって、ミノキシジル外用薬や「ビタミン・ミネラル配合サプリメント」を併用するプランもあります。
どのプランを選択するかは医師と相談で決めることになります。
フィナステリド配合薬+ミノキシジル配合薬 | 14,000円 |
フィナステリド配合薬+ミノキシジル配合薬+オリジナルサプリ | 22,000円 |
フィナステリド配合薬+ミノキシジル配合薬+オリジナルサプリ+ミノキシジル外用薬 | 35,000円 |
(*12か月前払いプランの場合の料金)
12か月分を前払いすることで費用を抑えることができます。
また治療の途中で解約をしても違約金は発生しないのは良心的ですし、未治療分は全額返金してくれるので安心です。
治療薬は毎日服用する必要があります、
通院は1か月に1回なので、それほど苦になりませんよね。
ただし、ミノキシジル内服薬で副作用の症状を感じたら、いつでも相談して下さい。夜10時まで診療できるので安心です。
AGA治療を専門としており、安全には万全を期しています。
ミノキシジルの治療を行うおすすめクリニック② AGAヘアクリニック
東京の千代田区に40個室以上のカウンセリングルームを有するAGA治療の専門クリニックです。
またスマホを利用してテレビ電話によるネット診察を行っているので、地方にお住まいの方でも自宅にいながら通院患者さんと同じ治療を受けることができます。
治療は「現状維持が目的のプラン」と「発毛が目的のプラン」とに分かれており選びやすいです。
カウンセリングは丁寧と評判なので「どちらのプランが自分には合ってるの?」と迷ってもスタッフが親身に相談に乗ってくれます。
またカウンセリングだけでなく診察費も無料ですし、治療費もリーズナブルで明朗会計と良心的です。
ミノキシジル治療内容
発毛プランではミノキシジル内服薬とデュタステリド内服薬との併用治療が18,000円で受けることができます。
また、ミノキシジル外用薬や毛髪成分サプリメントなどを併用しても治療費は最大で31,000円までと上限が決まっているので安心です。
治療薬の併用パターンは医師の診察を受けてから相談して決めるので、納得して治療を受けることができます。
ミノキシジル内服薬を使用するので副作用の心配がありますが、年に1度の血液検査を受けるので安心です。
検査費用も通院の場合は3,000円とリーズナブルです。テレビ電話での診察は採決キットを使用するため5,000円が必要となりますが、これも良心的です。
ミノキシジルで薄毛対策をしてみよう!
ミノキシジルには血管拡張作用があります。また毛母細胞を活性化することで高い発毛効果があり薄毛対策に有効です。
ミノキシジル外用薬は発毛効果を認められた医薬品であり、従来の育毛剤では効果を実感できなかった方にもお薦めです。
また、外用薬より発毛効果の高いミノキシジル内服薬はAGAクリニックで処方してもらうことができます。
確かに外用薬よりも副作用の可能性が高まりますが、AGAの専門医が血液検査などを通じて管理してくれるので安心です。
さらにAGAクリニックでは、男性ホルモンを抑制するフィナステリドとの併用治療で、より発毛効果を高める治療も行っています。
発毛を促進し薄毛を改善するためにはミノキシジルは欠かせません。
薄毛の進行が少ない方は外用薬から、薄毛の進行が著しい方はAGAクリニックで相談してみましょう。