育毛に効果があるといわれている成分として、バイオポリリン酸というものがあります。薄毛に悩まれている方なら、名前は聞いたことがあるかもしれませんね。
しかし、実際の効果や副作用など分からないという方も多いと思います。直接頭皮につける物なので、ちゃんとした効果があるだけではなく、副作用の危険はないのかなども重要ですよね?
今回は、効果や副作用だけではなく、他の育毛成分と比較してどちらが効果的なのかなど、バイオポリリン酸について徹底解説していきます。
目次
バイオポリリン酸(ポリリン酸ナトリウム)とは?
バイオポリリン酸はポリピュアという育毛剤に含まれている成分のひとつです。
ポリピュアはバイオポリリン酸で特許を取得しています。
バイオポリリン酸は、海由来の保湿効果に優れる極小サイズの酵母エキスの一種となっています。
バイオポリリン酸は、もとはポリリン酸と呼ばれています。ポリリン酸自体は、人間の体内にある細胞の再生や活性化を助ける働きのある成分です。
その、ポリリン酸を育毛に効果のある成分に改良したものが、バイオポリリン酸です。改良することで、細胞の再生や活性化の働きを持続させることができ、薄毛対策に期待できます。
バイオポリリン酸の持つ効果・髪に果たす役割は?
まずはじめに、髪の毛は頭皮環境を整えて必要な栄養素を届けることが大事とされていますが、その他にも、発毛指令がきちんと行われているかが重要なポイントとなってきます。
正常であれば、発毛指令は毛母細胞が受信し、その指令を受けた毛母細胞が細胞分裂をすることで発毛していきます。
薄毛の方は、細胞分裂が効率よく行えず、この流れが上手く機能していない可能性があります。その結果、薄毛が進行していきます。
そして、細胞分裂をするのに欠かせないのが毛乳頭が行う、情報伝達です。毛乳頭は、頭皮を表皮とその下の真皮に分けたときに、真皮の中にある髪の根の部分です。
発毛信号を伝達する大事な役割を果たす毛乳頭は、FGFという髪の毛の成長サイクルにかかわる情報たんぱく質を介することで働きます。
バイオポリリン酸は、そのFGF(情報たんぱく質)の働きを促すことで、毛乳頭の情報伝達を助けます。
そして、バイオポリリン酸はその働きを持続させるのに有効な成分という点もポイントとなっており、これによって抜けにくい髪が生えるサイクルが育っていくのです。
バイオポリリン酸に副作用はある?
頭皮に直接つけるものなので、副作用があるのかは非常に重要ですよね。
結論から説明すると、バイオポリリン酸に関しては、目立った副作用はほとんどありません。
上記でご紹介したとおり、バイオポリリン酸は酵母エキスであり、ポリリン酸を極小サイズに改良したものです。
ポリリン酸は生物の細胞にすでに存在しており、私たち人間の体内にも元からある物なのです。体内に元から存在するものなので、副作用の心配もほとんどないというわけです。
そのことから、ポリリン酸はソーセージなどの食品や、歯磨き粉などにも添加されています。
口に入る物にも使われていることから、安全性は高いと言えそうです。
しかし、バイオポリリン酸自体には副作用もなく、安全性が高い成分だとしても、バイオポリリン酸を配合した育毛剤に関しては、まったく副作用がないとは言えません。
バイオポリリン酸自体には副作用がなくても、育毛剤に含まれる、他の配合成分が副作用を引き起こしてしまったり、使用する人の体質に合わないことも考えられます。
このことから、育毛剤を使用する際は、自分の肌に合うのかパッチテストをすることをオススメします。せっかくの薄毛対策が、逆に頭皮を荒らしてしまっては意味がないですもんね。
ミノキシジルとバイオポリリン酸の違いは?どちらが効果的?
ミノキシジルは、もとは血管拡張剤として知られていた成分です。それが、後に脱毛症に効果があるとされ、世界で初めて脱毛症治療薬として認可されました。
薄毛対策として血流を良くすることは大事な働きですが、ミノキシジルは血管拡張剤としての実績がありますので、効果はお墨付きですね。
また、効果はそれだけではなく、毛母細胞の死滅を抑えて抜け毛を予防したり、毛母細胞の分裂を促して発毛を促進したりと、薄毛対策にはとても効果的な成分です。
では、バイオポリリン酸とミノキシジルでは、どちらが薄毛に効果的なのでしょうか?この2つの成分は、似ているようで効果が少し違います。
ミノキシジルは血流を良くして、毛母細胞の分裂を促す働きがあるので、発毛に効果がある成分だと言えます。
バイオポリリン酸は、保湿効果に優れ、毛母細胞の分裂をするために必要な情報伝達がスムーズにいくよう助ける働きがあります。
簡単にいうと、ミノキシジルは発毛に効果があり、バイオポリリン酸は育毛や抜け毛予防を助ける働きがあります。
結果として、薄毛対策としては発毛にも効果のあるミノキシジルの方がより効果的だと言えます。
バイオポリリン酸(ポリリン酸ナトリウム)が含まれている育毛剤は?
ここまでバイオポリリン酸について説明してきましたので、次からは実際にバイオポリリン酸が含まれている育毛剤についてご紹介していきます。
また、バイオポリリン酸が含まれている育毛剤の口コミもご紹介しますので参考にされてくださいね。
ポリピュアEXが有名
バイオポリリン酸が含まれている育毛剤として、ポリピュアEXが有名です。ポリピュアEXは2007年に発売された商品です。
発売開始から、徐々にバイオポリリン酸の配合量を増やしていき、前回からは30%増量されています。
しかし、バイオポリリン酸の配合量が多い代わりに、他の育毛成分は、その他の育毛剤に比べて配合種類は少ない印象です。
最近の育毛剤は様々な育毛成分が配合されているものが多いので、その点はデメリットと言えそうです。
その他の特徴としては、男女兼用で使用できたり、薄毛のタイプに関係なく使えたりと、使う人を選ばないというメリットがあります。
自分がどのタイプの薄毛なのかわからない方や、女性で薄毛に悩まれている方には使いやすい育毛剤です。
ポリピュアEXの成分は?バイオパップスとセンブリエキスの効果は?
バイオパップスは、ポリピュアEXがリニューアルされた際に追加配合された成分で、バイオポリリン酸と同様に酵母エキスであり、髪の成長促進と抜け毛予防に効果がある成分です。
また、バイオパップスは「PAPS」という成分をベースにつくられていますが、「PAPS」は特許を取得している成分となっています。
センブリエキスは、頭皮の血行を良くして、毛髪の新陳代謝を活性化させる働きがあります。これによって、髪の毛の成長を促進させる効果が期待できます。
ポリピュアEXの口コミ
2019/8/512:11:25
ポリピュアEXを1年使ってました。使い心地と効果を別の意味で考えるのであれば、使い心地は良くもなく悪くもなく、普通でしたよ。ただ育毛剤は最低でも3ヶ月~半年以上は使わないと効果がわかりにくいとの説明を受けていたので、薄毛解消のためだと思い、何度もやめようと思いながらも1年間使い続けました。3ヶ月前ついに断念しました。1年間がんばった効果として得ることができたのは少しフケが減ったような気がするといった程度です。
62 :名無しさん@1周年:2018/11/01(木) 16:00:32.19 ID:vhOe0a1E0.net
リアップもチャップアップもポリピュアもそれぞれ半年以上使っても効果無かったけど今度こそ生えてきますように
2015/10/1723:56:38
私はポリピュアEXを1年間ほど使い続けましたが、まったく何の変化もありませんでしたので使用をやめました
2016/8/509:42:09
使用して1週間、逆に頭髪が弱っているように感じられます。使用を中止した方がいいでしょうか?
バイオポリリン酸よりもおすすめの育毛成分を解説!
バイオポリリン酸の特性を説明してきましたが、メリット・デメリットがおわかりいただけたでしょうか?
育毛成分は他にも数多くあります。その中でも、バイオポリリン酸よりオススメの育毛成分をご紹介していきますね。
バイオポリリン酸よりもおすすめの成分① ミノキシジル
上記でも少しご説明しましたが、ミノキシジルの効果は大きく分けて2つあります。まず1つ目は頭皮の血流を良くする効果です。
頭皮の血流が良くなると、髪に栄養が行き渡りやすくなりますので、抜けにくく太い髪が生えやすくなります。
2つ目は髪の毛をつくる場所である、毛母細胞の死滅を抑えたり、細胞の働きを活性化させて細胞分裂を促します。
毛母細胞の死滅を抑えることで、抜け毛を予防し、髪の毛の成長を促進させます。また、毛母細胞の分裂を促すことで、発毛を促進する効果があります。
そして、ミノキシジルは90ヵ国以上で承認されており、世界各国で薄毛に有効な成分として使用されていますので、薄毛対策として十分期待できます。
バイオポリリン酸よりもおすすめの成分② キャピキシル
キャピキシルは「アセチルテトラペプチド3」という複数のアミノ酸で構成されている成分と、「アカツメクサ花エキス」という自然由来のからなる育毛成分です。
アミノ酸と自然由来の成分でできているということで、頭皮にも優しく、副作用の心配が少ないので、安心して使える育毛成分だと言えます。
肌に優しいのは嬉しいけど、薄毛対策としてはどうなのか?気になりますよね。
なんと、キャピキシルはミノキシジルの3倍の育毛効果があるとされているのです。
具体的には、アセチルテトラペプチド3が細胞の修復を行い、アカツメクサ花エキスが男性ホルモンが脱毛因子に変わるのを防ぎます。
この2つの成分の働きにより、薄毛対策に大きく期待できます。
バイオポリリン酸よりもおすすめの成分③ グリチルリチン酸ジカリウム
グリチルリチン酸ジカリウムは漢方の甘草の根茎から抽出された成分です。
甘草は漢方で最も多く使用されており、その効果は、殺菌作用と炎症を抑える作用があります。
殺菌作用と抗炎症作用に効果があるので、育毛剤としての効果は、頭皮の炎症を抑えたり、皮脂分泌の多い頭皮の菌の増殖を抑え、頭皮環境を改善してくれます。
このことから、フケや痒みを抑える効果が期待できるので、様々な育毛剤やシャンプーに配合されている成分です。
薄毛の方は、頭皮の皮脂が分泌しやすく、乾燥の影響も受けやすいので、頭皮環境を改善してくれる成分は非常に重要です。
また、植物由来の成分であることから、育毛剤の他にも、医薬品や石鹸、化粧品にも使用されている成分であり、安心して使用することができます。
おすすめの成分を含む育毛剤:ALL ON SCALP
では、実際にオススメする成分を配合した育毛剤をご紹介していきます。オススメの育毛剤は「ALL ON SCALP」です。
「ALL ON SCALP」はその名の通り、育毛成分を全成分配合しているとして、育毛剤の中でも育毛成分数ナンバー1という点が最大のメリットと言えるでしょう。
上記でオススメした成分はもちろんのこと、育毛成分が全部で155種類も配合されています。これにより、育毛効果・発毛促進・脱毛予防と、薄毛対策に必要な全ての効果が発揮されます。
薄毛の原因は血行不良やホルモンバランスの乱れなど、1人1人異なります。また、1人の人でも複数の薄毛原因を抱えている場合もあります。
「ALL ON SCALP」であれば、配合成分の種類が豊富なので、あらゆる薄毛の原因にアプローチしてくれます。
その他のオススメポイントとしては、パッチテストやスティンギングテストなどが、しっかりと行われているので、安心して使用することができます。
全ての方にアレルギーなどが完全に起こらないわけではないですが、直接肌につける物なので、厳しいテストがされていると安心ですよね。
万が一効果に満足できなければ全額返金もしてくれますので、一度試してみてはいかがでしょうか?
バイオポリリン酸よりも育毛効果を得たいならクリニックへ!
バイオポリリン酸よりも、より効果的に育毛効果を得たいのであれば、薄毛専門のクリニックに行くことをオススメします。
クリニックであれば、医師が直接あなたの頭皮を確認してくれ、その頭皮状態に合った対応をしてくれますので、より効果的に薄毛対策ができますよ。
おすすめのクリニック:AGAヘアクリニック
オススメの薄毛専門クリニックは、AGAヘアクリニックです。ヘアクリニックというと、医療保険が効かず、自由診療なので高額請求というイメージがあり、受診をためらう方も多いと思います。
しかし、AGAヘアクリニックは、医師や毛髪診断士の資格を持ったカウンセラーへの相談や診察が無料です。
また、治療費も月額最大31,000円までしかかかりません。
最大料金があると、どれくらいかかるのだろうという不安感がありませんよね。また、1番安いコースですと5,500円~受けられます。
料金面だけではなく、薄毛に悩まれている方が受診しやすい工夫がされている点もオススメポイントです。
AGAヘアクリニックは完全予約制で、待合室のない個室設計なので、カウンセリングから会計まで、他の患者と対面することがほとんどないよう配慮されています。
他にも、スマホでテレビ電話を使用して診察を受けることも可能です。家が遠方にあり、何度もクリニックに足を運ぶことが難しい方も、スマホがあれば気軽に診察してもらえますよ。
もちろん、肝心の育毛実績もしっかりとありますので、まずは診察やカウンセリングを受けてみて自分の頭皮状態を確認してみると良いですね。
バイオポリリン酸はあくまで補助的な役割と認識しよう
バイオポリリン酸のについてご紹介してきましたが、その効果は保湿や、毛母細胞の分裂をするために必要な情報伝達がスムーズにいくよう助ける働きとなります。
その為、バイオポリリン酸の成分のみで発毛するというより、どちらかというと補助的な役割がメインです。
しっかりとした薄毛対策を希望するのであれば、バイオポリリン酸配合の育毛剤をメインで使用するのではなく、発毛効果の高い成分の入った育毛剤や、薄毛対策専門のクリニックの受診をオススメします。
その上で、頭皮環境を整えるためにバイオポリリン酸を補助的に使用すると、より発毛効果を実感しやすくなるでしょう。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考にして、より良い薄毛対策を行い、薄毛の悩みから解放されるように頑張りましょう!