ハゲの原因、もしかしてAGA?6つのポイントをチェック!

「ハゲてきたのはAGAが原因かも」と感じている人はいませんか?

この記事では、ハゲてきた原因がAGAであるかを判断するために、

  1. 祖父母・父母にAGAの人がいるか?
  2. 最近抜け毛が多いと感じるか?
  3. 抜け毛が細い・柔らかくなったか?
  4. ハゲ始めた年齢は何歳頃か?
  5. 生え際からハゲてきたか?
  6. 頭頂部からハゲてきたか?

の6つのポイントについて紹介しています。

また、あなたがハゲてきた原因がAGAであると判断できた場合に備えて、4つの効果的な予防・対策も紹介しているので参考にしてください。

ハゲの原因になる「AGA」って何?

AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、男性ホルモンが原因で起こる男性型脱毛症のことです。

また、男性の抜け毛や薄毛に悩む方の7割以上がAGA(男性型脱毛症)と言われています。

AGAの他には、

  • 脂漏性脱毛症
  • 円形脱毛症
  • びまん性脱毛症
  • ひこう性脱毛症

などの脱毛症がありますが、これらの原因は

  • 過剰な皮脂の分泌
  • ストレス
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 頭皮環境の悪化

などで、男性ホルモンではありません。

AGAとは

AGAとは男性ホルモンが原因で起こる進行性の脱毛症です

進行性なので、何も対策をとらないと抜け毛が増加し、次第に薄毛(AGA)へと進行します。

そしてAGAには、次の3つの症状があります。

  • M字型脱毛症・・・「こめかみ」から「生え際」にかけて薄くなる
  • O字型脱毛症・・・「頭頂部」の髪が細くなり、次第に薄くなる
  • MO型脱毛症・・・M字型とO字型の両方のタイプで進行する

この時、髪の毛は「成長期」「退行期」「休止期」というヘアサイクル(毛周期)を経て脱毛します。

AGAでは「成長期」が短くなり、相対的に「退行期」「休止期」が長くなり脱毛予備軍が増えていきます。

なのでAGAは急激に薄毛へと進行するものではなく、徐々に髪の毛が細くなり、抜け毛が増え、薄毛へと進行していきます。

AGAの原因は?

AGAは、毛乳頭内で脱毛因子「TGF-β」が増えることで起こります

「TGF‐β」は毛母細胞の活動を抑制する働きを持つので、「TGF‐β」が増えると髪の毛は「成長期」から「退行期」へと移行していきます。

つまり「成長する髪が減り、抜け毛の予備軍が増える」ということです。

また「TGF-β」が増えるのは、男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が男性ホルモン受容体と結合するためです。

そしてDHTは、男性ホルモンの「テストステロン」が還元酵素の「5αリダクターゼ」の影響を受けて変換したものです。

なので、

  1. テストステロン+5αリダクターゼ⇒DHT
  2. DHT+男性ホルモン受容体⇒TGF‐β
  3. TGF‐βが脱毛指令を出し、抜け毛を進行させる

という図式が成り立ちます。

毛母細胞が細胞分裂して、頭皮より押し出された部分が髪の毛となります。

ということは、「TGF‐βによって毛母細胞の働きが弱まると髪の成長力も弱まる」ということです。

このように、AGAの原因は「TGF‐βが増えること」と言えますが、元をたどれば「5αリダクターゼ」がテストステロンをDHTへと変換させることが原因ともいえます。

このような脱毛の仕組みを解明できたので、AGA治療は5αリダクターゼの働きを抑制することに注力しています。

あなたのハゲはAGAが原因?6つのポイントをチェック

あなたのハゲの原因がAGAであるかを見極めるためにチェックするべきポイントがあります。

そこで、チェックポイントとして

  1. 祖父母や父母にAGAの人がいるか?
  2. 最近、抜け毛が多いと感じるか?
  3. 抜け毛が細い、または柔らかくなったか?
  4. ハゲ始めたのは何歳ごろ?
  5. 生え際からハゲてきたか?
  6. 頭頂部からハゲてきたか?

の6つ紹介します。

チェックポイント①祖父母・父母にAGAの人がいる?

AGAは遺伝が原因となって生じることがあります

なので、父母、祖父母の中にAGAの人がいないかを確認することがポイントとなります。

AGAの原因は「テストステロンが5αリダクターゼの影響を受けてDHTへと変換すること」であることは説明しました。

遺伝で受け継ぐのは、「テストステロンが5αリダクターゼの影響を受けやすい体質」です。

影響しやすい体質であれば、テストステロンがDHTへと変換されやすくなるので、AGAにもなりやすくなります。

また、5αリダクターゼには「Ⅰ型」と「Ⅱ型」の2種類がありますが、多くの場合「Ⅱ型」の影響を大きく受けています。

「Ⅱ型」が原因でAGAを発症すると、天頂部が薄くなってきますが、「Ⅰ型」の影響も受けていると、生え際が後退してきたり、天頂部と生え際の両方が薄くなります。

このように、「テストステロンに対する5αリダクターゼの感受性の高さ」は遺伝によっても受け継ぐので、父母、祖父母にAGAの人がいるのかは大切なポイントです。

チェックポイント②最近抜け毛が多いと感じる?

抜け毛が急に多くなるとAGAの可能性が高くなります

1日に抜ける髪の毛の本数は、個人差もありますが50~100本が平均です。

100本と聞くと多く感じるかもしれませんが、

  • ブラシを通す時に抜ける
  • シャンプーをすると抜ける
  • 寝起きの枕に抜け毛がついている

と痛みを感じることなく抜けているので、あまり気が付くことがありません。

これが、

  • シャンプーをしたら抜け毛が指に絡みついた
  • 朝起きたら、枕に抜け毛が30本以上あった
  • ブラッシングをしたら、ブラシについた抜け毛が多かった

など、抜け毛が多いと感じるのは、ヘアサイクルにおける「退行期」から「脱毛期」の状態にある髪が多いと考えられます。

これは「成長期」が短くなったことが原因と考えられ、AGAの症状に合致します。

このように、「抜け毛が多いと感じる」方はAGAの症状と考えられるので、早めに対策を講じるこが大切です。

チェックポイント③抜け毛が細い・柔らかくなった?

AGAの症状として

  • 抜け毛が細い
  • 髪が柔らかくなった

というものがあります。

「抜け毛が細い」というのは、髪が太く成長する前に抜けていると考えられます

これは「成長期」が短くなっていることを示唆しています。

通常の成長期は「2~6年」ありますが、AGAの人の成長期は「数か月~1年」くらいになっています。

このように抜け毛が細いのは、AGAの状態にあると考えられます。

また「髪が柔らかくなった」というのも、髪が成長しきれていないと考えられます

髪の固さは、「キューティクルの数」と「タンパク質の密度」によって決まりますが、元々の固さより柔らかくなったと感じるのは、髪が成長しきれていないことが原因と考えられます。

このように、AGAのため「成長期」が短くなると、抜け毛が細くなり、髪の毛も柔らかくなってしまいます。

チェックポイント④ハゲ始めた年齢は?

AGAのチェックポイントとして「ハゲ始めた年齢」も考えられます。

もし、50代や60代からハゲ始めれば「年齢的に老化だから仕方ない」ということになりますし、40代でハゲ始めたとしても「年齢的に少し早いけど、老化も個人差だから仕方ない」と考えることができます。

しかし、ハゲ始めた年齢が20~30代であれば、AGAの可能性が高まります

20代や30代で老化が始まるとは考えられないので、5αリダクターゼの影響を受けやすい体質を遺伝で受け継いだと考えられます。

このように、若いうちからハゲてくるような場合は、遺伝性のAGAという可能性がとても高いです。

また若い年齢からハゲ始めた方は、早めの対策を取らないと手遅れとなり、満足する程度まで改善することが難しくなります。

チェックポイント⑤生え際からハゲてきた?

生え際からハゲてくるのは、AGAの典型的な症状です

AGAの原因となるDHTは、テストステロンが5αリダクターゼの影響を受けて変換したものです。

生え際がハゲるのは、この5αリダクターゼに関係があります。

実は、5αリダクターゼには「Ⅰ型」と「Ⅱ型」の2種類があります。

そして、それぞれ存在する場所が違います。

  • Ⅰ型・・・全身の毛乳頭
  • Ⅱ型・・・前頭部と天頂部の毛乳頭

に存在しています。

AGAの場合、主にⅡ型の5αリダクターゼの影響が考えられるのですが、生え際からハゲてくる場合、5αリダクターゼの「Ⅱ型」だけでなく「Ⅰ型」も影響してDHTを生成していることがあります。

このように生え際からハゲてくる人は、5αリダクターゼ「Ⅰ型」と「Ⅱ型」の影響を受けていることが多くありAGAの目安となります。

チェックポイント⑥頭頂部からハゲてきた?

頭頂部からハゲてくるのは、AGAの人に最も多い症状です

このような症状は、DHT(ジヒドロテストステロン)が毛根を攻撃することで起こります。

そして、頭頂部がハゲてきた原因となるDHTは、テストステロンが5αリダクターゼ「Ⅱ型」の影響を受けて変換されたものです。

そして、「Ⅱ型」の影響を受けやすい体質は、遺伝によって受け継がれています。

このように頭頂部がハゲてくるのは、5αリダクターゼⅡ型の影響を受けためなので「AGA」と言えます。

また、頭頂部は急にハゲるわけではありません。

「髪が細くなり、次第に抜け毛が増えてくる」という過程を経ています。

なので、髪を触った時に「最近、頭頂部の髪が細くなったな」と感じたらAGAを疑いましょう。

ハゲの原因がAGAなら…効果的な予防・対策4つ

毛

ハゲの原因がAGAなら、早めに対策を取ることが大切です。

AGAは進行性なので、何も対策を取らないとハゲてしまう可能性が高まってしまうからです。

そこで、予防、対策として

  • 育毛剤を使う
  • 食生活を改善する
  • 生活習慣を改善する
  • 病院で相談する

の4つを紹介します。

AGAの対策①育毛剤を使う

AGAを予防するために、育毛剤を使用することは効果的な方法です。

育毛剤には

  • 血行を促進して育毛を促すタイプ
  • 5αリダクターゼの働きを抑えて抜け毛を予防するタイプ
  • 過剰な皮脂の分泌を抑えて頭皮環境を整えるタイプ

と様々なタイプの育毛剤がありまう。

AGAを予防するには「5αリダクターゼの働きを抑えて抜け毛を予防するタイプ」の育毛剤を使うと効果的です

ここで「どのような育毛剤を使えばいいの?」という疑問が出てきます。

育毛剤には、様々な成分が含まれていますが、5αリダクターゼの働きを抑える成分として

  • キャピキシル
  • オウゴンエキス
  • ビワエキス
  • 字王エキス

などがあります。

また、中には「血行を促進して育毛を促進する成分」も合わせて配合してある育毛剤もあります。

このように配合成分で育毛剤の働きも変わってきます。

購入する際は配合成分をチェックするようにしましょう。

おすすめの育毛剤:ALL ON SCALP

ALL ON SCALP

育毛剤でAGA対策をするなら「ALL ON SCALP」がおすすめです。

というのは、「ALL ON SCALP」にはキャピキシルが配合されているからです。

キャピキシルは、5αリダクターゼの働き抑制して、AGAの原因であるDHTを作らせないようにします

それだけでなく、キャピキシルは毛母細胞の分裂活動を活発にし、発毛を促進しています。

その働きは、実にミノキシジルの3倍もあると言われています

このように、キャピキシル一つで「DHTの生成を抑える働き」と「高い発毛促進効果」を持っています。

また、

  • 頭皮環境を整える「センブリエキス」
  • 頭皮の炎症を抑える「ジカリウム」
  • 頭皮に潤いを与える「マジョラムエキス」
  • 育毛・発毛促進効果を持つ「Dパンテニルアルコール」

などの代表的な成分の他にも、155種類の成分が含まれています。

誰にでも有効である万能な成分というものはありませんが、これだけ含まれていれば「あなたにも有効な成分」は必ず含まれているでしょう。

このように、優れた有効成分が配合されている育毛剤「ALL ON SCALP」はおすすめです。

AGAの対策②食生活を改善する

髪の毛の栄養は食事から取れられているので、AGA対策として「食生活を改善する」ことも大切です

髪の毛の栄養は、食事をもとに肝臓で作られて血液に乗って毛根まで運ばれます。

血行促進は大切な要素ですが、その前に髪の栄養となる食事も重要です。

特に、髪の毛はケラチンから成り立っていますが、ケラチンはタンパク質の一つです。

なので、食事から良質なタンパク質を摂ることは大切です。

他にも、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンEなど各種ビタミンや亜鉛など、髪に必要な栄養分は食事からとることになります。

ただ、髪に良い食品だけを摂ればいいというものではなく、バランスの良い食事を摂ることが大切です。

また、逆に無理なダイエットをすると髪に必要な栄養を摂ることができないので、健康な髪を育てることはできません。

このように食生活と髪の成長とは密接な関係があります。

AGA対策をするのなら、食生活を改善することから始めるのも一つの方法です。

AGAの対策③生活習慣を改善する

AGAを予防するのに「生活習慣を改善する」ことも大切です。

特に、夜更かしや睡眠不足を改善することはAGA対策として重要です

実は、睡眠と髪の成長とは密接な関係があります。

正確に言えば、睡眠によって分泌される成長ホルモンと関係しています。

成長ホルモンは、髪だけでなく、爪、肌などの形成や、疲労した内臓の回復にも関わっている重要なホルモンです。

この成長ホルモンは、いつでも分泌されているわけではなく、午後10時から午前2時ごろにかけて多く分泌されます。それも睡眠中に分泌されます。

そのため、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が減るので、髪の成長に悪影響を与えてしまうのです。

また睡眠中といっても昼寝の場合は、分泌量は多くありません。

なので、AGA対策として成長ホルモンが分泌される時間帯の午後10時から午前2時の間に睡眠できるように生活習慣を改善することが大切です。

AGAの予防にも食生活・生活習慣の改善は超重要!

食生活や生活習慣の改善はAGA対策だけでなく予防するためにも重要です。

普段からバランスの良い食事を摂っていれば、髪の栄養分を十分作り出してくれます

また髪の栄養は肝臓で作られます。アルコール量を減らすことで、肝臓はアルコールを分解するのではなく、髪の栄養素を作ることに働きます。

さらに髪を作るケラチンはタンパク質から作られています。肝臓はタンパク質を分解することにも使われています。

また上記で、成長ホルモンは髪の栄養分を作ることに働くことは説明しましたが、実は、負担が大きく疲弊している肝臓を回復するのも成長ホルモンの役割です。

このように。髪の栄養分をしっかりと作り出し、成長ホルモンの分泌量が増える時間帯にしっかりと睡眠を取ることがAGAにならないためにとても重要です。

AGAの対策④病院で相談する

AGA対策として病院で相談することはオススメです。

フィナステリドやミノキシジルなどのAGA治療薬は、一般皮膚科でも処方してもらえますが、AGA治療の専門病院で相談することをオススメします

というのは、皮膚科では皮膚炎などを専門としている医師が、専門外のAGAを診察することになるからです。

その点、AGA治療の専門病院であればAGAの専門医が診察を行うので信頼感が高いです。

AGAはフィナステリドなどの治療薬を服用していれば改善するわけではありません。

AGAの症状によってミノキシジルとの併用治療を行ったり、髪の栄養をサプリメント補ったりします。

このように、AGAを改善するには症状に合わせた治療を行うことが大切です。

中には、フィナステリドでも効果の出ない人がいます。

プロペシアでは5αリダクターゼ「Ⅰ型」には効果がないからです。

その場合、「Ⅰ型」にも「Ⅱ型」にも効果のあるデュタステリドを使用しますが、デュタステリドはフィナステリドよりも副作用の可能性が高まります。

デュタステリドを服用する判断も、副作用の管理も専門医であれば安心できます。

AGA治療の専門病院では、その症状に合わせた治療薬を処方し、服用方法の指示をくれるので安心です。

このように、AGA対策として病院で相談することはオススメですし、AGA治療の専門病院であればより良いです。

おすすめのクリニック:AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニック

AGAを予防、改善するためにクリニックで相談するのであれば、AGAヘアクリニックがおすすめです。

AGAヘアクリニックのおすすめポイントとして「明朗会計」と「分かりやすい治療プラン」があります

AGAヘアクリニックでは、

  • 現状維持・予防が目的のプラン
  • 発毛を目的としたプラン

の2つのプランが用意されているので、目的に応じて選ぶことができます。

また、料金には上限が決められているので安心ですし、医師による診察は無料です。

カウンセラーによるカウンセリングが無料というクリニックはありますが、医師の診察が無料というのは、それほど多くはありません。

また、診察は何度受けても無料です。

治療の途中に「この治療薬は効いているのかな?」と不安になった時には、診察料がかかることなく医師に相談することができます。

通常は、どの病院でも再診料はかかります。

また、AGAヘアクリニックはスマホを利用したテレビ電話を使って診察することもできます。

これによって、東京まで通院できない方でも通院患者さんと同じ治療を受けることができます。

必要であれば血液検査も専門キットを使用して郵送で受けることができます。

また通院であれば、初診の際に症例写真を見ることができるので、

  1. どのような症状の人が
  2. どのような治療薬を使用して
  3. どのくらいの期間で
  4. どの程度まで改善することができたのか

を確認することができます。

症例写真を参考に、あなたの治療に置き換えることができます。

このように、AGAヘアクリニックはAGAを治療するための環境を整っています。

ハゲてしまってAGA治療をする場合、費用や期間は?

AGA生え際治療メソセラピー

すでにハゲてしまったAGAを治療する場合の費用や期間はどのくらい必要か気になるでしょう。

また、他にも気になることがあるかもしれません。

そこで、こちらではハゲてしまった場合の

  • 治療費用
  • 治療期間
  • 必要な治療薬
  • 副作用の可能性
  • 健康保険は効くのか

について解説しています。

AGAの治療費用

すでにハゲてしまった場合にかかる費用は、30,000円程度が必要となることが多いです

すでにハゲてしまった場合には、フィナステリドだけでは事足りません。

発毛促進効果のあるミノキシジル外用薬やミノキシジル内服薬を併用する必要があります。

またフィナステリドではなくデュタステリドが必要な場合も考えられます。

となると、想定される治療費用は、

  • フィナステリド(内服薬)・・・5,500円
  • デュタステリド(内服薬)・・・8,000円
  • ミノキシジル外用薬・・・13,000円
  • ミノキシジル内容薬・・・10,000円

(*AGAヘアクリニック参考)

と、「デュタステリド+ミノキシジル内服薬+外用薬」の場合では31,000円となります。

他のクリニックでも30,000円~38,000円というのが多い料金体系です。

予防や現状維持が目的であれば、フィナステリドかデュタステリドだけの単剤治療でも効果的ですが、ハゲているのを改善するには、発毛効果のあるミノキシジルが必要となるからです。

AGAの治療期間

AGAの治療効果を実感できるのは、おおよそ6月後以降です

ただ、求める程度にまで改善するには、各々の症状にもよるので一概に言うことはできません。

とはいえ、6ヵ月以降には治療効果を実感することができるので、治療に対するモチベーションも上がるでしょう。

一例をあげると、フィナステリドの場合、

  • 1年間の服用で約60%の方が
  • 2年間の服用で約70%の方が
  • 3年間の服用で約80%の方が

現状維持よりも高い効果を実感しているというデータがあります。

(*日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」)

なので、ここにミノキシジルを併用することで、より発毛が促進されるのは想像に難くありません。

さらに、髪の栄養分を補強するサプリメントも併用すれば、さらに発毛が促進されAGAの治療期間も短縮されます。

AGAで使用する治療薬

AGAで使用する治療薬には、AGAの進行を抑制する治療薬として

  • フィナステリド
  • デュタステリド

があります。

また、発毛を促進する治療薬には

  • ミノキシジル内服薬
  • ミノキシジル外用薬

があります。

フィナステリドとデュタステリドの使い分けですが、多くの場合はフィナステリドで十分です

ただ、AGAの原因が5αリダクターゼ「Ⅰ型」にあった場合には、デュタステリドの方が効果的です。

というのは、フィナステリドは5αリダクターゼの「Ⅱ型」にしか効果はありませんが、デュタステリド

は「Ⅰ型」と「Ⅱ型」のどちらにも効果があるからです。

ただ、その分、副作用の可能性も高いので、医師の指示のもとで服用することが大切です。

また、発毛を目的とした場合、多くはミノキシジル内服薬を使用します。

しかし、国内ではミノキシジル外用薬にだけが認可されており、内服薬は認可されておりません。

これは、外用薬よりも内服薬の方が副作用を発症する可能性が高まるからです。

とはいえ、内服薬の方が外用薬よりも発毛効果が高いため、AGA治療の専門病院では、内服薬の処方にも対応しています。

また、医師の指示のもとで服用すれば安全性も担保されるので安心です。

治療薬の副作用は?

AGA治療薬には副作用の可能性もあります。

フィナステリド(0.2㎎)では

  • 精力減退・・・1%未満
  • 勃起不全・・・0.7%
  • 精液量減少・・・1%未満
  • 肝機能障害・・・0.2%

などがあります。

副作用の発症率としては、一般的な薬が約3%であるのと比較しても低いものです

とはいえ、体質や既往歴によって発症率は変わるので、医師の指示の下で服用することが望ましいです。

次に、デュタステリドの副作用には、フィナステリドと同じようなものがあります。

ただ発症率が変わるので紹介します。

デュタステリド(0.1㎎)

  • 精力減退・・・3.9%
  • 勃起不全・・・4.3%
  • 精液量減少・・・1.3%
  • 肝機能障害・・・頻度不明

とフィナステリドよりも副作用の発症率が高まります。

なので、より医師の指示の下で服用することが望ましいです。

またミノキシジ外用薬の副作用には、

  • 頭皮のかぶれ・発疹・フケ
  • 頭痛、めまい
  • 心拍が早くなる、胸痛
  • 手足のむくみ、接触皮膚炎、湿疹

などがあります。

またミノキシジル外用薬には、1%、3%、5%などの濃度がありますが、濃度が高まれば副作用を発症する確率も高まります。

次に、ミノキシジル内服薬の副作用には、

  • 全身の多毛症
  • 頭痛、めまい、動機、息切れ
  • 低血圧
  • 腎不全、皮膚の硬化

などがあります。また多臓器不全などの重篤な副作用のリスクもあるとされています。

このようにミノキシジル内服薬には重篤な副作用を発症することもありますが、医師の指示に従って服用してる場合には、そのリスクは限りなく低くなります。

このように、AGA治療薬には、様々な副作用のリスクがあります。

そのため医師の指示の下で使用することが安全性を担保しつつも、最大の効果を引き出すことができます。

AGA治療は保険がきく?

残念ながらAGA治療には、健康保険は適用されません

そのためAGA治療は自由診療となり、クリニックによって治療費用が異なります。

同じフィナステリドを処方してもらっても、料金が違います。

自由診療なので全て自己負担となりますし、治療期間が6ヵ月以上と長期になります。

クリニックによる治療薬の価格差が小さくても長期となれば別です。

同じ治療薬なら、より安いクリニックを選びましょう。

また、AGAの治療費は医療費控除の対象になりません。

AGAは健康に悪影響を与えるものではなく「健康維持を目的とした医浪費控除の対象にはふさわしくない」とうのが、その理由です。

ただし病気による脱毛でれば、医療費控除の対象になる場合があります。

このようにAGA治療は、保険も効かず、医療費控除の対象にもなりません。

治療費を抑えるためには、クリニック選びは重要です。

ハゲがAGAなら早めに病院に相談を!

AGAシャンプー④

あなたのハゲがAGAである可能性が高いと感じているなら、早めに病院で診察してもらいましょう

というのは、AGAは進行性であるので、何も手当をしないと日々進行していくからです。

現状は頭皮が透ける程度でも、すぐにスカスカの頭皮になってしまいます。

また、病院を選ぶ際には、一般の皮膚科でも診察はしてくれますが、あまりオススメしません。

一般の皮膚科では、皮膚炎などを専門としており、AGAの専門医がいるわけではないのが理由です。

AGAには様々な症状があり、症状によって処方薬も変わります。

より早く治療の効果を引き出すには、多くの症例に接している専門医の治療を受けることがおすすめです。

あなたの症状に合わせた治療薬を処方してもらえるでしょう。