あなたの毛根は大丈夫?危険度チェックリスト&今すぐできる対処法

髪の毛は毎日抜けます。抜け毛の本数もそうですが毛根も気になるものです。

特に毛根の形などが以前と変化したという実感がある人は、薄毛の進行を気にする人が多いです。

毛根の形はいろいろあり、その状態によって薄毛への危険度は変わります。

自分で改善できるもの、また、場合によってはすぐに専門家へ相談すべきケースなど、さまざまです。

この記事では毛根の形からわかる頭皮の状態、自分でできるヘアケアのポイント、頭皮ケアにおすすめの製品などをご紹介します。

あなたの毛根は正常?弱い?見分け方を知ろう

正常な抜け毛の毛根は丸い球体の形をしていて、髪の毛全体の形状はマッチ棒や植物のつくしのようになっています。

抜け毛の毛根は髪や頭皮の状態を知ることができる大事な情報源です。

ここでは毛根の形での健康状態の見分け方をご紹介します。

正常な毛根とは?白い?黒い?

髪が抜けると毛根も一緒に抜けます。その時の正常な毛根の色は白いです。色が黒い場合は薄毛やハゲにつながる恐れがあります。

抜け毛の毛根が黒い原因は2つあり、ヘアサイクルの乱れが起きているか、頭皮の血行不良が起きているかのどちらかです。

ヘアサイクルとは髪の成長サイクルのことで、正常な場合、生える~成長~抜けるというプロセスが約2~6年周期でおこっています。

実は、正常な周期のヘアサイクルでは毛根に色素の減少が起こります。

髪の成長と共に、色素細胞から髪の毛へ色素を供給していますが、これが終了することで髪の毛根部分が黒から白へ変わっていきます。

そのため抜け毛の毛根が白いというのは、髪の毛がしっかりと成長を終えた証といえます。ところがヘアサイクルが乱れるとこの周期が短くなり、髪が成長しきる前に抜けてしまいます。

色素細胞が色素の供給を終える前に髪が抜けているため、毛根は黒いままになっているわけです。

たとえヘアサイクルが正常でも、頭皮が血行不良になると毛根が黒いまま抜けることがあります。

血行不良によって色素細胞が黒く変色してしまうためです。頭皮が硬くなると血行不良になりやすいですが、栄養が毛根まで行き渡らずに髪の成長が阻害され、やはり薄毛の原因になってしまいます。

正常な毛根の寿命は?

髪の毛1本単位で考えると、正常なヘアサイクルの4~6年という寿命になります。ただ、毛穴という単位で考えると毛母細胞の寿命と言い換えられます。

毛乳頭から指令を受け取った毛母細胞は細胞分裂を始め、毛母細胞が2個に分裂すると片方は毛母にとどまり、もう片方は角化して髪の毛になっていきます。

ちなみに角化とは活動が停止して硬くなった細胞のことです。毛母細胞は細胞分裂回数が限られていて40~50回が限度といわれており、これを超えると細胞分裂で髪が生えることはなくなります。

通常は2~6年に1回のペースで細胞分裂がおこなわれるため、2年×40回=80年、正常な場合は最低80年の寿命があります。

ただ、AGA(男性型脱毛症)発症などによって細胞分裂の間隔が短くなると、最低80年ある寿命が40年や20年になってしまいます。

毛根の白い玉の正体は?

毛球」と呼ばれていて、毛母細胞やメラニン細胞が存在しています。

髪の毛がまだ頭皮内での成長期段階では毛乳頭も加わり大事な役割を果たす部分です。

毛母細胞は、頭皮の血管近くにある毛乳頭から栄養分や成長の指令を受けて増殖し、つくられたケラチンタンパクが積み重なることで髪の毛を伸ばします。

メラニン細胞は髪の毛に色素をつける役割をしています。

メラニン細胞の源である色素幹細胞が破壊されると白髪になります。成長期が終わり退行期に入ると、毛乳頭が委縮して毛母細胞が細胞分裂をやめます。

そのうち毛母細胞と毛乳頭が分離して、毛根の位置が浅くなり、髪の成長がほぼ完全に止まります。

そして新しく生まれてきた髪の毛に押し出されるように毛球部分とともに抜けていくわけです。

毛根が透明なのは大丈夫?

髪が抜けると透明な物体がついている場合がありますが、これは毛根鞘(もうこんしょう)というものです。

頭皮と髪をつなぐ役割をしていて、内毛根鞘と外毛根鞘という2層になっています。

内毛根鞘は髪のキューティクルと噛み合い、外毛根鞘は内毛根鞘を支えています。

外毛根鞘にはバルジ領域という大事な部分も存在します。

抜けた髪の毛に毛根鞘がついてきたとしても、髪はまた生えてきますので心配いりません。

毛乳頭という部分が毛の生成を指示する役割を果たしており、また毛根鞘を再生してくれるからです。

自然な抜け毛の場合は毛根鞘がついてくることはなく、成長途中の髪を無理やり抜いたり、頭皮の状態が不衛生なために抜けてしまう時についてくるため、毛根鞘があることはあまり良いことではありません。

毛根が小さいのは大丈夫?

毛球が委縮してしまっている可能性があります。円形脱毛症や肉体的精神的ストレス、また内分泌系の障害や薬の副作用による急激な抜け毛などでみられる症状です。

毛母細胞が正常に働いていない、薬などで細胞分裂が抑制されている、毛乳頭が活性化しておらず発毛指令が上手く送られていない、血行不良により必要な栄養が毛根へ行き届いていないことなどが考えられます。

放っておくとヘアサイクルが短くなり、薄毛が進行するため注意が必要です。

マッサージなどの頭皮ケアやストレス対策で改善の余地はありますが、円形脱毛症は自己免疫疾患のため、多発型などに移行した場合などは皮膚科などの専門医での治療が必要な場合もあります。

ちなみに円形脱毛症で髪の毛をつくるために必要な細胞が死ぬことはないそうです。

毛根がないのは大丈夫?

毛根が完全にない場合は、血行不良、ストレス要因の精神的脱毛など自己改善が可能なものの他に、無理やり引き抜かれた抜去毛、毛根部分の上でちぎれる断毛、円形脱毛症、女性に多いびまん性脱毛症、AGAなどの可能性もあり注意するべき状態です。

円形脱毛症は原因によっては時間の経過とともに治っていきますが、多発性円形脱毛症や全頭型円形脱毛症へ悪化すると治療が必要になり、しかも非常に時間がかかるため注意が必要です。

ちなみにホルモンバランスの崩れやヘアサイクルの異常で発症するといわれるびまん性脱毛症ですが、大きく分けて「FAGA(女性の男性型脱毛症)」と「休止期脱毛症」の2タイプあり、両方とも生活習慣の見直しやで頭皮ケアなどで、症状が改善する場合もあるそうです。

毛根にひげのようなものがついているけど何?

角化していない毛根鞘です。広汎性脱毛根といわれ、広い範囲で頭皮に問題が起きている時に現れる形です。

ヘアサイクルの途中で髪が抜けてしまっている状態ですが、すぐに薄毛になるわけではありません。

ホルモンバランスの乱れ、ビタミン、ミネラルなどの不足、血行不良などで起きますので、頭皮環境を見直せば充分改善の余地があります。

ただ、放置すると皮脂が原因の脂漏性脱毛症(しろうせい)や乾燥が原因の粃糠性脱毛症(ひこうせい)になってしまいます。

過剰な皮脂や大量のフケが毛穴を塞ぐと毛穴周辺の頭皮の常在菌が異常繁殖します。そうなると毛根部近くまで炎症が起きてしまい激しいかゆみや痛みが出てきます。

ここまでくると、皮膚科で外用抗真菌剤や抗ヒスタミン剤の投与を受ける必要が出てくるので注意です。

毛根が死ぬってどんな状態?復活することはある?

毛根がまったく育たない状態です。毛母細胞などが深刻なダメージを受け死滅してしまった状態以外は、細胞自体が機能していない、弱っている場合が多いです。

ここでは毛根が示す頭皮の状態や弱った毛根の復活法をご紹介します。

毛根が弱い・細いのは要注意のサイン

毛根は髪の毛の健康状態が最もよくわかる部分です。

ヘアサイクル成長期の毛根は髪の生成をコントロールする毛乳頭とつながっていて、退行期に入り毛乳頭から切り離されるまで、しっかりと栄養分を受け取れる位置にいるからです。

毛根が弱い、細いというのは、十分な栄養が受け取れていないということが現れたもので、毛乳頭などが機能低下を起こしていたり、頭皮環境が悪いことを示しています。

何も対策しなければ完全に機能が停止してしまい、その毛穴からは毛が生えてこなくなります。死んでいるのと変わらない状態になってしまうわけです。

毛根の微細な変化かもしれませんが、注意深く観察して◆発しているサインに気づくことはとても重要なことです。◆

毛根が復活する方法はある?

毛根は丸い球体の形がベストの状態です。頭皮ケアや薬などでの治療でこの状態に戻すことは可能です。

ただし細胞も老化していきますので、若い年齢、早い段階から始めることが重要です。

毛乳頭や毛母細胞が弱っていて上手く機能していない場合は、頭皮マッサージなどの頭皮ケア、食生活の見直し、運動の実施や睡眠不足解消といった生活習慣改善などをおこなうことで頭皮環境が改善すると、毛根もある程度復活します。

休止期のままの毛包が増えるというAGAの場合は、「毛髪再生治療」という毛包内部にある髪の毛をつくる幹細胞の働きを活性化させる治療法があります。

毛髪再生治療にはいくつもの方法があり効果も様々なので、専門医への相談が必要です。

現在は、完全に死滅した毛根復活は不可能ですが、近年話題のiPS細胞を使った毛髪再生治療の研究もされており実用化が期待されています。

毛根はそもそもヘアサイクルを繰り返している

ヘアサイクル(毛周期)とは、髪が生えてから抜け、また生えてくるまでの周期のことです。

正常なヘアサイクルは3~6年で、その中で成長、退行、休止という期間があり、サイクル自体は一生で約15回ほど繰り返すといわれています。

一般的に男女差があり、男性は3~5年前後、女性は4~6年前後です。女性はエストロゲンという女性ホルモンが男性に比べて多く分泌されるため、その影響で毛根の寿命が長くなっていると考えられています。

1回のヘアサイクルが終わると毛根は髪の毛と一緒に抜け落ちますが、再び生まれてきます。

毛乳頭や毛母細胞、その毛母細胞に変化するCD34陽性細胞が存在している外毛根鞘が機能していれば新しい髪の毛が生えてくるからです。

毛根を正常に戻すための3つのステップ

弱っている毛根を復活させるには、頭皮の環境改善や食べ物などによる体の中からの栄養補給などが必要で、頭皮マッサージもとても有効な方法です。

ここでは必要不可欠な3つのステップと、それらを強力にアシストしてくれるおすすめの製品をご紹介します。

ステップ1.頭皮の環境を改善する

環境が良い土壌からは元気な植物が育つのと同じで、良い髪の毛を育てるには良い頭皮環境が必要です。

育毛剤などの良いものをどれだけ使用しても、肝心の頭皮に受け入れる態勢が整っていなければ効果は激減します。

ちなみに環境改善で頭皮に変化を感じるには最低3ヶ月は必要といわれていますので、地道な継続が必要です。

頭皮も皮膚なので新陳代謝によるターンオーバーが起こっています。古い細胞が角質になって剥がれ落ち、新しい皮膚になっていくことをいいますが、この乱れを整えるだけでも健康な頭皮に近づきます。

生活習慣の改善や育毛剤の使用、シャンプーの変更や頭皮の洗い方を変えてみるなど環境改善の方法は様々です。なかでもシャンプー選びは重要です。

頭皮環境改善におすすめのシャンプー:チャップアップシャンプー

チャップアップシャンプー

医薬部外品の製造、販売をおこなう育毛剤ブランド株式会社ソーシャルテックが、毛髪診断士と共同開発をした育毛シャンプーです。

ノンシリコンですがアミノ酸系による洗浄成分を配合していて、弱酸性で頭皮に優しいシャンプーです。

適度な洗浄力があるので、汚れや不必要な皮脂をしっかり取り除いてくれます。

その他に頭皮の保湿効果、血行促進効果や消炎効果、抗炎症効果があるオーガニック成分が入っています。

髪のコンディショニング成分も配合されているので、髪の毛自体の保護にも有効です。

口コミなどでは「頭皮の乾燥がなくなった」「抜け毛が減った」などの感想があります。

このシャンプーは頭皮環境改善を目的とした製品で、発毛効果は保証していませんので目的を間違えないように注意です。

ステップ2.内側から栄養を補給する

シャンプーや育毛剤など体の外側からのケアと同時に、内側から食べ物などで足りない栄養素を補給することも欠かせません。

人間は生命維持のための機能が備わっており、必要な箇所から栄養を使うようになっています。

そのため元々の栄養補給が足りていなければ、いくら血流がよくても髪に届かないのです。

必要な栄養素でいうと髪の原材料になるたんぱく質、たんぱく質から髪を作るアシストをするミネラルの亜鉛、頭皮や髪の健康を守るビタミンの3つで、髪には特に大事な栄養素です。

その他にはストレスを緩和してくれるカルシウム、血行を改善するオメガ3脂肪酸、髪の成長を促進する成分を増加させるカプサイシンなども髪に良いといわれています。

食べ物からは十分な量を摂取しづらい場合、サプリメントを上手く活用することも理にかなった方法です。

毛根への栄養補給におすすめのサプリ:SHEEサプリメント

SHEEサプリメント

東京にある株式会社PBJグループが開発販売するサプリメントです。

イタリアの企業が開発した脱毛分子(DHT、ジヒドロテストステロン)の分泌を抑制する「ビュリクシール」と、新陳代謝や血行を促進して、冷え性改善や美容効果が期待できる「ヒハツエキス」が配合されています。

ビュリクシールの最大のメリットはAGAを引き起こす要因になる5αリダクターゼの作用を抑え「ハゲホルモン」といわれる「ジヒドロテストステロン」の発生を防いでくれる効果があることです。

抗酸化作用や抗炎症作用もあり、6種類の天然オイルをブレンドしたものなので、そのまま飲むことも可能だそうです。その他にビュリクシールと同じく5αリダクターゼ抑制作用がある亜鉛も配合されています。

ステップ3.頭皮のマッサージを行う

頭皮の下には前頭筋、側頭筋、後頭筋という筋肉と、帽状腱膜という膜があります。

帽状腱膜はもちろんですが、この3つの筋肉を腕や足のように自由に動かすことは難しく、動かさないと加齢やストレスなどで萎縮していきます。

そうなると「頭皮が突っ張った状態」となり、帽状腱膜が薄く硬くなって血流が悪くなります。

それを防ぐために頭皮は手などを使ってマッサージする必要があるのです。

頭皮マッサージには血行促進、頭皮の柔軟化、毛穴詰まりの改善、たるみ引き締め、リラックス効果、ツボを刺激することで得られる目の疲れ改善など、良い効果がたくさんあります。

おこなうタイミングはいつでもいいですが、朝起床後や育毛剤の塗布後など頭皮が柔らかくなっている状態では効果が高いのでおすすめです。

頭皮マッサージにおすすめのローション:ALL ON SCALP

ALL ON SCALP

株式会社アラン・プロダクツが開発した育毛剤とブースターのセット製品です。

令和元年の6月に発売され、厚生労働省が認めた製品で反響が大きいそうです。

特徴は、2019年時点で育毛に良いとされ育毛剤で使用されている注目成分を全配合しており、155種類配合というのは業界初だそうです。

国立大学が研究配合に成功した「フラバンジェノール」という、フランスでは医薬品として使用されている注目成分も配合され、成分を浸透しやすくするため硬くなった頭皮を柔らかくさせる「SST理論」という先進的テクノロジーも使われています。

育毛剤には相性があり、配合成分とピッタリ合ったときに効果が発揮されます。

そのため、自分に合う成分を見つけるまでにかなりの費用や時間を浪費しがちですが、そんな無駄を省いてくれることもこの製品のポイントです。

心配なら専門家に相談するのがおすすめ

育毛剤や育毛シャンプーなどの使用は薄毛には効果的ですし、頭皮マッサージなど自分でのヘアケアは確かに有効ですが、育毛は長い時間が必要になるため、すぐには結果が出ないものです。

そうなると、不安になって途中で辞めてしまったり、自分の状態や原因に合わない製品を使い続けてしまうことも多いです。

そんな時はやはり専門家に相談するのがおすすめです。

育毛の専門家というと「リーブ21」や「アデランス」などの育毛専門サロンなどを思い浮かべやすいですが、その他にも皮膚科の医師や、日本臨床医学発毛協会というところが資格認定している発毛診断士という人達などがいます。

専門家に相談することで自分に最適なヘアケアの方法を知ることができます。

おすすめのクリニック:AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニック

東京秋葉原にある薄毛治療の専門病院です。来院治療だけでなくスマホアプリを使った「テレビ電話診療」という遠隔診療を取り入れたことでも話題です。

特徴としては「プライバシー徹底重視」「顧客の立場に立った診療と費用」です。

薄毛治療は「他の人に見られたくない、気まずい」と思う人も多いです。

AGAヘアクリニックではプライバシーを保つため40を超える個室があり、待合室兼診察室になっています。

カウンセリング、医師による診察、薬の処方、会計まで全ておこなわれるため、他の患者さんと会うことがありません。

治療方法は薬のみですが、医学的根拠がハッキリしていて、多くの人に効果があるものだけを扱っています。

ホームページにも記載されていますが、料金は月5,500円~31,000円で、他に比べて2割~3割ほど安いそうです。

「治療が不要な人は不要と言ってもらえる」「自分が希望した薬のみを処方してもらう事も出来るので、治療費も自分に合わせられる」などの口コミもあります。

毛根を毎日チェックして薄毛の進行を阻止しよう!

抜け毛の毛根は頭皮や髪の健康のバロメーターです。

正常な白く丸い球体の形じゃない場合は何かしらの問題が起きていることが考えられ、放っておくと髪も細く薄くなっていき、AGAなどでヘアサイクルが大幅に乱されると手遅れになることもあります。

細胞が休んでいるだけということも考えられるため諦める必要はありません。

ただ、ヘアケアは早期にとりかかることが何よりも重要ですから、毛根をチェックすることは薄毛リスクを減らす大事な行為といえます。

近年では頭皮や髪に関する研究も進んでいて効果の高いヘアケア製品や育毛方法がいくつも出てきています。

インターネットの発達でいろんな知識や情報も得られますが、効果が出ないなど困った時は、専門家を頼ることもおすすめです。