「冬になると、髪の毛の静電気がなあ…」「髪の毛の静電気を何とかしたい!」。このような悩みをもっている人はいませんか?
この記事では、髪の毛の静電気にまつわる悩みを解決します。髪の毛の静電気を改善するためにおすすめのヘアオイル・トリートメント・ドライヤー・シャンプーも紹介します。
具体的には、以下の順番で詳しく解説していきます。
- 髪の毛の静電気がひどい原因
- 髪の毛の静電気を除去する方法やおすすめグッズ
髪の毛の静電気がひどい原因はなぜ?春・夏でも起こる?
髪の毛に静電気が発生する原因には、「乾燥」が大きく関係しています。
ここでは、髪の毛の静電気がひどい原因を4つ紹介しています。以下の原因が当てはまっていないか、確認してみてください。
髪の毛の静電気がひどい原因①髪の乾燥
髪の毛の静電気がひどい原因の1つ目は「髪の乾燥」です。
そもそも静電気は、2つの物体の間に摩擦が生じることで電気が発生して起こります。つまり、髪と何かが接触すると静電気を帯びやすくなるのです。この状態を帯電と言います。
髪の乾燥は、静電気の発生を促します。通常、発生した静電気は、空気中や髪の毛などの水分を通して体外へと放電します。このため、湿度が高めの夏などは、髪の毛に静電気を帯びにくいのです。
髪の乾燥を防ぐには、髪の毛を十分に保湿することが大切です。髪の保湿については、あとの章でおすすめのヘアオイルやトリートメントを紹介しているので、参考にしてください。
髪の毛の静電気がひどい原因②ヘアブラシ・くしの素材
髪の毛の静電気がひどい原因の2つ目は「ヘアブラシ・くしの素材」です。
多くのヘアブラシの毛は、帯電しやすい性質を持っています。さらに、ヘアブラシやくしは直接髪の毛と接触するため、静電気が発生しやすいのです。
似たような性質をもつ物体同士は、静電気を帯びにくい特徴があります。反対に、毛髪と異なる性質を持つ素材のヘアブラシやくしは、静電気を発生させやすいのです。
髪の毛と近い性質を持った獣毛のヘアブラシは、静電気を抑えてくれるのでおすすめです。静電気は髪の毛にとって大きなダメージであり、パサつきや枝毛などの原因でもあります。
髪の毛を美しい状態に保つためにも、普段使っているヘアブラシやくしの素材にも注意してみましょう。
髪の毛の静電気がひどい原因③服の素材
髪の毛の静電気がひどい原因の3つ目は「服の素材」です。
電気にはプラスとマイナスがありますが、物体(素材)によって、プラス側に帯電しやすいものとマイナス側に帯電しやすいものがあります。これを表にしたものを帯電列と言い、帯電列上で位置が離れている素材同士ほど帯電しやすくなります。
人間の体と電気的に近い性質を持った綿や麻、絹などの天然素材を使った服が、乾燥している秋や冬にはおすすめです。静電気が発生しやすい服の素材の組み合わせは以下の通りです。インナーとアウターを選ぶときは、以下の組み合わせを避けると良いでしょう。
- ポリエステル × ナイロン
- ポリエステル × ウール(羊毛)
逆に、同じ素材の服同士は帯電しにくいので試してみてください。
髪の毛の静電気がひどい原因④部屋の乾燥
髪の毛の静電気がひどい原因の4つ目は「部屋の乾燥」です。
上記でも説明しましたが、体内に帯電した静電気は、水分などを通して体外へと分散されます。水は電気を通すからです。
部屋が乾燥しているということは空気中の水分量が少ないので、体内に帯電しやすくなってしまうのです。これが、秋や冬の季節に静電気が頻繁に発生する理由です。
部屋の乾燥を防ぐための対策としては、加湿器などで室内の湿度を高めることが有効です。秋や冬は部屋を暖かくするだけでなく、湿度にも気を配ってみましょう。
髪の毛の静電気を除去する方法6選&おすすめグッズも
髪の毛に発生した静電気は、パサつきや枝毛などを引き起こし、髪に大きな負担をかけてしまいます。
ここでは、髪の毛の静電気を除去する方法6選とおすすめのグッズを紹介していきます。静電気で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
髪の毛の静電気を除去する方法①ヘアオイルやトリートメントで保湿する
髪の毛の静電気を除去する方法の1つ目は「ヘアオイルやトリートメントで保湿する」です。
静電気は髪が乾燥すると発生しやすくなるので、髪に含まれている水分を外に逃さないことが重要です。そのために効果的なヘアケアグッズが、ヘアオイルやトリートメントです。
ヘアオイルは、髪の表面をコーティングして水分を外に逃さないようにしてくれます。一方でトリートメントは、髪内部のダメージを補修してくれます。どちらも保湿成分を含んでいるものが多いので、静電気対策にはぴったりです。
ただし、ヘアオイルは多くつけすぎると髪がベタつきやすいので、つけすぎに注意しましょう。ヘアオイルやトリートメント選びで悩んでいる人は、ぜひ以下の2つを試してみてください。
おすすめのヘアオイル:リピアミューズパーフェクトヘアオイル
『リピアミューズパーフェクトヘアオイル』は、髪の毛にうるおいを与え、保護してくれるヘアオイルです。
保湿などの効果がある植物オイルを12種類、植物エキスを4種類配合しています。具体的には、アルガンオイルやアボカド油、ホホバ種子油、カミツレ花エキス、ラベンダー花エキスなどです。
美容効果のある植物成分を多く配合している点はもちろん、このヘアオイルの最大の魅力は「香り」です。男女問わず使いやすい「アンナ」と、甘い香りが特徴の「エラ」の2種類があります。目的別に使い分けてみるのも良いかもしれません。
さらに、傷んだ髪の毛をコーティング・保護してくれるシリコンを配合しているため、サラサラとした指通りも期待できます。
おすすめのヘアトリートメント:システムトリートメント
『システムトリートメント』は、「2剤式システム」を採用した画期的なトリートメントで、髪の毛のダメージケアに特化しています。高品質コスメで有名なブランド「QUEEN’S BATHROOM」が手がけています。
トリートメントを2つに分け、ステップ1で髪の毛を柔らかくして、ステップ2で髪の毛にしなやかさとまとまりをもたらします。
ステップ1は、毛髪内部から補修・補強する効果のある成分「加水分解ケラチン」を配合し、髪の毛にハリやコシが生まれます。
ステップ2は、毛髪表面から水分の蒸発を防ぐ効果のある成分「メドウフォーム-δ-ラクトン」を配合しています。髪の毛が保湿され、なめらかな指通りが期待できます。
自宅でもサロン品質のトリートメントを使いたい人におすすめです。
髪の毛の静電気を除去する方法②髪に優しいドライヤーを使う
髪の毛の静電気を除去する方法の2つ目は「髪に優しいドライヤーを使う」です。
シャンプー後にドライヤーで髪を乾かすことは、多くの人にとって習慣の1つでしょう。毎日行う行為だからこそ、やり方を誤ると髪を傷める原因になってしまいます。
ドライヤーは熱で水分を蒸発させ、髪の毛を早く乾かします。ドライヤーは温度が100℃以上のものが多いため、髪の毛にある程度の負担がかかります。
髪へのダメージを考慮するなら、できるだけ熱の温度が低いものを選ぶと良いでしょう。一点に熱を集中させないことも大切です。
さらに、静電気を抑えるためにはマイナスイオン機能を搭載したドライヤーがおすすめです。髪の毛はプラスの電気を帯びやすいため、マイナスイオンで中和して静電気の発生を抑えてくれます。
これらの要素を兼ね備えているのが、以下で紹介するドライヤーです。ぜひ参考にしてみてください。
おすすめのドライヤー:ヒートケア60低温ドライヤー
『ヒートケア60低温ドライヤー』は、60℃の低温で髪の毛をケアするドライヤーです。
一般的なドライヤーから出る熱は約120℃で、中心にいくほど熱くなる特徴があります。このドライヤーは60℃と低温なので、髪の毛に与える負担を極力抑えることができます。
さらに、熱が分散するため、髪の1箇所だけに熱が集中する恐れがほとんどありません。60℃はトリートメントを浸透させる上で理想の温度と言われているので、上記で紹介したトリートメントと併用してみるのもおすすめです。
温度が低いと髪の毛が乾きにくいと思われがちですが、熱が分散されているので乾くのが早いと好評です。もちろん、マイナスイオンも搭載しています。
髪の毛のパサつきや傷み、静電気に悩んでいる人にぴったりのドライヤーです。
髪の毛の静電気を除去する方法③静電気が起きにくいブラシを使用する
髪の毛の静電気を除去する方法の3つ目は「静電気が起きにくいブラシを使用する」です。まず、ヘアブラシで髪の毛をとかすメリットは主に以下の3つです。
- 毛髪についた汚れ(古い角質・皮脂・ホコリなど)が落ちる
- 髪にツヤが出る
- まとまりのある髪になる
ヘアブラシの毛は主に、獣毛・プラスチック・木の3種類があります。この中でも、静電気対策として有効なのは獣毛です。獣毛は水分を含むため、髪の毛の乾燥を防いでくれます。
また、髪の毛の絡みを取り除いてくれるので、毛髪同士に生じる摩擦も軽減してくれます。いきなり根元からブラッシングするのではなく、毛先から少しずつ根元の方に、髪のもつれをほどきながらブラッシングをしましょう。
特に、髪の毛の静電気を除去するためには、以下のヘアブラシがおすすめです。
おすすめのヘアブラシ:メイソンピアソン
『メイソンピアソン』はイギリスのハンドメイドブラシを扱うブランドです。一つ一つ職人が手作業で作るため、高品質で多くの人に愛用されています。
メイソンピアソンのヘアブラシがおすすめな理由は次の2点です。
- 猪毛を使用している
- クッション性パッドを使用している
猪毛は一般的なヘアブラシに使われている豚毛に比べてやや硬いため、髪の毛が絡まりにくく、ブラッシングをしやすいという良さがあります。
さらに、猪毛などの獣毛には適度な水分と油分が含まれ、髪の毛になじみやすいです。使えば使うほど味が出て、ブラシの毛がしなやかになっていきます。
クッション性パッドは、ちょうど良い刺激を与えつつ、頭皮の血行を良くすることができます。血行が良くなると、髪の毛に十分な栄養が行き渡りやすくなります。
ヘアブラシ選びで悩んでいる人は、試してみてはいかがでしょうか。
髪の毛の静電気を除去する方法④ヘアスプレーを活用する
髪の毛の静電気を除去する方法の4つ目は「ヘアスプレーを活用する」です。
ヘアスプレーは、シュッと吹きかけるだけで髪の毛に潤いを与えてくれる便利なヘアケアグッズです。香りにこだわっている商品が多く、香水代わりにもなります。
毛髪を補修・保護する成分を配合しているものもあり、洗い流さないトリートメントのような使い方もできます。サイズがコンパクトなので、持ち運びにも最適です。
ヘアスプレーを選ぶ際、保湿成分が配合されているかをチェックしましょう。あとは用途に合わせて、香りや補修成分などで判断しましょう。
ヘアスプレーはトリートメントやシャンプーに比べて値段が安いため、髪の毛の静電気対策としては試しやすいのでおすすめです。
髪の毛の静電気を除去する方法⑤乾燥しにくいシャンプーに変える
髪の毛の静電気を除去する方法の5つ目は「乾燥しにくいシャンプーに換える」です。
毎日シャンプーをする人がほとんどでしょう。では、あなたが現在使っているシャンプーにはどんな成分が配合されていますか?
髪の毛の静電気を防ぐには、ヘアオイルやトリートメントの紹介でも説明しましたが、何よりも「保湿」が効果的です。シャンプーを選ぶときは、保湿成分が含まれているか着目しましょう。あくまで参考ですが、植物系成分は保湿効果のあるものが多いです。
保湿成分以外にも、髪の毛や頭皮に優しいアミノ酸系洗浄成分が配合されているものがおすすめです。以下で男女別におすすめのシャンプーを紹介しているので、ぜひご覧ください。
おすすめのシャンプー(男性用):アデランス薬用スカルプシャンプー
『アデランス薬用スカルプシャンプー』は、ハリやコシのある髪の毛に導いてくれるシャンプーです。乾燥肌や脂性肌などの肌質に合わせたタイプのバリエーションが豊富です。
頭皮に与える刺激が低いアミノ酸系洗浄成分を3種類配合しています。高濃度配合により、男性特有の毛穴に詰まった皮脂汚れをしっかり洗い流してくれます。低刺激と高い洗浄力を両立している点が魅力です。
頭皮環境を整えて髪の毛を保湿する成分である「ハス種子乳酸菌発酵液」や「環状オリゴ糖CD」なども配合しています。天然由来なので、髪や頭皮にも優しいです。
さらに、髪の毛にハリ・コシ・ツヤを与える「ε-ポリリジン10%溶液」や「ウメ果実エキス」も配合しており、髪の毛の内部からサポートしてくれます。
おすすめのシャンプー(女性用):サボンモーヴ
『サボンモーヴ』は、リンスやコンディショナー不要のスカルプケアソープです。シャンプーとしては珍しい石鹸タイプがで、濃厚な泡で髪の毛を優しく包み込んでくれます。
女性に嬉しい美髪に導いてくれる成分のポリフェノールやアルガンオイル、海藻エキス、パンテノールなどを配合し、髪が本来持っているツヤやコシを取り戻してくれます。
これらの成分は保湿効果も高いので、髪の毛に潤いを与えて静電気の発生を抑えてくれるのも魅力です。泡がきめ細かく、泡立ちに優れているため、美髪成分が毛根にしっかり浸透して弾力のある頭皮にしてくれます。
マンダリンオレンジやレモンなどのシトラス・ウッディ系の香りもおすすめポイントです。シャンプー選びに悩んでいる女性にぴったりです。
髪の毛の静電気を除去する方法⑥ドラッグストアのグッズを活用する
髪の毛の静電気を除去する方法の6つ目は「ドラッグストアのグッズを活用する」です。
静電気を抑えるためには、上記で紹介したヘアオイルやシャンプーなどがおすすめですが、あまりコストをかけたくない人もいるかもしれません。
そんな人におすすめなのが、ドラッグストアで販売されている静電気対策グッズです。最近は、ドラッグストアや薬局でも数多くの商品が並んでいます。
具体的には、シャンプー・ヘアミスト(へアスプレー)・洗い流さないトリートメントなど、実に様々です。高品質のものが多く、手頃な価格で手に入れられる点が魅力です。
手軽に静電気対策をしたい人は、市販のグッズから試してみましょう。
髪の毛のひどい静電気は毎日のケアで予防しよう!
静電気は髪の毛にとって大きなダメージになりますが、正しい方法で対策すれば美しくまとまった髪を手に入れることもできます。
特に、空気が乾燥している冬は静電気で悩む人がとても多いです。体を温かくすることも重要ですが、髪の毛が乾燥しないように日々ヘアケアをすることも大切です。
髪の毛の乾燥は、静電気を発生させやすくするだけではありません。パサつきや切れ毛、枝毛など様々な悪影響も及ぼしてしまうため、春や夏であっても季節を問わず保湿することを心がけましょう。
上記で紹介したヘアオイルやヘアブラシ、シャンプーを使うと、静電気対策はもちろん、髪の毛にとっても良いことばかりです。気になった方は、ぜひ試してください。