薄毛や抜け毛を感じたり、予防したいときに、結局のところ何をすればいいかわからないということはありませんか?
食べ物やサプリメント、薬を処方してもらうなど、髪の毛を生やす方法はたくさん溢れています。一体、どれが最も効果的なのでしょうか。
今回は髪の毛を生やす方法を網羅的に紹介し、それぞれの特徴を紹介します。あなたにぴったりな方法が必ず見つかるはずです。
目次
髪の毛を生やす・増やす方法8選!抜毛症への効果も
この章では、髪の毛を生やす方法を具体的に8つ紹介します。この中にあなたにぴったりの方法があるでしょう。
「食べ物からの効果」「運動などの身体的な行動からの効果」「サプリメントの効果」「育毛剤や発毛剤の効果」「薬による治療の効果」について、詳しい内容を紹介します。
髪の毛を生やす・増やす方法①髪に良い食べ物を食べる
髪を生やす方法の一つ目は髪にいいとされている食べ物を食べることです。髪にいいとされている食品を紹介していきます。
大前提として髪にはバランスのいい食事が必要なことは知っておきましょう。そのため紹介した食品ばかり食べるのではなくバランスのいい食事を心がけましょう。
髪にいいとされている栄養素は3つあります。それぞれについてみていき、その栄養素が多く含まれる食品を紹介します。
タンパク質
まずはタンパク質です。タンパク質は髪の主成分であるケラチンを生成するのに必要な栄養素です。タンパク質は肉や卵、魚に多く含まれています。
その中でも鶏肉は良質なタンパク質を摂れるのでおすすめです。またタンパク質を含む食品には脂質が多く含まれるものもあります。健康の観点からも脂質の取りすぎには注意が必要です。
亜鉛
2つ目は亜鉛です。亜鉛はタンパク質からケラチンに変えるために必要なミネラルです。亜鉛が多く含まれるのは牡蠣です。
牡蠣は苦手という方にはレバーやカシューナッツ、納豆も亜鉛が多く含まれる食品です。
注意点としては亜鉛は水溶性のミネラルのため加熱調理をすると亜鉛が外に出てしまいます。煮込んでスープも一緒に食べれるものや生で食べるなど調理に工夫が必要です。
ビタミン
最後はビタミンです。髪を生やすのに効果的なビタミンはビタミンB2、B6、Eの3つが代表的です。
ビタミンB2、B6は細胞の代謝促進に効果があります。多く含まれる食品はビタミンB2ではレバーや大豆、ビタミンB6は肉類やマグロです。
ビタミンEは血管を拡げる効果が期待できます。そのため頭皮の血行不良改善に効果があります。ビタミンEが多く含まれる食品は魚類やごまです。
髪の毛を生やす・増やす方法②ツボ押しをする
続いては髪を生やすのに効果的な方法としてツボを押しをするというのがあります。みなさんも一度は何かしらのツボを押した経験はあるでしょう。
今回は髪を生やすのに効果的なツボを3つご紹介します。
百会
まず一つ目は百会(ひゃくえ)と呼ばれるものです。百会は頭頂部のややへこんだ部分にあります。
百会は自律神経と直結しているツボのため内臓や血管などの働きを整えてくれます。そのため身体全体にいい効果が期待できます。特に百会は抜け毛や薄毛、頭痛や痔に効果的です。
天柱
二つ目は天柱(てんちゅう)と呼ばれるツボです。天柱は首筋にある、うなじのくぼみよりやや内側にあります。
天柱は精神疲労や肩こりの解消に効果があります。血行循環をよくする効果があるため、髪を生やすのに効果的とされています。
風地
最後は風地(ふうち)と呼ばれるツボです。風地は天柱から指一本程度外側にあり、うなじのくぼみにあります。
風地も天柱と同じく血行促進に効果があるとされています。天柱と合わせて押すことが効果的です。
ツボの押し方
これらの押し方ですが、とても単純で簡単です。気持ちがいいと感じる程度に押して離すを30回程度繰り返してください。
ツボは髪を生やす以外にも、ストレス解消や疲労回復など、さまざまな効果が期待できるためおすすめの方法です。
髪の毛を生やす・増やす方法③運動をする
髪を生やす方法の3つ目は運動をすることです。運動も髪を生やすことに効果的と言われています。運動をすると血流が良くなるため、髪を生やすことにも効果的です。
では具体的にどのような運動がいいのでしょうか。髪を生やすためには筋トレよりも有酸素運動がいいとされています。有酸素運動は筋トレよりも血流改善に効果があるためです。
どういった有酸素運動を行うのがいいでしょうか。あまり運動をしてこなかった人はウォーキングから始めるのがいいでしょう。体力に自信のある方はジョギングがおすすめです。
ウォーキングは毎日1時間程度行うことを目標にしましょう。継続的に行うことがとても大切です。
もし仕事等の関係で時間があまり取れない人はその生活に取り入れられる形で自分に合った頻度と時間を選択すればいいでしょう。
髪の毛を生やす・増やす方法④サプリメントを飲む
サプリメントは購入費用がかかりますが、手の出しやすい方法と言えるでしょう。
髪を生えさせることに関係するサプリメントは2つに分類されます。一つは髪の成長に必要な栄養素を補完するサプリメントです。もう一つは抜け毛や血行不良などを改善するサプリメントです。
髪の成長に必要な栄養素を補完するサプリメントは、タンパク質・亜鉛・ビタミンが含まれるサプリメントを指します。
では抜け毛や血行不良の改善するサプリメントにはどういった成分が含まれているものなのでしょうか。ここでは代表的な3つの成分をご紹介します。
ノコギリヤシ
一つ目はノコギリヤシと呼ばれるヤシ科の植物です。ノコギリヤシには抜け毛の原因となってしまう5-αリダクターゼという成分を抑える効果が期待できます。
イソフラボン
二つ目は大豆に含まれているイソフラボンという成分です。イソフラボンはエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンと同じ働きをします。そのため抜け毛に影響する男性ホルモンの働きを抑える効果が期待できます。
高麗人参
最後は高麗人参です。高麗人参は漢方としても有名です。高麗人参は血行不良の改善に効果が期待され、髪の毛の成長にも効果があります。
これらの成分の入っているサプリメントを飲むことで足りない栄養素を補ったり、抜け毛や薄毛の進行を抑える効果が期待できます。
髪の毛を生やす・増やす方法⑤シャンプーを変える
最近では育毛を目的としたシャンプーが数多く販売されています。もし髪を生やしたい、増やしたい場合は育毛シャンプーに変える方法があります。
ではどの育毛シャンプーに変えるべきなのでしょうか。
育毛シャンプーの効果について最初に紹介しておきます。育毛シャンプーはシャンプーなので汚れを落としてくれます。頭皮を綺麗で健康な状態に保つことが育毛シャンプーの効果です。
健康で綺麗な頭皮は髪が生えやすくなるため、育毛の効果が期待できるのです。育毛シャンプーを選ぶポイントは「洗浄力」です。
育毛シャンプーの選び方は?
「洗浄力」は強ければ強いほうがいいというものではありません。ちょうどいい適切な「洗浄力」が育毛にとってはいいのです。
「洗浄力」が強いと汚れを落とす力は強いですが、必要以上に皮脂も落としてしまいます。この皮脂が少なくなってしまうと、フケやかゆみのような頭皮のトラブルが発生します。
頭皮のトラブルが発生していると頭皮は健康とは言えず髪が生えやすい環境を作り出すことができません。
育毛シャンプーを買う際には成分表に「アミノ酸系」か「ベタイン系」を選ぶことがおすすめです。わからない場合は店員さんに相談しましょう。
髪の毛を生やす・増やす方法⑥育毛剤を使う
髪を生やす、髪を増やすことの代表格の一つは育毛剤を使うことでしょう。育毛のことを考えたときに真っ先に頭に浮かぶのは育毛剤か発毛剤ではないでしょうか。
ここでは育毛剤を使用することについてのいい面、悪い面について紹介していきます。
育毛剤には、頭皮を健康で清潔に保つことで髪が育ちやすい環境を作り出す効果があります。また薄毛の予防をしてくれる成分が配合されていることがほとんどです。
育毛剤のいい面は何と言っても髪を成長させるために必要な成分が含まれていることです。最近では研究が進んでいることもあり、即効性のある育毛剤も登場しているようです。
では反対に悪い面はなんでしょうか。育毛剤は基本的に長期間使用することによって効果が発揮されるものです。そのため効果を実感するために個人差はありますが、数ヶ月〜数年必要と言われています。
また長期間使用するため金銭的なデメリットも大きいです。これはサプリメントでも同じことが言えますが、育毛剤のほうが高価な場合がほとんどなためインパクトは育毛剤のほうが大きいでしょう。
髪の毛を生やす・増やす方法⑦発毛剤を使う
育毛剤の次は発毛剤の使用について紹介していきます。発毛剤は育毛剤との違いはどこにあるのでしょうか。
育毛剤は髪を育てて抜け毛を防ぐ効果がありましたが、発毛剤は脱毛している場所から新たに髪を生やす効果があります。
発毛剤は血行を促進して栄養を細部まで巡らせ、発毛を促進する効果があります。また髪の毛を作り出すところを活性化させ、発毛を促す効果もあります。
発毛剤には国が認可している「ミノキシジル」という成分が含まれています。この「ミノキシジル」が上記で説明した発毛効果を生み出してくれています。
「ミノキシジル」は発毛剤にしか含むことができないと決められています。そのため育毛剤には含まれていません。本気で髪の毛を生やしたいなら、「ミノキシジル」配合の発毛剤を使うことが重要です。
では発毛効果が期待できる発毛剤には悪い面はないのでしょうか。発毛剤には深刻な副作用が起きる可能性があります。
それは動悸や頭痛などの身体的副作用と抑うつ感の精神的副作用です。こういった重篤な症状になる副作用があることが最大のデメリットと言っていいでしょう。
髪の毛を生やす・増やす方法⑧クリニックで薬を処方してもらう
最後はクリニックなどで薬を処方してもらう方法について紹介します。専門機関でちゃんと診断して正しい方法で治療することが、一番効果的です。
クリニックでの流れはまず問診、カウンセリングを行います。ここで悩んでいることや疑問点をぶつけましょう。問診までは無料のところが多いです。
その後に写真撮影をします。これは発毛効果が出ているのかを比較するために使用します。そのあとは実際の治療方針や費用について説明があります。
薬を処方してもらい家にてケアをして、だいたい1ヶ月に一回程度の通院がほとんどです。また副作用についても症状が出ていないかを診断してもらえます。
個人差はありますが、半年以上続けると効果を実感できる人が多いようです。
髪の毛の治療は保険が適用外となります。そのため通院費や薬代がかなり高額になることもあります。
クリニックに行く際は表面やクリニックの実績などをちゃんと調べた上で行くことがおすすめです。
髪の毛を生やす・増やしたいと思っている10代の方へ
最近では10代でも髪の毛の悩みを持っている人が増えてきているようです。この原因は一体どこにあるのでしょうか。
若い頃から薄毛や抜け毛になってしまうことは、ただタイミング早かっただけで別の病気が隠れているケースは少ないようです。
生活習慣の改善で、10代の髪の悩みは解決できるケースが多いです。では詳しく見ていきましょう。
中学生・高校生など10代の方におすすめの方法
10代におすすめする、髪を生やす・増やす方法は生活習慣の改善が最も効果的です。生活習慣の改善と言われても何をすればいいのかと思ってしまう人もいるでしょう。
生活習慣の中で改善を考えることは「食事」と「睡眠」です。この2つが髪の毛の悩みを大きくしているものです。
10代の食事対策
まず「食事」です。食事は本記事でも紹介したタンパク質、亜鉛、ビタミンを多く摂取することが大切です。もし食事の習慣は変えられないのであればサプリメントで補完することで継続できるでしょう。
10代の睡眠対策
次は「睡眠」です。最近の若年層はスマホに依存していると言われています。それに伴い睡眠時間の低下や睡眠時間が遅くなる傾向にあります。
髪の生成には成長ホルモンも大きく関与しています。成長ホルモンは22時〜2時に多く分泌されるため、この時間に深い睡眠に入ってることが大切です。なるべく22時には寝るように心がけましょう。
確実に髪の毛が生える方法を知って、印象を変えよう!
今回は髪の毛が生える方法を8個紹介しました。まず大切なことは髪を生やすことを諦めないことです。個人差があるのは事実ですが必ずあなたに合った髪を生えさせる方法はあります。
そして髪が生えてきたり、増えたときのことを想像してください。自分の印象がガラッと変わるだけでなくメンタルも変わるでしょう。
髪は外見の悩みではありますが、解消されることで外見にも内面にもいい影響があるはずです。諦めずに髪を生やす方法を模索して、チャレンジしていきましょう。