薄毛対策には日々の栄養改善から!とは良く聞きますが、情報が多すぎて、いったいどの食べ物が薄毛に効果的なのかがわからない!という方も多いようです。
そこで今回は、髪の毛に良い食べ物・悪い食べ物を、医師や管理栄養士などの専門家の意見を参考にランキング化しました。
薄毛対策として、有益な食べ物は積極的に取り入れるようにしてみてください。
目次
薄毛対策にOKな食べ物ランキングベスト10【男女両方におすすめ!】
ここでは、薄毛対策にOKな食べ物ランキングベスト10を発表します。
テレビで話題のあの食べ物もベスト10もランキング入り!最新情報を徹底調査しています。早速、髪の毛に良い食べ物を見ていきましょう。
髪の毛に良い食べ物ベスト1:卵
薄毛の予防・改善に最適な食べ物の第1位は卵です。
卵には、髪の健やかな成長に欠かすことができない、ほとんど全ての栄養素が含まれています。髪の元になるタンパク質はもちろん、卵の黄身にはアミノ酸の代謝を促進させるビオチンが特に豊富です。
卵を使った料理は数多くありますが、薄毛予防にはゆで卵が最も良く、目玉焼きも薄毛予防におすすめの食べ方です。
卵かけご飯のように、黄身と白身をかき混ぜて食べると、白身に含まれるアビシンという成分が黄身のビオチンと結合し、ビオチンの吸収を阻害してしまいます。薄毛予防のためには、卵を混ぜずにそのままの形で調理する食べ方をおすすめします。
髪の毛に良い食べ物ベスト2:ナッツ
ナッツには不飽和脂肪酸のオメガ3脂肪酸が大量に含まれており、オメガ3脂肪酸は血液をサラサラにする働きがあります。
血液がサラサラになると頭皮の血行が促進し、髪の健やかな成長に大きく貢献します。
オメガ3脂肪酸はイワシやサバなどの青魚にも含まれていますが、ナッツの中でも特にくるみはオメガ3脂肪酸の宝庫であり、ひとつかみのくるみの中には、1日に必要とされる2.5gのオメガ3脂肪酸が含有されています。
髪の毛に良い食べ物ベスト3:牡蠣
牡蠣は髪の健やかな成長に不可欠な亜鉛とアミノ酸が豊富に含まれている食べ物です。
髪はタンパク質からできており、アミノ酸はタンパク質を構成する有機化合物ですので、アミノ酸が豊富な牡蠣を食べることで、髪は太く丈夫になります。
また、牡蠣に大量に含まれる亜鉛はタンパク質の代謝をサポートする働きがあります。
牡蠣は髪の元であるタンパク質を構成するアミノ酸と、タンパク質の代謝をサポートする亜鉛の両方が含まれているため、育毛に役立つ食べ物であるといえます。
髪の毛に良い食べ物ベスト4:緑黄色野菜
緑黄色野菜は、丈夫で太い髪を作るのに欠かせないビタミン類が豊富な食べ物です。特に緑黄色野菜にはベータカロテンというビタミンAが豊富に含まれており、頭皮環境を良好な状態に保つことで、丈夫で太い髪が生えやすくなります。
緑黄色野菜の中でもホウレンソウや小松菜は髪を丈夫にするのに欠かせない鉄分が豊富ですので、ホウレンソウや小松菜を使った料理が薄毛の方には特におすすめです。
トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用があり、髪の酸化を防げます。
髪の毛に良い食べ物ベスト5:肉類
2019年2月6日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)では、薄毛と髪の健康に良い食べ物は肉であると紹介されました。
肉が髪の健康に良い理由は、髪はタンパク質でできており、肉にはタンパク質を構成する必須アミノ酸が豊富であることから、肉を食べると髪の健やかな成長につながるとのことです。
ちなみに番組では、赤身肉より脂肪分が少ない鶏肉を食べることを勧めていましたので、薄毛の改善には鶏肉を食べるのが良さそうです。
髪の毛に良い食べ物ベスト6:豆類
大豆やインゲン豆などの豆類も薄毛予防に役立つ食べ物です。
大豆は高タンパクで低カロリーな植物性タンパク質の宝庫で、ビタミンやミネラルもバランス良く配合されています。
大豆に含まれるタンパク質やビタミン、ミネラルは、どれも髪の健やかな成長に欠かせない栄養素であり、大豆を食べることで、髪の成長に必要な栄養素をバランス良く摂取できます。
インゲン豆はリジンが豊富に含まれており、リジンはAGA治療薬のミノキシジルの育毛効果を高める働きがあります。
髪の毛に良い食べ物ベスト7:青魚
2019年2月18日に放送された「名医のTHE太鼓判!」(TBS系)では、薄毛に悩んでいるお笑い芸人の坪倉由幸さんが80日間にわたってイワシ缶を食べ続けたところ、薄毛が劇的に改善したことを番組内で詳しく紹介していました。
医師の解説によると、イワシなどの青魚にはEPAと呼ばれる成分が含有しており、EPAは血液をサラサラにして頭皮の血流を良くすることで、薄毛の改善効果が期待できるとのことです。
ちなみに、サバ缶よりもイワシ缶の方が薄毛には良いようです。
髪の毛に良い食べ物ベスト8:海藻
「ワカメを食べるとハゲにならない」と言われますが、ワカメなどの海藻類は薄毛予防や髪の健康に良いというのは俗説ではなく事実です。
海藻にはヨードやカロテン、カリウム、ビタミンB群などの栄養素が豊富に含有されており、頭皮の血行を促進させる作用があります。
髪は栄養分を頭皮の毛細血管から吸収していますので、毛細血管の血流が良くなると髪は栄養分をしっかりと吸収できるようになり、健やかに美しく育ちます。
髪の毛に良い食べ物ベスト9:乳製品
牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品は、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富で、髪の健康に良い食べ物です。含有されている栄養素のバランスも良く、育毛には理想的な食べ物であるといえます。
ただし、乳製品は摂取し過ぎると髪の健康に悪影響を与える脂肪も豊富ですので、乳製品を食べ過ぎると逆効果です。
低脂肪牛乳や低脂肪チーズは脂肪分が少ないため、薄毛で悩んでいる方は低脂肪の乳製品をおすすめします。
髪の毛に良い食べ物ベスト10:シナモン
2018年10月24日に放送された「ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~」(テレビ東京系)では、薄毛を予防できる食品(調味料)はシナモンであると紹介され、番組放送後はスーパーの店頭からシナモンが消える事態になり、大きな反響を呼びました。
シナモンにはTie2(タイツー)と呼ばれる成分が含有されており、Tie2は頭皮の毛細血管を拡張させる働きがあり、髪に栄養がしっかりと行き届いて抜け毛予防につながるということです。
薄毛の原因となる食べ物ランキングワースト10
髪の毛に良い食べ物がわかっても、それだけでは薄毛対策としては不十分であり、薄毛対策を徹底するには、薄毛の原因となる食べ物も知っておくことが必要です。
ここでは、薄毛の原因となる食べ物ワースト10を発表します。
薄毛の原因となる食べ物ワースト1:脂質が多い食べ物
肉類や乳製品は髪の毛に良い食べ物ですが、サーロインステーキやカルビなどは脂肪が多く、乳製品を食べ過ぎると脂肪の大量摂取につながります。
脂肪分が多い食べ物が髪に良くない理由は、脂肪分が多い食べ物を食べ過ぎると皮脂が過剰に分泌され、皮脂が毛穴に詰まって薄毛や抜け毛の原因になるからです。
また、脂肪分が多い食べ物を食べ過ぎると肥満の原因になり、肥満体型で運動不足の方は薄毛になりやすくなるので要注意です。
薄毛の原因となる食べ物ワースト2:糖分が多い食べ物
糖分が多い食べ物の過剰摂取は髪の糖化の原因になります。
髪が糖化すると髪の老化が進み、弱々しく艶のない髪になってしまいます。
甘いお菓子や缶ジュースなどは糖分が非常に多いので、甘いお菓子の食べ過ぎや缶ジュース・缶コーヒーの飲み過ぎは薄毛の方には禁物です。
米やパンも糖質が多いので食べ過ぎは禁物ですが、炭水化物は活動のエネルギー源になる栄養素ですので、米やパンなどを全く食べないというのはよくありません。
薄毛の原因となる食べ物ワースト3:塩分が多い食べ物
塩分が多い食べ物を食べ過ぎると血液の塩分濃度が高くなり、頭皮の毛細血管が傷ついてしまいます。
頭皮の毛細血管は非常に細いため損傷しやすく、頭皮の毛細血管が損傷すると髪に十分な栄養が届かなくなり、薄毛やハゲの原因になります。
大豆は髪に良い食品ですが、大豆を原料にする味噌は塩分含有量が多いので、味噌汁の飲み過ぎは薄毛の方には禁物です。
梅干しやあみの塩辛、ビーフジャーキーなども塩分が多いので、薄毛の方は食べ過ぎないように注意してください。
薄毛の原因となる食べ物ワースト4:辛い食べ物
辛い食べ物には唐辛子が使われていることが多いですが、唐辛子にはカプサイシンという成分が含有されています。
唐辛子に含まれているカプサイシンは血行促進作用や抗菌作用がありますので、適量であれば全く問題ありませんが、カプサイシンを過剰摂取すると汗を大量にかきますので、そのまま放置しておくと頭皮環境が悪化します。
また、辛い食べ物は塩分の含有量が多いことがあり、塩分の過剰摂取で薄毛の原因になることがあります。
薄毛の原因となる食べ物ワースト5:食品添加物が多い食べ物
食品を腐りにくくするために、食品添加物はいろいろな食べ物に使われています。
日本で使用されている食品添加物は、健康に対する安全性は認められていますが、大量に摂取すると髪に栄養が届きにくくなり、薄毛の原因になる場合があります。
コンビニの弁当やおにぎり、加工食品には食品添加物が使われていることが多いため、薄毛の方はコンビニの弁当やおにぎり、加工食品ばかり食べるのは、育毛にとってはよくありません。
薄毛の原因となる食べ物ワースト6:消化が悪い食べ物
消化が悪い食べ物は消化器系の内臓に負担がかかり、栄養をしっかりと吸収できなくなります。
そうなると必然的に髪も栄養不足の状態になり、抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。
消化が悪い食べ物には、サツマイモや脂の多い肉、ハムなどの加工食品、タケノコやレンコンなどがあります。
これらの食品は必ずしも髪に悪いのではなく、しっかりと噛んで消化しやすいようにして食べれば問題ありません。
髪の健康に良い食品でも早食いをすると消化不良になりますので、しっかり噛んで食べることが大切です。
薄毛の原因となる食べ物ワースト7:インスタント食品
インスタントラーメンやカップ麺は塩分の含有量が非常に多いため、食べ過ぎると薄毛の原因になります。インスタントラーメンやカップ麺を食べる際には、スープはなるべく残すようにしましょう。
また、インスタント食品を毎日食べていると栄養が偏ってしまうので、髪の健康にはよくありません。
インスタント食品は髪の成長に欠かせないタンパク質や亜鉛・ミネラル・ビタミン類の含有量が少ないため、インスタント食品ばかり食べていると髪が栄養不良の状態になり、薄毛がますます進行します。
薄毛の原因となる食べ物ワースト8:ダイエット食
ダイエット食は低カロリーであるため、カロリーの摂取量を減らすことで痩せやすくなります。
しかし、ダイエット食を食べても体脂肪は燃焼せず、体内のタンパク質をエネルギー源として消費するため、髪の元になるタンパク質の量も減少します。
タンパク質が欠乏すると、髪が細く弱々しくなり、ますます薄毛が進行します。
薄毛を改善するには、十分な栄養補給が不可欠ですので、栄養不足になる低カロリーのダイエット食は、薄毛の予防や改善にはよくありません。
薄毛の原因となる食べ物ワースト9:ファーストフード店の食べ物
ファーストフード店のハンバーガーやフライドポテトなどは高カロリーであり、食べ過ぎると肥満の原因になります。
高カロリーの食べ物を食べても運動をしてカロリーを燃焼させると問題ありませんが、運動不足の方が高カロリーの食べ物ばかり食べていると、年を取るほど肥満体型になりやすいです。
肥満体型の方は薄毛になりやすく、若くて肥満体型の人は若年性脱毛症になるリスクが高まります。
ファーストフード店の食べ物は運動不足と重なると肥満になりやすいので、薄毛の方はあまり食べ過ぎないように注意しましょう。
薄毛の原因となる食べ物ワースト10:アルコール類
ビールやウイスキー、日本酒などのアルコール飲料は、適量であればストレスの解消になりますし、頭皮の血行を良くする作用があります。
しかし、アルコール飲料の過剰摂取は髪の健康には良くなく、薄毛の方はアルコール飲料の飲み過ぎには注意が必要です。
体質的に皮脂の分泌量が多い男性がアルコールを過剰摂取すると、AGAの原因物質である5αリダクターゼの働きが活性化され、AGAになるリスクが高まることがあります。
薄毛改善・治療に食べ物と合わせて気を付けたいこと
薄毛改善・治療に食べ物と合わせて気を付けたいことに、睡眠不足やストレス、運動不足などがあります。
薄毛改善・治療をするには、食べ物だけを改善するのではなく、睡眠不足やストレスの蓄積、運動不足にも気を遣うことが必要です。
飲み物にも気を遣って!
先に説明した通り、缶ジュースや缶コーヒーなどは糖分が多く、薄毛の方は缶ジュースや缶コーヒーの飲み過ぎは禁物です。
ゼロカロリーのジュースは砂糖の代わりにアスパルテームという人工甘味料を使用しており、アスパルテームは薄毛の原因になると指摘されています。
コーヒーや紅茶、日本茶などに含まれているカフェインは眠気を覚ます作用があります。
就寝の直前にコーヒーや紅茶を飲むと寝つきが悪くなって睡眠不足になり、薄毛の原因にもなるので、寝る前にカフェインが含まれている飲み物を飲まないように気をつけましょう。
育毛効果を高める食事療法ってどんなもの?
育毛効果を高める食事療法は、髪の健やかな成長に欠かせない栄養素をバランス良く摂取する方法で行います。
食事療法で育毛効果を高めるには、タンパク質とミネラル、ビタミン類をバランス良く摂取することがポイントであり、先に説明した髪の毛に良い食べ物を意識して食べるようにします。
男性の場合は、皮脂の過剰分泌が薄毛の原因になることが多いので、脂肪分が多い食べ物の食べ過ぎには特に注意してください。
女性の場合は、女性ホルモンの減少が薄毛の原因になることが多いため、女性ホルモン様作用のある大豆イソフラボンを含有している、大豆を使った食べ物を意識して食べるようにしましょう。
薄毛に効果的なサプリもおすすめ!
髪の健やかな成長に欠かせない栄養素は食べ物から摂取することが理想ですが、食べ物だけでは十分な栄養素を摂取するのは難しいことがあります。
そういった場合は、薄毛に効果的なサプリもありますので、育毛サプリの摂取も検討してみてください。
育毛サプリはいろいろな商品が販売されていますが、食べ物からの摂取だけでは不十分になることが多い、亜鉛を配合しているサプリがおすすめです。
男性の場合はノコギリヤシサプリもおすすめで、女性の場合は大豆イソフラボンのサプリをおすすめします。
薄毛対策はまず食べ物から!健康になってから次の対策を始めよう
薄毛対策はいろいろありますが、まずは食べ物から始めてみましょう。
育毛効果が期待できる食べ物は、健康のためにも摂取をすることが望ましいものばかりです。育毛効果だけでなく心身の健康にも役立ちますので、まずは健康になってから次の対策を始めましょう。
食べ物による薄毛対策の注意点として、いくら育毛効果が期待できる食べ物であっても、毎日同じ食べ物ばかり食べるのはよくありません。
また、この記事で紹介した薄毛の原因となる食べ物も、たまに食べる分には全く問題はありません。
いろいろな栄養素をバランス良く摂取することが薄毛対策のポイントですので、いろいろな食べ物をバランス良く食べることを心がけましょう。