頭皮が痛い!病気や風邪の場合も?7つの原因と対処法を美容師が解説

「最近なんだか頭皮が痛い…」と感じたことはありませんか?頭皮の痛みは、季節的なものや仕事の疲れなど、原因は様々です。

頭皮や髪の毛は、身体の変化やストレスによる影響を受けやすく、頭皮の痛みは体のSOSサインかもしれません。「そのうち治る」と後回しにすることは厳禁です。

「なにかの病気かも?」「カラーのしすぎ?」と不安に思っている方は、しっかり原因を把握する必要があります。

この記事では頭皮の痛みを7つの原因に分け、対処法について解説していきます。

頭皮が痛い7つの原因とは?風邪や病気のこともある?

頭皮が痛い症状で、考えられる主な原因は以下の7つがあります。

  1. 頭皮神経痛
  2. 頭皮の湿疹やおでき
  3. カラーリングやパーマによるダメージ
  4. きついヘアセットによるコリ
  5. アレルギー
  6. 紫外線
  7. 頭痛

この7つを大別すると、カラーリングや紫外線などによる『外的要因』と、湿疹や頭痛などの『内的要因』に分かれます。

風邪や病気が頭皮の痛みを引き起こしている可能性もあり、重度の場合は病院で診てもらう選択肢も考えましょう。

「頭皮が痛い」にもいくつか症状がある

一言に「頭皮が痛い」と言っても、その症状には色々あります。

  • 頭の表面が痛い
  • 触ると痛い
  • 髪を触ると頭皮が痛い
  • 髪を動かすと痛い
  • 抜け毛を伴う

などで、それぞれ原因が違います。

頭皮には多くの感覚神経があり、些細な刺激で痛みが生じやすい箇所です。

ストレスなどの生活環境による影響、カラーやパーマなど薬液の刺激、シャンプーによる刺激など、痛みの原因は様々考えられます。

もともと肌が弱い方や、乾燥しやすい時期などは特に頭皮に気を遣わないといけません。以下に、頭皮の痛みを原因別に詳しく紹介します。

頭皮が痛い原因①頭皮神経痛

ピリピリと電気が走るような痛みは、頭皮神経痛の可能性があります。

頭皮神経痛は後頭部や頭頂部に起きやすく、後頭部だと『後頭部神経痛』とも呼ばれます。ストレスなどの精神的な影響が原因と考えられます。

他にも、筋肉が頭皮を圧迫して起こる場合もあり、長時間のパソコン業務などで同じ姿勢を続ける方はなりやすいようです。

近年はスマートフォンの普及で、長時間同じ姿勢でスマートフォンを使用していたことがきっかけで、頭皮神経痛になる方も多いとされています。

頭皮神経痛で頭皮が痛くなるのは、現代社会では多くの人が経験しやすい症状です。

何科にかかればいいの?

頭皮も皮膚の一部なので、皮膚科への受診をイメージする方が多いでしょう。

しかし、頭皮神経痛は「神経痛」なので、神経内科や脳神経外科に行くことをおすすめします。

イボやおできのような頭皮外部の炎症や感染とは異なり、皮膚科での対処は難しいのです。

特に頭部の神経に関わる症状なので、「頭皮が痛い」と感じ、症状の特徴が頭皮神経痛に当てはまったら、すぐに専門医に診てもらいましょう。

主な原因はストレスとされています。最近、環境の変化があってストレスを感じる方は、精神面のケアも視野に入れて治療してください。

頭皮が痛い原因②頭皮の湿疹やおでき

頭皮が痛いと感じて頭皮を触った際に、湿疹やおできが見つかることがあります。湿疹やおできは、頭皮の炎症の一種です。

頭皮に凹凸があったり、ぶつぶつがあるので分かりやすい症状です。触ったり、髪の毛を動かしたりしたときの刺激により痛みを伴うのです。

炎症が起きる原因で多いのは、毛穴の詰まりです。スタイリング剤などがシャンプーで落としきれてないことが毛穴のつまりを引き起こします。

シャンプー自体が合わないことも考えられます。洗浄力の強い石油系のシャンプーを使うと、頭皮への刺激が強すぎて炎症が起こることがあります。

シャンプーが合わない時は、頭皮への刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーを使うと改善される可能性があります。

頭皮が痛い原因③カラーリングやパーマなどのダメージ

美容室や自分でカラーやパーマなどをした後、頭皮が痛くなった場合は、薬液が合わなかった可能性が考えられます。

特にカラーの場合は『ジアミン』と呼ばれる酸化染料が肌に合わずに炎症を起こしていることが多く、もともと肌の弱い方はアレルギー症状が出やすい成分です。

一度でも痛みを感じたらすぐに使用をやめ、他のカラー剤に変えるなどの対処をした方がいいでしょう。

パーマ液は、あまり頭皮に痛みを発生させる成分は少ないですが、チオグリコール酸やアンモニア系の強い薬液を使用した後は痛みを伴うことがあります。

パーマ液で痛みを感じた場合も、今後同じ薬液は使わなければ、頭皮への痛みは改善されていきます。

頭皮が痛い原因④きついヘアセットによるコリ

女性によくある頭皮の痛みの原因として、「きついヘアセット」が挙げられます。特にポニーテールやツインテールなど、結び方によって影響が起こるのです。

きつく縛ると、その部分が血行不良になり、頭皮の血流が悪くなります。主な症状はズキズキとした痛みで、偏頭痛に似ています。

頭皮が一か所に引っ張られることで、血行が悪くなり痛みが出るのです。頭皮のコリとも言われます。

男性だと「頭皮がこる」状態はイメージしづらいかもしれませんが、ロングの女性でよく髪の毛を結ぶ方に見られる症状です。

いつもきつく結んで頭皮に無理をさせるのではなく、たまには髪の毛をおろしてブローするなどのアレンジをすれば、頭皮のコリは改善されます。

頭皮が痛い原因⑤アレルギー

今まで痛みを感じたことがなかったのに、急に頭皮が痛くなった。そんな場合は、何かのアレルギー反応が出ている可能性があります。

アレルギーは突然発症することがあります。急に痛みが起きたのであれば、食べ物や薬、育毛剤など、何らかのきっかけでアレルギーを発症したと考えられます。

最近になって、なにか変えたことはないか、新しい物を試したことはないか、などをよく思い出して原因を探す必要があります。

特にカラー剤やパーマ液などの薬液によるアレルギーは重症化する恐れもあります。頭皮が痛い原因でアレルギーが疑われる際は、専門医に相談しましょう。

頭皮が痛い原因⑥紫外線

主に5月から8月頃の紫外線が強い時期に頭皮がヒリヒリする症状がある場合は、紫外線の影響が考えられます。

頭皮も皮膚の一部ですので、紫外線による日焼け(炎症)で痛みが生じるのです。日焼けは軽度のやけどや炎症に分類されるので、きちんとしたケアが必要です。

肌がもともと弱い方や、色素が薄い方は重度になりやすいです。長時間日差しの強い屋外に出る際は、頭皮用の日焼け止めを使うなどのケアをしましょう。

紫外線による頭皮の痛みを感じた場合、すぐに冷やすことも重要です。一般的なやけどと同じで、早めのケアが必要です。

頭皮が痛い原因⑦頭痛

頭痛も頭皮の痛みの原因です。頭痛の原因は、風邪や肩こり、女性の場合は生理痛などが挙げられます。

頭痛は通常、頭の内部で起こる症状ですが、神経は繫がっているので痛みが表面に伝播することがあります。このため、頭痛で頭皮が痛くなるのです。

肩こりが原因の場合は、肩の表面の神経から頭皮に痛みが伝わることがあります。この時は、ピリピリとした痛みが特徴です。

風邪や二日酔い、生理痛の頭痛なら、ズキズキ、ガンガンといった痛みが出ます。この鈍痛が頭皮に出ることがあるのです。

頭痛が原因の頭皮の痛みなら、市販の頭痛薬などで痛みが和らぎますが、先ほど紹介した頭皮神経痛と症状が似ている面もあります。

あまりにも痛みがひどい時は専門医に相談してみた方がいいでしょう。

風邪で頭皮が痛くなる人が多いって本当?

風邪の症状で頭皮の痛みが出ることはありません。しかし、風邪で免疫力の低下した結果、頭皮に痛みが出ることがあります。

免疫力の低下による頭皮の痛みは、代表的な原因に毛包炎帯状疱疹があります。風邪で免疫力の弱った身体に細菌やウィルスが感染して起こる症状です。

病気の種類によっては、痛みに加えて痒みやフケが出ることもあります。

風邪がきっかけで「頭皮が痛い」と感じたら、感染症を併発している可能性があるので、専門医の診断を受けることをおすすめします。

頭皮の痛みは脱毛につながる?

頭皮の痛みの原因が頭皮環境の悪化にあれば、脱毛に繋がる可能性はあります。

風邪などの病気を除き、頭皮の痛みは頭皮環境の乱れが原因である可能性が高いです。

頭皮は髪の毛が生える土台ですので、頭皮環境が悪化するとなかなか健康的な髪の毛は生えてきません。

痛みやかゆみのような分かりやすい症状が出ている場合は、頭皮からのSOSサインだと思いましょう。

別の言い方をすれば、頭皮環境を整えれば頭皮の痛みが治まり、脱毛を抑えて健康的な髪の毛を生やすことに繫がる場合があるのです。

頭皮が痛い場合の対処法5つ

頭皮が痛くなる原因を複数挙げましたが、原因ごとに対処法もいくつかあります。

対処法はお金も手間もかかるわけではなく、やろうと思えば今日からでもできる内容です。

大きく分けて5つあるので、順に説明していきます。

頭皮が痛い場合の対処法①シャンプーを変える

一番簡単にできる対処法は、今使っているシャンプーを変えることです。特にドラッグストアなどで売っている安価なシャンプーを使っている方で、頭皮に痛みを感じている方は要注意です。

シャンプーの洗浄成分には複数の種類があり、安価なシャンプーはほとんどの場合、石油系の洗浄成分を使用しています。主に「ラウレス硫酸」や「ラウレル硫酸」と記載されているものです。

石油系の洗浄成分を使ったシャンプーは洗浄力が高く、泡立ちが良いとされています。

ただ、頭皮にも髪の毛にも適度な油分は必要です。泡立ちが良く、洗浄力が高すぎるシャンプーは頭皮に必要な油分も落としている可能性があります。

頭皮の油分にはバリア機能の役割もあり、油分を取りすぎればバリア機能が失われてしまう危険性があります。

シャンプーの選び方は?

石油系の洗浄成分を使用したシャンプーは避け、アミノ酸系のシャンプーを選びましょう。

アミノ酸系シャンプーはドラッグストアなどではあまり販売されていないので、美容室か、インターネットで購入するのが入手方法です。

シャンプーに「アミノ酸系」と書いているわけではなく、洗浄成分が「ラウロイルメチルアラニン」「ココイルグルタミン酸」と記載されているものが多いです。

アミノ酸系洗浄成分は他にもあるので、専門知識を持ったプロの美容師などに聞けば、悩みに合ったシャンプーを教えてくれるでしょう

おすすめのシャンプー(男性):SIMFORT

SIMFORT

男性向けのおすすめシャンプーは。炭酸濃度8000ppmのSIMFORT(シンフォート)炭酸シャンプーです。

アミノ酸系で髪にも頭皮にも優しく、それでいて炭酸の力ですっきり洗い上げるシャンプーです。

センブリエキスやオウゴン根エキスなどの天然有用成分が7種類配合され、育毛効果も期待できます。

炭酸は肌に適度な負荷をかけてターンオーバーを促進させる効果もあり、頭皮環境を整える面でもとても優れたシャンプーです。

有用成分のなかにはボタンエキスなど頭皮の臭いを抑える成分も入っており、頭皮の臭いが気になる方にもおすすめです。

SIMFORT(シンフォート)はシャンプー&トリートメントですので、シャンプー後のコンディショナーなどは不要です。

一本で済む分、時短で家計にも優しいのは嬉しいところです。

おすすめのシャンプー(女性):サボンモーヴ

サボンモーヴ

女性向けにオススメのシャンプーは、無添加の濃密泡石鹸シャンプーのサボンモーヴです。こちらもリンスやコンディショナーは不要です。

各種メディアで紹介され、SNSなどでも口コミ多数、フランスのコスメ賞で大賞を受賞した話題の石鹸シャンプーです。

髪の毛の根元に美髪成分を入れていく発想で、髪本来のハリ、コシを引き出してまとまりやすい美しい髪に仕上がります。

頭皮環境を整えることで、頭皮の悩みで多いベタつき、臭い、かゆみなどを改善させるシャンプーです。

ブドウ種子エキスや海藻エキス、ナツメ種子エキスなどの保湿成分が多く含まれ、頭皮にしっかり潤いを与えます。「石鹸シャンプーはきしむのでは?」と不安な人でも安心です。

頭皮が痛い場合の対処法②頭皮環境を改善する

頭皮が痛いなどの異常がある場合、頭皮環境を改善すれば痛みが緩和されることがあります。

頭皮環境の悪化の主な原因は、血行不良やストレス、生活環境の乱れなどです。

頭皮環境を改善するために望ましいのは、正しい生活習慣を心掛け、ストレスをためず、十分な睡眠をとってタバコやお酒を控えることです。

ただ、全てを実践するのは難しいところです。働いている方はもちろん、主婦や学生も日々いろいろなことに追われて、そこまで気が回らないものです。

できる範囲で無理なく対処をしながら、前述した頭皮環境を整える効果のあるシャンプーなどを併用するのが現実的です。

頭皮マッサージがおすすめ

自分で手軽にできる頭皮環境改善の方法は、頭皮マッサージです。頭部には多くの血管やツボがあり、それらを刺激して血行を促進させます。

頭皮マッサージは血行促進効果のほかに、眼精疲労の回復やリラックス効果などもあるので、お疲れの方にも最適です。

近年では家庭用頭皮マッサージ器なども販売されており、各種頭皮マッサージ用のアイテムも豊富にあります。

ただし、痛みの程度によっては、無理に自分ですると悪化する可能性もあるので、重度の場合はプロに施術してもらう方が良いです。

マッサージのやり方

頭皮マッサージの仕方はまず、頭皮を4つのブロックに分けます。前頭部、頭頂部、側頭部、後頭部の4つです。

前頭部のマッサージは、両目の黒目から真上の生え際辺りに親指と人差し指をあて、つまむように押します。

約2秒保ったら手を放し、これを頭頂部に向けて少し位置をずらしながら4セット行います。前頭部のコリをほぐすことで頭全体の血流を良くする効果があります。

側頭部のマッサージは、手のひらを広げて人差し指と中指で耳を挟むように頭皮を押さえ、全ての指で頭頂部に向かってスライドさせます。

4~5秒かけて頭頂部までスライドさせ、最後に頭皮を引っ張るように持ち上げます。これを1セットとし、8~10回ほど繰り返します。

頭頂部のマッサージは、両手の親指の根元付近の間接を頭頂部に乗せ、頭蓋骨を挟むように中央に寄せます。

これを5回繰り返します。頭頂部がほぐれることで、前頭部や側頭部など頭全体が動かしやすくなります。

最後に後頭部のマッサージは、手でグーの形を作り、テーブルにひじをつけて後頭部を押していきます。頭の重さを利用して押していく感覚で、後頭部全体をまんべんなくマッサージします。

1ヶ所につき4回ほどを目安に行います。眼精疲労などを和らげる効果のある場所で、「痛気持ちいい」ぐらいの強さで大丈夫です。

おすすめのスカルプケア:プロペテック

プロペテック

毛髪診断士が研究、開発したスカルプケアアイテムです。話題の毛髪新成分である「キャピキシル」と「リデンシル」が配合されています。

キャピキシルは、ミノキシジルの3倍の発毛効果が期待できるとされる新成分です。発毛成分の多くが副作用の心配があるなか、キャピキシルはその心配がないと言われているのが特徴です。

リデンシルは、スイスの原料メーカーが新たに開発した成分で、ミノキシジルの2倍の効果があると言われています。

頭皮の血行を改善して効果を発揮するのではなく、発毛を命令する「バルジ領域」に働きかけて効果を促します。

プロぺテックは粘度の高いテクスチャで、頭皮に浸透しやすいのも特徴です。

頭皮環境改善におすすめのローション(男性):ALL ON SCALP

ALL ON SCALP

「キャピキシル」「リデンシル」に加え、「ピディオキシジル」などの各種有効成分を配合したものが、ALL ON SCALPです。

ピディオキシジルはミノキシジル誘導体とも呼ばれ、育毛効果が高く、副作用の心配もほとんどないと言われる注目の成分です。

「全成分配合」と謳うだけあって、センブリエキスなど育毛効果の高い成分は全て配合しており、頭皮の乾燥、頭皮の硬化、髪の栄養不足、加齢による薄毛、血行不良、ホルモンの乱れなどの悩みにアプローチするアイテムです。

お客様満足度94.7%を誇るなど信用性も高く、実際に使った方が選ぶ育毛剤人気ランキングでも2019年度1位を獲得している育毛剤です。

頭皮環境改善におすすめのローション(女性):天使のおまもり

天使のおまもり

女性向けの頭皮用アイテムでは、新製法バージンプラセンタ原液の「天使のおまもり」がおすすめです。

プラセンタは、楊貴妃やマリーアントワネットが使用していたとされる美容成分で、効果は現代でも高い評価を得ています。

プラセンタには肌のターンオーバーを促進させる効果が備わっているので、顔に使ってシワなどのケアに使うのはもちろん、頭皮にも適しています。

「10歳若見え」というキャッチコピーのように、頭皮のみならず、顔から頭皮まで肌全体に効果が期待できるアイテムです。

頭皮が痛い場合の対処法③帽子などで紫外線をガードする

紫外線対策で最も有効なのは、帽子などで物理的にカットすることです。

頭皮用の日焼け止めもありますが、帽子で物理的に紫外線をガードすれば紫外線によるダメージを軽減できます。

ただし、帽子をかぶれない場面では日焼け止めなどのアイテムが必要です

紫外線の強い時期は一番気温の上がる7~8月だけでなく、4、5、9月なども強力な紫外線が降り注いでいます。

日差しが出てきたなと思ったら、日焼け止めなどで頭皮の日焼け対策をしましょう。

頭皮が痛い場合の対処法④髪の毛をなるべく結ばない

髪の毛はそもそも、結ばれるようにできてはいません。本来は下ろしておくものです。

結ぶのが当たり前になると、髪の毛や頭皮に常に負担がかかり、頭皮にストレスとなります。

せめて自宅にいる時は髪の毛を結ばず、頭皮をリラックスさせる時間を作ることが大切です。

特にお団子ヘアをしている女性は、頭に重りを載せているのと同じなので、頭皮を引っ張ることによる痛みと、肩こりからくる頭皮の痛みの両方が襲ってくる可能性があります。

ただ髪を下ろしただけでは頭皮にストレスがかかったままです。髪の毛自体へのダメージも残っています。

髪を下ろしたら、頭皮マッサージやトリートメントなどで頭皮や髪の毛をケアしましょう。

頭皮が痛い場合の対処法⑤病院やクリニックに相談する

頭皮神経痛などの神経系の病気などのほかにも、毛包炎、帯状疱疹、接触皮膚炎など、頭皮に痛みが生じる病気は多々あります。

「色々調べて実践したけれど、どうにも良くならない…」といった場合は、思いがけない病変が襲ってきているかもしれません。

どんな種類の病気でも、頭皮の痛みの原因で病気が疑われたら、日常生活で対処をしても改善しません。すぐに医師の診断を仰ぐべきです。

神経内科や脳神経外科、皮膚科など原因と症状によって受診科は異なります。どの診療科に行ったらいいか分からない場合は、まず皮膚科を受診してください。

頭皮が痛いのは放置しないで!早めにケアして頭皮環境を健やかに

頭皮の痛みはありふれているので、「よくあること」「いつものアレね」と、甘く見てしまうことが多いです。

しかし、ここまで紹介してきたように、頭皮の痛みの背景には神経痛や炎症、アレルギーなど様々な原因が潜んでいます。病気が疑われる症状もあるので、頭皮の痛みは体からのSOSと捉えましょう。

そこまで重症でないなら、シャンプーを変える、頭皮マッサージをする、頭皮環境を改善するなど自分でできる対策もあります。

「頭皮が痛い」と感じたら、この記事を参考に自分の症状を振り返ってみてください。