フケが止まらない方必見!原因とすぐにできる5つの対策を解説

毎日洗髪しているのに「フケが止まらない」と困っていませんか。大量のフケはどうしても不潔に見えるため、早く止めたいでしょう。

状況を改善するためには、フケの原因を知り、適切な対策をとることが必要です。

この記事では、最初にそもそもフケとはどういうものか解説し、次にフケが止まらない原因や具体的な対策について説明します。

最後まで読んで対策を実践することで、フケが止まらない悩みから解放されるでしょう。

フケが止まらない!そもそもフケはなぜできる?

清潔にしているつもりなのにフケが止まらず、どうしたら良いか悩んでいる方も多いでしょう。実は、フケそのものは毎日頭皮を洗って清潔にしていても誰にでも発生するものです。

まずは、フケとはどういうものか説明しましょう。

フケの正体は古くなった角質

人間の肌は約1カ月周期で生まれ変わりを繰り返していて、これをターンオーバーといいます。これは頭皮も変わりません。

肌の奥では新しい細胞が作り出され、日々上へ上へと押し出されて肌の表面まで到達します。古くなった肌細胞(角質)は剥がれ落ちて、入れかわります。

この剥がれ落ちた角質が、身体であれば垢であり、頭皮であればフケです。ただし、正常なターンオーバーで剥がれ落ちた角質は非常に小さく、目につくサイズではありません。

ところが、頭皮環境に異常があると目に見えるサイズで剥がれます。これが一般にフケとして認識されているものです。

フケには2種類ある

フケには乾性フケと脂性フケの2種類があり、頭皮の状態によって発生するタイプが異なります。フケの対策をとるときは、自分がどちらのタイプなのかを知っておきましょう。

ここでは、タイプ別にフケの特徴を解説します。

乾性フケ:パラパラタイプ

白っぽい粉状で乾燥してぱさぱさし、頭皮からパラパラと落ちるなら乾性フケです。頭皮の乾燥が原因で発生します。

健康な頭皮には適度な潤いがあります。これは、皮脂と汗などの水分が良いバランスで存在し、皮脂膜を作って肌内部からの水分の蒸発を防いでいるからです。

頭皮が正常な状態であれば目立つサイズのフケが出ることはありません。

ところが、なんらかの原因で頭皮が乾燥すると、ターンオーバーが正常に行われず、未熟なまま角質が剥がれ落ちるようになるのです。これが乾性フケです。

脂性フケ:べたべたタイプ

黄色っぽくねっとりとして大きめで、頭皮や髪にべっとりはりついているフケは脂性フケです。頭皮の皮脂が過剰に分泌されていることが原因で発生します。

ターンオーバーによって剥がれた小さな角質同士が頭皮にある余分な皮脂によってべたべたとくっついた結果、大きな塊となったものです。

頭皮の皮脂量が多いと、それをエサにして雑菌が繁殖することがあります。

雑菌が炎症を起こしたり頭皮を刺激したりしてターンオーバーを乱すようになり、大量にフケを発生させるケースも多いです。

乾性フケが止まらないのは頭皮が乾燥しているから|乾燥の原因は?

乾性フケが止まらない原因は、頭皮がかさかさに乾燥しているからです。それでは、健康であれば適度に潤っているはずの頭皮が乾燥してしまうのはどうしてでしょうか。

ここでは、頭皮の乾燥を招く生活習慣について解説します。

原因①シャンプーのしすぎ

頭皮の乾燥の主な要因はシャンプーのしすぎです。大量のフケを止めたくて朝晩2回洗ったりするのは逆効果です。

なぜなら、髪を洗いすぎると頭皮から必要な皮脂まで取り除いてしまうからです。皮脂は頭皮や肌に適度な量が分泌されている必要があります。

皮脂には肌内部の水分の蒸発を防ぐ役割があり、頭髪を洗いすぎて皮脂をすべて取り除くと、頭皮から過剰に水分が蒸発して乾燥させてしまいます。

洗髪は1日1回が限度です。空気が乾燥する冬や、もともと乾燥肌の人などは2日に1回でも良いでしょう。洗いすぎないことが大切です。

原因②シャンプーの洗浄力が強すぎる

頭皮の乾燥を招く大きな要因でありながら見過ごされやすいのが、洗浄力の強すぎるシャンプーの使用です。

ドラッグストアやスーパーなどで手軽に買える一般的なシャンプーの多くには、洗浄力や脱脂力の強い洗浄成分が配合されています。

汚れ落ちが良くさっぱりするので洗った実感を得やすい反面、頭皮に必要な皮脂まで落とす恐れがあり、見直しが必要です。

洗いすぎと同様、強い洗浄成分によって必要な皮脂を取り除くと、肌から水分が蒸発するのを防げず、乾燥を招きます。

必要な皮脂を残して汚れや余分な皮脂を落とすマイルドな洗浄成分が配合されたシャンプーを選ぶことが大切です。

原因③ストレスや睡眠不足

過度なストレスや睡眠不足が続くと、自律神経がうまく切り替えられなくなり、交感神経が優位な状態が続きます。

交感神経が優勢になると血管の収縮や筋肉の緊張が続き、血行不良を招くことがあります。

その結果、頭皮に栄養がいきわたりづらくなって正常なターンオーバーが阻害され、肌を守るバリア機能が低下します。

バリア機能が正しく働かなくなると肌に水分を保持できず、乾燥します。

脂性フケが止まらないのは頭皮の皮脂が多いから|皮脂が多い原因は?

脂性フケがとまらないのは、頭皮に過剰に皮脂が分泌されることが原因です。それでは、頭皮の皮脂量が多くなるのはどうしてでしょうか。

ここでは、皮脂の分泌過多を招く原因となる生活習慣について解説します。

原因①洗髪できていない/しすぎ

頭皮がべたつく原因として、洗髪が不十分で余分な皮脂汚れが十分に取り除けていないケースが挙げられます。毎日シャンプーをしても十分に洗えていないこともあり、注意が必要です。

髪全体をさっと濡らしてシャンプーを直接すりつけてざっとこすり、適当にすすぐ洗い方では頭皮の汚れや古い皮脂を十分に取り除くことはできません。

頭皮を意識して正しい手順で洗うことが大切です。

べたつきが気になるからと、洗いすぎてしまう場合も注意が必要です。先に述べたように、洗いすぎは乾燥を招きます。

乾燥状態が進行すると肌が危機感を覚え、潤いを補おうとしてかえって皮脂が大量に分泌されることがあるのです。

原因②食生活の偏り

食生活は肌や身体の状態に大きく影響します。揚げ物などの脂っこいものや菓子類などの甘いものばかり続ける食生活をしているなら、見直しましょう。

脂っこいものや甘いものを摂りすぎると皮脂の分泌量が増えます。さらに、糖質は分解するためにビタミンB群が大量に消費されます。

ビタミンB群には皮脂量をコントロールする役割を担うものがあり、糖質の分解のために消費されてしまうと皮脂量を抑制できなくなるのです。

その結果、頭皮にたくさんの皮脂が分泌されるようになることがあります。

原因③ストレスや睡眠不足

先に頭皮を乾燥させる原因としてストレスや睡眠不足を挙げましたが、皮脂の過剰分泌を招く原因にもなります。

これは、過剰なストレスや睡眠不足がホルモンバランスの乱れを招き、男性ホルモンが優勢になることがあるからです。

男性ホルモンは男性だけでなく、分泌量は少ないもの女性の身体にも存在します。

男性ホルモンには皮脂腺を活性化させる作用があるため、優勢になると皮脂の分泌量が増え、べたつくようになるのです。

原因④脂漏性皮膚炎

頭皮がべたつきフケが大量に出るだけでなく、赤みやかゆみ、炎症などもある場合は脂漏性皮膚炎を発症している恐れがあります。

脂漏性皮膚炎とは、頭皮や鼻、背中など皮脂分泌が盛んな部位に起こる皮膚炎の一種です。炎症を起こして肌がかさつき、頭皮で発症すると大量のフケがでます。

主な原因は頭皮に常在しているマラセチア菌と考えられています。マラセチア菌は頭皮環境が良好なときは何の害もありません。

皮脂量が多くなるとそれをエサに増殖し、肌に刺激を与えて脂漏性皮膚炎を引き起こします。

フケが止まらないときはすぐに対策を!頭のフケをなくす方法5つを解説

フケが止まらないときに放置していると悪化する可能性があるため、速やかに対策することが必要です。ここでは、フケをなくす5つの対策を解説します。

すぐに変化がでるものではないため、根気強く継続することが大切です。

対策①シャンプーを見直す

フケが止まらないときは、頭皮環境を正常に戻すことが大切です。まずは今使っているシャンプーを見直しましょう。

汚れや古くなった皮脂は落としつつ、必要な皮脂は取り除かないマイルドな洗浄成分が配合されたシャンプーを選ぶことが大切です。

洗浄力が強くおすすめできない洗浄成分は高級アルコール系界面活性剤です。「高級」とついていますが、特に品質が良いわけではありません。

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなど名前に「硫酸」がつくことが判別の目安です。

パッケージの成分表を見て最初のほうに書かれているなら、配合量が多いことを意味します。避けたほうが良いでしょう。

おすすめの洗浄成分はアミノ酸系界面活性剤です。名前に「グルタミン酸」「アラニン」などがつくものが多いです。マイルドな洗浄力で頭皮の皮脂を守りながら洗えます。

男性におすすめシャンプー①:グロウスプロジェクトアロマシャンプー

頭皮のべたつきが気になり、脂性フケが止まらない男性におすすめのシャンプーです。

刺激が少なく肌に優しい洗浄成分はアミノ酸系ですが、もともと皮脂の分泌量が多いオイリースキンの男性には物足りないことがあります。

グロウスプロジェクトアロマシャンプーはアミノ酸系に加え石鹸系の洗浄成分もバランスよく配合している点が大きな特徴です。

毛穴の汚れまですっきり落としながら頭皮への負担は少なく、必要な潤いを残します

フケを抑えるグリチルリチン酸ジカリウムや加水分解シルクなどの潤い成分が配合されていてるのもおすすめのポイントです。乱れた頭皮環境が健全になるようサポートします。

らくトク便なら、特別価格の2780円(税込)プラス送料660円で購入可能です。

男性におすすめシャンプー②:SIMFORT

SIMFORT

フケが止まらない男性で、すっきりした爽快感のあるシャンプーを使いたい場合におすすめなのがSIMFORTです。

濃度8000ppmの濃密な炭酸が頭皮を心地よく刺激し、毛穴の奥から汚れを落とします。

きめ細かなもっちりした泡ででてくるのも大きな魅力です。わざわざ手に取って泡だてる必要がありません。泡がクッションとなるため髪を傷めず洗え、汚れをすっきり落とせます。

レモンエキスやボタンエキスなど厳選された7つの有用成分が配合されている点もポイントです。炭酸泡で汚れを落とした頭皮に浸透し、状態を整えます。

1番おすすめのスカルプケアコースにすると、通常価格8,778円(税込)のところ6,798円引きの1,980円(税込)で購入可能です。定期コースでありながらいつでも解約できます。

女性におすすめシャンプー①:サボンモーヴ

サボンモーヴ

ヘアケアにもオシャレなアイテムを使いたい女性におすすめなのが、サボンモーヴです。大人の女性にふさわしい落ち着いたモーヴカラーが美しい固形タイプのシャンプーです。

フランス化粧業界の最大級のイベントで最高賞を受賞した実績があり、高い評価を得ています。

吸着力に優れたレッドクレイが毛穴の奥や頭皮に残る古い皮脂汚れを取り除き、アルガンオイルやポリフェノールが頭皮環境を整えることでフケが止まらない状態を緩和します。

セットで育毛美容液のカンテサンスを使うのもおすすめです。頭皮に潤いを与え、健やかな状態に導くため、フケの予防や緩和が期待できます。

初めての方におすすめなのは、サボンモーヴとカンテサンスがセットになった「はじめての石鹸チャレンジセット」です。初回にかぎり2,980円(税込)で購入できます。

女性におすすめシャンプー②:VALANROSEクリームシャンプー

VALANROSEクリームシャンプー

頭皮が乾燥しがちで乾性フケが止まらない女性におすすめなのが、VALANROSEクリームシャンプーです。

一般的なシャンプーとは異なるクリームタイプが大きな特徴で、泡立てずクリームで髪や頭皮を包み込むようにして洗います。

クリームを頭皮や髪になじませて十分すすぐことで、余分は皮脂や汚れを落としながら潤いは保持します。コンディショナーいらずのオールインワンタイプなのも嬉しいポイントです。

フケやかゆみ対策にカンゾウ根エキス(グリチルリチン酸)も配合されています。

初めて買うならうる艶美髪実感コースがおすすめです。通常価格2,750円(税込)のところ、1個(2週間分)が1,320円(税込)で購入できます。2週間後から3カ月サイクルで6個届きます。

対策②適切な頻度で正しく洗う

シャンプーを良いものに替えても、頻度や洗い方が不適切だと、頭皮の乾燥やべたつきを招くためフケは止まらないでしょう。

頭皮の状態や汚れ具合、季節などによっても変わりますが、基本的にシャンプーは1日1回が適切です。1日2回以上洗うのは避けましょう。

乾燥がひどい場合は2日に1回程度に抑えたほうが良いケースもあります。様子をみながら自分に合った頻度を見つけましょう。

洗髪する際は、ブラッシングして髪のもつれを梳かし、ぬるま湯で丁寧に予洗いしてから十分に泡立てたシャンプーで洗うことが大切です。

全体を丁寧に洗えたら、ぬるま湯ですみずみまで洗い流しましょう。熱いお湯を使うと皮脂が流されて乾燥を招くため、ぬるま湯を使うことも重要なポイントです。

対策③ドライヤーで乾かす

フケが止まらないときは、髪を洗ったあとに必ずドライヤーで十分に乾かすことも意識しましょう。自然乾燥では髪が乾くのに時間がかかり、その間じめじめと湿った状態が続きます。

これは頭皮に棲みつく常在菌が繁殖しやすい環境です。雑菌が増えれば地肌に刺激を与えてターンオーバーを乱し、フケだけでなく臭いが発生することもあります。

面倒でもドライヤーで乾かすことが大切です。まずは清潔な乾いたタオルで髪をそっと押さえてある程度水気を吸い取り、その後にドライヤーを使いましょう。

温風を当てすぎても頭皮が乾燥してしまうため、8割程度乾いたらやめます。

対策④生活習慣の見直し・ストレス発散

フケが止まらない状態を改善するためには、食生活と生活リズムを正すことも大切です。

栄養バランスの取れた食事をとり、生活リズムを見直して睡眠時間を確保するよう努めましょう。

質の良い睡眠をとると細胞の修復に関わる成長ホルモンが十分に分泌されるため、頭皮を含む肌の状態が良くなり、フケの防止につながります。

ストレスも溜め込まないように、適度に発散することが大切です。軽い運動をしたり音楽を聴いてリラックスしたり、自分なりの解消法を見つけましょう。

対策⑤脂漏性皮膚炎が疑われるときは皮膚科を受診

脂っぽいフケがたくさんでるだけでなく、頭皮が赤っぽくかゆみもある場合は脂漏性皮膚炎の可能性があります。

脂漏性皮膚炎は繁殖したマラセチア菌が肌を刺激することで起こるといわれ、菌を抑制しなければ良くなりません。

シャンプーや生活習慣を見直しつつ、皮膚科でも適切な治療を受けましょう。脂漏性皮膚炎が疑われるときは、念のため皮膚科の受診をおすすめします。

フケが止まらない状況に関してよくある質問

ここまで、フケが止まらないの原因と対策を説明してきました。これ以外にも、フケが止まらないときに浮かぶ疑問もあるでしょう。

ここでは、よくある質問をピックアップして解説します。ぜひ参考にしてください。

質問①フケが止まらないときはかゆみも起こりやすいのはなぜ?

フケが止まらないときは、かゆみも同時に起こることが多いです。

頭がかゆくて掻いたら、ぱらぱらと粉っぽいフケが落ちてきたりねっちょりしたフケが爪の間に挟まっていたりして驚いた経験がある人もいるのではないでしょうか。

頭皮が乾燥しているとバリア機能が低下し、些細な刺激にも反応してかゆみが起こりやすくなります。皮脂が多ければ雑菌が繁殖し、炎症やかぶれによってかゆみが発生します。

かゆみもフケも発生する原因は共通しており、フケが止まらない場合の対策をとればかゆみも緩和するでしょう。

質問②小中学生など子どものフケが止まらない場合の治し方は?

小中学生くらいの子どものフケが止まらない場合、きれいに洗髪できていなくて頭皮に皮脂汚れが残ったままになっている可能性が高いです。

もともと小中学生くらいの年代は皮脂の分泌量が多く、汗もよくかく傾向にあります。そのため、頭皮がべたついたり汚れが残ったりしやすくフケがでやすいです。

フケを気にして洗髪中に頭皮をごしごしこすって洗うケースもあるでしょう。これは頭皮にダメージを与えフケを増やしかねません。

まず、シャンプーは低刺激なものに変えましょう。洗髪は適量を手に取ってよく泡立ててから指の腹で優しく洗い、ぬるめのお湯ですみずみまで流すようにします。

赤みや炎症があり皮膚炎を起こしているなら、皮膚科を受診しましょう。

まとめ:フケが止まらないときは速やかに対策を!フケのない頭皮を目指そう

フケは頭皮のターンオーバーによって剥がれた古い角質です。ただし、正常なターンオーバーであれば剥がれた角質は小さく、目立ちません。

目立つほどフケが出るのは、頭皮環境が悪くターンオーバーのリズムが乱れているためです。

頭皮が乾燥している場合はぱさぱさと乾いた乾性フケ、皮脂が過剰に多いときはべとつく脂性フケが発生します。

フケが止まらないときは、刺激の少ないシャンプーに変え、適度なペースで十分に洗髪して清潔に保つことが大切です。

食生活を整え、ストレスも溜めないようにしましょう。なお、炎症を起こしてかゆみも強いときは皮膚炎の可能性があるため、皮膚科を受診することが望ましいです。

適切な対策をとり、フケを失くしましょう。