頭皮のカサカサが気になっていませんか。頭皮がひどく乾燥すると、カサカサになるだけではなく、フケやかゆみなどほかの症状も起こる可能性が高いです。
カサつきが気になりだしたら、早めに対策しましょう。とはいえ、原因も対策もわからず困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは頭皮がカサカサになる原因や対策について詳しく説明します。最後まで読んで実践し、瑞々しい潤いのある健康な頭皮を取り戻しましょう。
目次
頭皮がカサカサになる原因は?
健康な頭皮は皮脂と水分の量がほどよく、バランスのとれた状態です。ところが、何らかの原因で皮脂も水分も足らなくなると、乾燥してカサカサしてしまいます。
それでは、どうして皮脂や水分が足らなくなるのでしょうか。ここでは、4つの原因を紹介します。
原因①シャンプーが合っていない
頭皮がカサカサになる原因としてよくあるのが、使用しているシャンプーが合っていないケースです。
シャンプーを価格や知名度、洗い上がりの爽快感などで選んでいる人は多いのではないでしょうか。
知名度が高くスーパーなどで手軽に購入できるシャンプーの多くは洗浄力が強すぎ、頭皮の汚れだけではなく必要な皮脂まで落としてしまいがちです。
必要な皮脂まで落ちてしまうと、頭皮は水分の蒸発を防げません。その結果、頭皮が乾燥してカサカサになるのです。
シャンプーは毎日のように使うため、意外と頭皮や髪に影響を与えます。
知名度やCMなどに惑わされず、洗浄力がマイルドで頭皮の汚れは落としても必要な皮脂まで落とさないシャンプーを選ぶ必要があります。
原因②洗いすぎ、乾かしすぎ
頭皮がカサカサになると、かゆみやフケが発生することもあります。かゆみやフケが気になって洗髪しすぎる人がいますが、頭皮の乾燥を進行させる行為です。
品質の良いシャンプーでも、1日に何度も洗う、1回に2度洗いや3度洗いなどをしていると洗浄力の強いシャンプーと同じように、頭皮が必要な皮脂や潤いまで落としてしまいます。
さらに、洗ったあとは自然乾燥せずにドライヤーで乾かす必要があります。自然乾燥では頭皮が湿った状態が長く続き、雑菌が繁殖してフケやニオイを招く恐れがあるからです。
とはいえ、ドライヤーによる乾かし過ぎも頭皮の乾燥を助長します。全体の8割程度が乾いたらやめましょう。
原因③生活習慣・食生活の乱れやストレス
生活習慣や食生活の乱れ、ストレスは頭皮や髪の状態にも影響を与えます。
睡眠時間の不足や過度のストレスは自律神経のリズムを乱します。活動を司る交感神経が優勢な状態が続き、休息を司る副交感神経が機能しないため、心身が休まりません。
筋肉の過緊張を招いて血流が悪くなり、頭皮に栄養がいきわたらず、カサカサがひどくなることがあります。
食生活が乱れ栄養に偏りが生じた場合も、頭皮の正常なターンオーバーを妨げます。結果、バリア機能が低下して水分を保てなくなり、乾燥しやすくなるでしょう。
原因④乾癬・脂漏性皮膚炎などの病気
頭皮がカサカサのときは、単に乾燥しているだけでなく、次のような皮膚疾患に罹っているケースもあります。
乾癬
頭皮のほか、髪の生え際やひじなどにも起きやすい皮膚炎です。赤く丸い発疹ができ、その上に鱗屑と呼ばれる白っぽいかさぶた様のカサカサしたものができ、ぽろぽろ剥がれ落ちます。
発症の原因ははっきりしていませんが、免疫機能の乱れが原因ではないかと考えられています。
脂漏性皮膚炎
頭皮や鼻の脇など皮脂の分泌量が多いところにできやすい皮膚炎です。赤っぽいカサカサした湿疹ができ、かさぶた状に固まって掻くと剥がれることもあります。
発症の原因は明確になっていないものの、頭皮に常在するマラセチア菌が皮脂をエサに増殖することが原因の1つと考えらえています。
頭皮がカサカサだと起こる可能性のある症状とは
頭皮がカサカサしているのは、正常な状態ではありません。そのため、健やかな頭皮では見られないさまざまな症状が起こることがあります。
ここでは、頭皮の乾燥によって起こる可能性のある症状を紹介します。
症状①フケ(細かく小さい)
頭皮の乾燥によってフケが発生することがあります。乾燥によってできるフケは白っぽくぱさぱさしています。
フケができるのは、乾燥によってターンオーバーが乱れるからです。ターンオーバーとは頭皮の細胞が新しく生まれ変わることで、正常であれば1カ月ほどの周期で繰り返します。
頭皮が乾燥して潤いがない状態になると、肌のバリア機能が低下してターンオーバーのリズムも乱れてしまうのです。
その結果、未熟な角質が早い段階で目に見えるサイズのまま剥がれ落ちてしまいます。これがフケです。
症状②かゆみ
頭皮や全身の肌は、潤いが十分にある瑞々しい状態であればバリア機能が正常に働きます。バリア機能は、外部からの異物の侵入や肌内部からの水分の蒸発を防ぐのが主な役割です。
頭皮が乾燥すると角質が整わない状態となり、バリア機能が低下します。些細な刺激にも反応してかゆみが生じやすくなるのです。
かゆいからとポリポリ掻くと皮膚を傷つけ、バリア機能がさらに低下してかゆみが増す悪循環に陥ることも多く、注意が必要です。
症状③湿疹、かさぶた、フケ(大きい)
頭皮のカサカサした状態が進行すると、今度は皮脂の分泌量が増えることがあります。内部はカラカラなのに表面は脂っぽくべたつく状態です。
頭皮の皮脂が過剰になるとそれをエサにして常在菌であるマラセチア菌が繁殖し、頭皮に炎症が起こることもあります。これが先に述べた脂漏性皮膚炎です。
ターンオーバーによって剥がれた古い角質が、頭皮の過剰な皮脂でくっついてべっとりした大きなフケとなり、かさぶた様になって髪や頭皮にこびりつくことも少なくありません。
炎症がかゆくてつい強く掻き続けてて頭皮を傷つけてしまい、傷口から雑菌が入り込んで湿疹が起きるケースもあります。
症状④抜け毛
頭皮のカサカサが直接の原因で髪が抜けることはありません。ただし、頭皮がカサカサに乾燥していると血行が悪くなるため、栄養が十分に行きわたらなくなります。
栄養が十分にこなくなった髪は健全に成長ができず細いままとなり、少しの負荷ですぐに抜けるような弱い状態です。結果として、薄毛に結びつくこともあるでしょう。
フケや湿疹、乾燥が進んで過剰に分泌された皮脂などで毛穴詰まりなどがおき、髪の健やかな成長を阻害するケースもあります。
頭皮のカサカサ対策5つ!おすすめシャンプーやローションも紹介
頭皮がカサカサして気になったら、すぐに対策を始めましょう。早めに対策することで悪化させずに済みます。
ここでは、具体的な方法のほかおすすめのシャンプーやローションも紹介するので、参考にしてください。
対策①シャンプーを変える
頭皮のカサカサ対策の1つ目は、シャンプーを見直すことです。毎日の洗髪で洗浄力の強すぎるシャンプーを使っていては、頭皮の乾燥を改善するのは難しいでしょう。
ドラッグストアなどで扱っているシャンプーの多くは、洗浄力の強い高級アルコール系界面活性剤が配合されています。安価で泡立ち・洗浄力ともに強いからです。
皮脂をごっそり落とすためさっぱりしますが、乾燥も進むためおすすめできません。成分表に「ラウレス硫酸Na」や「ラウレス硫酸Na」などの表記があれば避けたほうが良いでしょう。
おすすめはアミノ酸系界面活性剤が配合されているものです。成分名に「~グルタミン酸」「アラニン」などがついているのが目安です。
男性におすすめシャンプー①グロウスプロジェクトアロマシャンプー
グロウスプロジェクトは顧客満足度93.8%を獲得しているアロマシャンプーです。天然アロマオイル配合で、ほのかな香りが心身の疲れをいやします。
シャンプー選びで大切な洗浄成分は、7種類のアミノ酸系と石鹸系をバランスよく組み合わせています。汚れは落としながら潤いを残し、刺激も少ない理想的なバランスです。
頭皮のカサカサがひどく乾燥が気になる人も、肌と同じ弱酸性のため刺激を感じず洗えるでしょう。優れた保湿成分も配合されています。
定期的に届くらくトク便は、特別価格の2,780円(税込)プラス送料660円で購入可能です。1本で2カ月持つため、非常にリーズナブルな価格です。
万が一、肌に合わなかったときは、45日間の全額返金保証もついています。
男性におすすめシャンプー②SIMFORT
SIMFORTの最大の特徴は、濃度8000ppmの炭酸シャンプーという点です。ノズルから高濃度の炭酸泡が直接でてくるため、そのまま頭皮につけてシュワシュワした感覚で洗えます。
この炭酸パワーが頭皮に心地よい刺激を与え、マッサージ効果が得られるのも大きな魅力です。炭酸泡が毛穴や頭皮の汚れを包み込んですっきりと落とします。
厳選された7つの保湿成分がカサカサの頭皮に潤いをもたらしてくれるでしょう。
髪や頭皮に悩みがあるときは、相談窓口に連絡すると毛髪診断士が相談にのってくれるのもポイントです。
スカルプケアコースにすると、8,778円(税込)のところ、初回は1,980円(税込)で購入できます。2回目以降もずっと33%オフで、送料もかかりません。
初回に限り無期限で返金保証もあるため、ぜひ試してみましょう。
女性におすすめシャンプー①VALANROSEクリームシャンプー
VALANROSEはもったりしたクリームタイプのシャンプーです。使うときは、頭皮と髪をぬるま湯で予洗いしてからクリームシャンプー適量を手にとってたっぷりなじませましょう。
クリームがカサカサ頭皮によくなじんで優しく洗いあげ、5種のオーガニックオイルや7種のエキスが潤いをもたらします。
最後はすすぎ残しのないように、十分に流せばOKです。トリートメントなども必要ありません。
おすすめはうる艶美肌実感コースです。通常価格2,750円(税込)のところ、52%オフの1,320円(税込)で購入できます。2回目以降もずっと20%オフでお得です。送料はかかりません。
1パックで2週間もちます。解約や休止はいつでもできるため、まずは試してみましょう。
女性におすすめシャンプー②サボンモーヴ
サボンモーヴは固形タイプのスカルプケアソープで、手でよく泡立ててから洗います。固形石けんのイメージからかけ離れたきれいなモーヴ色のソープで、見た目にもおしゃれです。
石けん系洗浄成分に加え、配合されたレッドクレイが汚れや皮脂を吸着するため、毛穴の奥から優しく洗いあげます。
汚れを落とした頭皮にはアルガンオイルや海藻エキスなどの成分が潤いをもたらします。
リンスやトリートメントは不要です。頭皮のカサカサが気になるならセットで美容液「カンテサンス」も使うと良いでしょう。
「はじめての石鹸チャレンジセット」なら、スカルプケアソープとカンテサンスがついて2,960円(税込)で購入可能です。送料もかからず、30日間の返品保証もついています。
対策②正しい手順で洗い乾かす
頭皮を正しい手順で洗い、適度に乾かすことも重要なポイントです。洗うときは次の手順を守りましょう。
- ブラッシングする:髪に付着したチリやホコリをとり、もつれをほぐして洗いやすくする
- ぬるま湯で予洗いする:髪が十分濡れて泡立ちやすくなり、汚れの大半も落とせる
- 手のひらでシャンプーをよく泡立て、その泡で洗う:泡がクッションになり髪や頭皮の摩擦を防いでダメージを軽減
- ぬるま湯ですみずみまで十分に洗い流す
洗髪後は、自然乾燥では雑菌の繁殖を招くため、ドライヤーで乾かすことが大切です。清潔な乾いたタオルで髪を押さえて水気を吸い取り、その後ドライヤーをかけましょう。
髪が熱くなりすぎるのを防ぐため、ドライヤーは20センチほど離し、小刻みに動かながら温風をかけます。最後に冷風モードにすると髪の表面がきゅっと閉じてツヤが生まれます。
おすすめドライヤー:ヒートケア60低温ドライヤー
洗髪後の髪は自然乾燥せずドライヤーで乾かすことが大切です。とはいえ、温風をあてすぎると頭皮や髪にダメージを与えるため、注意する必要があります。
そこでおすすめなのが「ヒートケア60低温ドライヤー」です。名前のとおり、60度の低温の風で髪を乾かします。髪も頭皮も乾かし過ぎてパサつくことはありません。
特徴は、60度の風が全体に分散し、幅広い範囲にあてられる点です。1カ所に集中せず全体的に風をあてられるので、効率的に髪や頭皮を乾かせます。
通常価格27,808円(税込)のところ、今なら1万人限定特別割引で半額で購入可能です。分割払いもでき、24回払いなら月々616円(税抜)しかかかりません。
カサカサ頭皮に優しいだけでなく髪も傷めず乾かせるドライヤーです。
対策③生活習慣や食生活を見直す
毎日忙しく生活リズムが乱れがちで、睡眠不足の人も多いでしょう。頭皮のカサカサを予防・改善するためには、生活習慣を整え、必要な睡眠時間を確保することが大切です。
毎日同じ時間に起床・就寝するように努めると、自然と生活リズムも整います。
食生活の見直しも必要です。これさえ食べればカサカサが治る便利な食材は存在しません。栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
穀類などの主食・肉や魚などタンパク質がとれる主菜・野菜やきのこなどの副菜に汁物を合わせた定食が理想に近いバランスです。
対策④ローションで頭皮を保湿ケアする
顔のケアに化粧水や乳液を使うように、カサカサ頭皮も保湿剤でケアするのが有効です。
クリームタイプの保湿剤もありますが、髪についてべたついたり毛穴に詰まったりする可能性があるため、ローションタイプが良いでしょう。
顔用の化粧水を使うこともできますが、頭皮用のローションがおすすめです。
頭皮のカサカサを緩和することはもちろん、抗菌作用のある成分や育毛に良い成分が配合されていることも多く、フケやかゆみ、育毛に効果が期待できます。
つけるタイミングは、洗髪してドライヤーで乾かし、頭皮が清潔で乾いた状態になったときです。少しずつなじませながら、優しく頭皮をもみほぐして浸透を促しましょう。
おすすめローション:プロぺテック
プロぺテックは毛髪診断士が研究・開発したスカルプケアローションです。キャピキシルやリデンシルなどの厳選された成分が配合され、頭皮の状態を整えます。
特徴は非常にとろみがある点です。さらさらしたタイプのローションで頭皮の保湿ケアをすると、顔にたれてくることがよくあります。
これでは成分が頭皮にとどまらず、効果は期待できないでしょう。プロぺテックははちみつのような粘度があるため、頭皮につけても液だれしません。
お得な定期お届けコースなら、通常価格8,480円(税込)のところ、初回限定で77%オフの1,980円で購入可能です。送料はかかりません。
1本で約2カ月使えるため、非常にリーズナブルです。満足できなかったときは全額返金も可能なため、頭皮のカサカサをどうにかしたい人は試してみてはいかがでしょうか。
対策⑤皮膚科を受診する
シャンプーを頭皮や髪に優しいものに変えたり保湿ケアをしたりしても頭皮のカサカサが緩和せず、湿疹や大量のフケなどの症状が見られる場合は病気の可能性もあります。
病気の場合はセルフケアでは限界があり、悪化する可能性も高いです。速やかに皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。
早く受診して治療を始めれば、改善も早いです。頭皮のカサカサを甘く見ずに早めに行きましょう。皮膚科での治療は、外用薬や内服薬が処方されることが一般的です。
頭皮のカサカサに関するよくある質問
ここまで、頭皮のカサカサの原因や対策など基本的な事柄について詳しく述べました。ここでは、原因や対策以外でよくある質問を取り上げて解説します。
該当する人はぜひ参考にしてください。
質問①赤ちゃんや子どもの頭皮がカサカサして気になる!ケア方法は?
赤ちゃんや子どもの肌は瑞々しいイメージがありますが、実は大人より薄く未熟なためにトラブルが起こることも珍しくありません。
新生児期の赤ちゃんは皮脂の分泌量が多いですが、徐々に減少していきます。減少は生後6カ月ごろに落ち着きますが、そのあとも思春期ごろまで低分泌の状態が続きます。
皮脂が足りないために、赤ちゃんや子どもは肌表面に水分の蒸発を防ぐ皮脂膜をうまく形成できません。
バリア機能が低下し、肌内部に水分を保持できなくなってカサカサに乾燥することがよくあります。
対策として、入浴やシャワーはぬるめのお湯で行い、シャンプーも低刺激なものを使うことが大切です。赤ちゃんはベビー用シャンプーが望ましいでしょう。
お風呂から出たあとは、なるべく早くローションを使って頭皮の保湿ケアをすることが大切です。
質問②頭皮のかさぶたが剥がれる!自分で剥がしても問題ない?
頭皮には、大きなフケがかさぶたのようにこびりつくほか、湿疹や傷になったところがかさぶたになることがあります。
かさぶたは時間が経てば自然と剥がれます。ところが、自然に脱落していくのを待てず、気になって自分で無理やりかさぶたを剥がす人もいます。
これは、頭皮に与える影響を考えると好ましくありません。
まだ剥がれない状態のかさぶたを無理に剥がすと、ふさがりかけた傷が広がり、再びかさぶたができたてしまうでしょう。
剥がした痕に菌が侵入して、傷や湿疹が悪化することも考えられます。
かさぶたが剥がれてきたときは、浮いている部分を清潔なハサミでカットするにとどめ、あまり触らないようにすることが大切です。
まとめ:頭皮のカサカサは早めに対策することが大切!
頭皮のカサカサは異常のサインです。放置していると大量のフケが発生したりひどいかゆみが起きたりするだけでなく、抜け毛や薄毛につながる可能性もあります。
頭皮が乾燥する場合、洗浄力の強いシャンプーを使っていることが多いです。頭皮にも髪にも優しいソフトな洗浄力のシャンプーを使うようにしましょう。
洗髪後はよく乾かし、そのあとに頭皮用ローションを使うのがおすすめです。生活習慣や食生活を整えること欠かせません。
あまりにカサカサの状態がひどく、かさぶたや湿疹などもある場合は病気の可能性もあります。皮膚科を受診して治療を受けましょう。
乾燥に気づいたときはすみやかに対処して、潤いのある瑞々しい頭皮を取り戻しましょう。