切れ毛が多いと、スタイリングしてもどことなくボサついて見えます。できてしまった切れ毛は直せませんので、作らないことが大事です。
とはいえ、「切れ毛の原因がわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、切れ毛の特徴、原因、対処法について紹介します。
この記事を読めば、切れ毛のない美しい髪が目指せますよ。
切れ毛とはどんな状態?枝毛との違いやダメージ度合いを解説!
切れ毛と枝毛は、髪が傷んだとき毛先に現れやすい症状です。この2つは似ているため、違いがよくわからない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、切れ毛の特徴と枝毛との違いについて説明します。
そもそも切れ毛とは
切れ毛について説明する前に、髪の構造を知る必要があります。髪は外側から内側に向かって大きく次の3層に分かれています。
- キューティクル(毛小皮):髪の表面をうろこ状に覆う組織
- コルテックス(皮質):髪内部の組織で全体の90%を占める
- メデュラ(毛髄質):髪の中心にある組織。うぶ毛や軟毛には存在していないこともある
健康で正常な状態の髪は、キューティクルがそろって髪を守り、内部のコルテックスもしっかり詰まっています。
髪が何らかのダメージを受けてキューティクルが損傷すると、損傷部からコルテックスのたんぱく質や脂質が流失して弱り、ささいな力が加わっただけでぷつんと切れてしまいます。
こうして途中で切れた毛が「切れ毛」です。
枝毛との違い
枝毛も切れ毛も、髪が大きなダメージを受けて弱っていると起こります。違うのは形状です。
- 切れ毛:髪が途中でぷつんと切れている
- 枝毛:髪が途中で裂けている
枝毛は髪の先端が2つや3つに裂けていることもあれば、途中から裂けて枝のようになっていることもあります。
枝毛と切れ毛のどちらか一方の症状だけが出ることは、あまりありません。切れ毛が目立つ人は枝毛になっていることもよくあります。
どちらも髪の傷みが原因のため、基本的な対処法は同じです。
あなたの切れ毛のダメージ度合いをチェック!
切れ毛が目につくと、「どれくらい髪が傷んでいるんだろう」「そんなにひどいダメージなのか」などと気になるものです。
髪がダメージを受けている度合いは、人によって異なります。適切な対処のためには、まず自分の髪のダメージ量を見極める必要があります。
ここでは髪のダメージ状態について度合い別に説明します。
ややダメージを受けている状態
健康な髪は表面のキューティクルがきれいに整って油分・水分も充分にあり、濡れたときに水をはじきます。
髪全体に均一なツヤがあって、指やコームを通したときもすっとなめらかに進むでしょう。髪内部もしっかり詰まり、全体的にしなやかな質感です。
髪がややダメージを受けた状態になると、全体のツヤは失われていないものの、ところどころパサつきの気になる部分が出てきます。
特に、毛先が乾燥してパサパサした状態になっています。髪に指を通すと、ややざらついて引っかかりを感じるでしょう。全体にしなやかさが失われ、どこかごわごわした質感です。
傍目に見ても、髪がパサついて傷みだしていることが見てとれるでしょう。
強いダメージを受けている状態
強いダメージを受けた髪は、表面を覆うキューティクルに損傷や剥がれが発生し、内部のたんぱく質や水分を保持しきれなくなり、隙間から流失している状態です。
中身が流失したことで、毛髪内部にはあちこち空洞ができています。髪を濡らすと、すぐに水分を吸収するでしょう。
水分を失って乾燥しているため、髪にはツヤがほとんど見られない状態です。
全体的にパサパサしているため、指を通すとひどいザラつきを感じます。コームを通すときも引っかかってうまく進まず、切れることもあります。
毛先の傷みが特に強く、全体的に切れ毛や枝毛が見られます。広がりやすく、まとまりにくい髪です。遠目に見ても、かなり傷んでいることがわかるでしょう。
かなりのダメージを受けている状態
かなりのダメージを受けている髪は、キューティクルが大きく損傷したり剥がれて浮き上がっていたりする状態です。
毛髪内部のたんぱく質や水分が流失し、あちこちに空洞ができているため、髪に芯がありません。ひどい乾燥状態でツヤはなく、見るからにバサバサしています。
全体に弱った状態で、指やコームを通そうとしたりドライヤーをかけたりしているときに、途中から切れることもあるでしょう。
髪を濡らすとすぐさま吸収して、全体がてろんと柔らかくなります。弾力はなくふやけたような状態です。引っぱると伸びますが、そのまま切れることもあります。
毛先には切れ毛や枝毛も多く、髪全体が広がってしまってうまくまとまりません。傷んだ部分を切るしかない段階です。
こんな症状も髪のダメージは大きい
これまで説明したとおり、髪がダメージを受けると乾燥してパサつきます。傷みが進むほどツヤをなくし、全体に弱ってまとまらなくなります。
ダメージが大きい髪には、ほかにも現れる症状があります。どんな症状があるのか見ていきましょう。
髪のダメージが大きい状態①うねり
髪のダメージが大きいと、髪のうねりが見られます。ただし、うねりは遺伝性のケースもあり、生まれつきうねりのある髪は傷みとは関係ありません。
もともとまっすぐだった髪がうねってまとまらなくなった場合、ダメージが原因の可能性が高いです。うねりは小さいことも大きいこともあり、左右で違ううねり方をしていることもあります。
うねりが起きるのは、髪表面を覆うキューティクルが剥がれ、内部のたんぱく質などが流出し、ところどころに空洞ができためです。空洞があるとそれだけ湿気を吸いやすくなります。
湿気を吸った部分のたんぱく質が偏ってふくらみ、全体としてうねりや癖が出るようになるのです。
髪のダメージが大きい状態②切れ毛でボサボサしている
「切れ毛がたくさんできてボサボサしてまとまらない」のも、ダメージが大きい髪によく見らられる症状です。
これまで述べた通り、髪が傷むとまず表面のキューティクルが壊れ、もろくなります。内部のたんぱく質などの栄養も流れて失うために、外部刺激に対して弱くなるのです。
こうなると、ブラッシングや寝具との摩擦など健康な髪であれば問題にならない力でも耐えられず、ぷつんと切れてしまいます。
これが頭髪全体のあちこちで起こるのです。切れた髪の先からは内部のたんぱく質や水分などが流れてしまい、ますます乾燥が進行し、しなやかさも失って硬くなります。
その結果、切れ毛があちこちにでき、まとまりづらいパサついた状態になるのです。
髪のダメージが大きい状態③はねる
「毛先がはねる」のも、髪のダメージが大きいときによく見られる症状です。ただし、寝ぐせなどによる毛先のはねは髪の傷みとは関係なく起こります。
つむじの向きや髪の生え方、カットの仕方なども、はねが起きる原因です。傷みのない髪に癖がついてはねたときは、濡らしてドライヤーで整えるだけで元の状態に戻るでしょう。
ダメージが大きい髪がはねるのは、キューティクルががたがたになり、乾燥して柔軟さを失っているためです。
硬くなった髪が肩につくと外側に折れてしまいます。しなやかさがないため元にもどらず、そのままの形で固定されてしまうのです。
はねを濡らして整えても、髪が傷んでいると水分が蒸発しやすく、すぐ乾燥するため、はねた状態に戻ってしまうことがよくあります。
切れ毛に白い点が見えるのは何?
傷んだ髪の毛先に白い点を見つけて、なんだろうと不思議に思ったことがある人も多いでしょう。これは、髪内部のたんぱく質の繊維が見えているのです。
健康でダメージを受けていない髪であれば、キューティクルが毛先まできれいに覆い、熱や摩擦などの外部刺激から守ると同時に、内部のたんぱく質や水分が出ないようにもしています。
そのため通常、毛髪内部の繊維は見えず、白い点も見えません。つまり、内部の繊維が見えるのは、髪表面のキューティクルが剥がれていることを意味しています。
白い点のある髪はもろくなっています。軽く引っぱるだけで切れたり、些細な刺激で縦に裂けて枝毛になったりしやすいでしょう。
切れ毛になってしまう7つの悪い習慣とは?
切れ毛ができるのは、髪がひどく傷んだためだとお分かりいただけたでしょう。髪が健やかであれば、途中で切れることはないのです。
どうしてそんなに髪が傷んでしまうのでしょうか。主な原因として、髪に良くない7つの習慣が挙げられます。
切れ毛の原因①髪を乾かさないで寝る
洗髪後、面倒くさかったりドライヤーの熱で髪を傷めるのが心配だったりして、自然乾燥させていませんか。
髪が濡れたまま長時間過ごしても、負担をかけなければ傷むことはありません。問題は、髪が濡れたまま寝てしまうことです。
キューティクルは濡れると開く性質があります。このときの髪は、外部刺激に弱い状態です。髪が濡れたまま寝ると、枕でこすれて摩擦が起き、開いたキューティクルが損傷したり剥がれたりします。
キューティクルが壊れると隙間からたんぱく質や水分が出て乾燥し、もろくなって切れ毛ができるわけです。
髪が湿った状態で放置すると、頭皮に雑菌が繁殖してかゆみやフケ、ニオイの原因にもなります。濡れたまま寝ることはない人でも、洗ったあとは速やかに乾かしたほうが良いでしょう。
切れ毛の原因②ドライヤーのあて過ぎ
ドライヤーのあてすぎも、切れ毛を作る原因です。とはいえ、ドライヤーで髪を乾かすこと自体にそれほど大きな問題はありません。
適切な乾かし方をすると、キューティクルがきゅっと引きしまってツヤを生むこともできるため、ドライヤーで乾かすのはむしろ望ましいといえます。
ただし、一カ所に集中して熱風を当て続けるような乾かし方をすると、髪の一点を必要以上に熱くしてしまいます。
髪の主成分のたんぱく質は熱に弱く、あまり熱くすると変性する恐れがあります。充分に乾いた後まで熱風を当て続けるやり方も、必要な水分まで飛ばしてしまい、乾燥が進んでパサつきを招きます。
その結果、髪が傷んで弱くなり、切れ毛につながることがあります。
切れ毛の原因③カラー・パーマ
カラーやパーマを繰り返すことも、髪にダメージを与え、切れ毛を作る原因と考えられます。
カラーは基本的にアルカリ剤で、キューティクルをこじあけて隙間から染料をねじ込むとともに、メラニン色素を抜き、染める仕組みです。
パーマもアルカリ剤で、キューティクルをこじあけて薬剤を浸透させ、好みのウェーブがでるように髪内部の状態を作り直すようになっています。
どちらも、無理やりキューティクルを開く薬剤なので、毛髪内部のたんぱく質が流れやすいのです。薬剤自体も、髪に刺激を与えます。
カラーやパーマを1回施術した程度でひどく傷むことはあまりありませんが、多少の負担はかかります。繰り返すとダメージが蓄積され、切れ毛ができやすくなります。
切れ毛の原因④縮毛矯正
うねりや癖の強い髪をストレートにするのが縮毛矯正です。うねりや癖は、毛髪内部のたんぱく質が偏って結合するなど、組織の状態が均一でないと現れます。
縮毛矯正は、以下の仕組みでうねる髪をまっすぐにします。
- 薬剤でたんぱく質のねじれた結合を切断する
- ストレートアイロンを使って髪をまっすぐにする
- 別の薬剤を使って髪がまっすぐな状態で固定させる
ストレートパーマとよく似た仕組みです。ただし、パーマのほうはストレートアイロンで伸ばすステップが入りません。
縮毛矯正は強い薬剤で毛髪内部の組織の状態を無理やり変えるうえ、アイロンによる熱処理も加わるため、髪に大きな負担がかかります。
それだけに髪も傷みやすく、切れ毛の原因となるのです。
縮毛矯正より自宅でケアできる「ストレートミスト」がおすすめ!
うねりをまっすぐにできるものの、縮毛矯正は髪の傷みも大きいです。ストレートになっても切れ毛ができてしまうと、あまりきれいに見えないでしょう。
そこでおすすめのが、「ストレートミスト」です。うねりの気になる髪にスプレーしてヘアアイロンで伸ばすだけで、手軽にさらさらストレートの髪が手に入ります。
縮毛矯正と異なり、強い薬剤を使わないので髪にかかる負担も大きくありません。自宅でいつでも気軽に気になる部分を直せます。
ストレートミストの成分が髪表面をコーティングして湿気をブロックする効果もあるため、水分を吸収していびつにふくらむことも起こりにくいです。
保湿成分がぜいたくに配合され、髪に潤いを補給して乾燥をケアできます。
切れ毛の原因⑤紫外線
紫外線が肌にダメージを与えることはご存知でしょう。紫外線は日焼けやシミの原因となるだけでなく、しわなど老化を早めることでも知られます。
肌に日焼け止めを塗るなどの対策をしている人も多いでしょう。ただ、髪まで対策している人はあまりいないのではないでしょうか。
髪も肌と同様に紫外線のダメージを受けます。髪が紫外線を浴びると、たんぱく質が変性して乾燥やパサつきが起こるのです。
キューティクルも壊され、ツヤを失いごわごわします。その結果、切れ毛も増えてしまいます。
髪は身体のどの部分よりも日光を浴びやすい位置にあるため、紫外線対策が必要です。日焼け止めスプレーや、帽子や日傘を使って紫外線を防ぎましょう。
切れ毛の原因⑥無理なブラッシング
適度なブラッシングは、頭皮の皮脂を髪全体に行き渡らせ、ツヤを生むなど髪にとってプラスに働きます。一方、無理なブラッシングは次のようなダメージを与える恐れがあります。
- キューティクルが剥がれ、切れ毛や枝毛を増やす
- 抜ける時期ではない髪が抜ける
- 頭皮を傷める
髪をすくときは、根元・中間・毛先の3つに分割して行いましょう。最初は毛先からすき、毛先が終われば中間、最後に根元からブラシをかけます。
途中に髪のもつれやからまりがあったときは、ゆっくり丁寧にすかしましょう。無理にブラシを通すと切れてしまいます。
ブラシはプラスティック製より豚毛などの天然の獣毛製が良いでしょう。すかすときに静電気が起きにくく、髪に優しいからです。
切れ毛の原因⑦ストレス
過度のストレスも、切れ毛を増やす原因です。ストレスによって髪を育てる土壌である頭皮の状態が悪くなるからです。
過度のストレスは自律神経を乱します。自律神経とは、日中の活動を司る交感神経と休息を司る副交感神経のことです。
人は交感神経と副交感神経を交互に働かせて、緊張と弛緩を制御しています。過度のストレスがたまると、自律神経の切り替えがうまくいかなくなるのです。
交換神経が優勢な状態が続くと、筋肉が緊張して血行不良に陥り、頭皮の血行も悪くなります。
血液は細胞に酸素や栄養を届ける役割を担います。頭皮の血行が悪化すれば、毛穴に酸素や栄養がうまくいき届かなくなります。
その結果、髪が細いまましっかり成長せず、切れやすくなるため、切れ毛が増えてしまうのです。
切れ毛をちぎるのは絶対NG!
切れそうな毛先に気づいたとき、そのまま引っぱってぷつんとちぎっていませんか。引きちぎると気持ちはすっきりしますが、絶対に避けるべき対処法です。
切れ毛の髪は、すでに大きなダメージを受けています。切れた毛先は細かく引き裂かれたようになっていて、繊維もむきだしの状態です。
それを無理やり引っぱってちぎると髪にさらに大きなダメージを与え、より傷みが進んでしまうでしょう。
傷んだ毛先からは、たんぱく質の流失がさらに進み、極度に傷んだごわごわギシギシの髪になる恐れがあります。
切れ毛に気づいたときは、なるべく切断面が小さくなるように、髪に対して直角にすぱんと切ることが大切です。
切れ毛を今すぐ抑えたい!対処法5つ
切れ毛ができてしまったら、元に戻すことはできません。傷みの目立つ毛先はカットしましょう。
そのうえで、これ以上髪を傷めないよう、切れ毛を増やさない対策が必要です。ここでは、切れ毛に気づいたときの対処法を5つを紹介します。
切れ毛を抑える方法①ヘアオイルを使う
1つめの方法は、ヘアオイルを使うことです。オイルが傷んだ毛先までコーティングし、熱や摩擦などの外部刺激から保護するとともに、内部の栄養や水分を保持して乾燥を防ぎます。
髪につけるとしっとりして、切れ毛が多く広がる髪もまとまりやすくなります。どのタイミングでも使えますが、洗髪して汚れを落としたあとの髪につけるのがおすすめです。
ただし、つけすぎに注意しましょう。オイルのため、量が多いとべったりと重く見えてしまいます。
少量を手に取って広げ、毛先からつけていくのがポイントです。毛先に優しくもみ込んだあと、毛髪の中間部分から根元の手前までつけましょう。
頭皮にはつけないようにします。地肌につくとべたつく原因となるためです。
切れ毛を抑える方法②ワックスを使う
傷んで広がる髪は、ワックスで押さえるのも1つの方法です。ヘアオイルは髪を保護しツヤを与えるのが基本的な役割で、ヘアスタイルをキープする力はそれほどありません。
一方、ヘアワックスは広がる毛先を押さえたり、根元を立たせたりとスタイリング力の高さが特徴です。次のような種類があります。
- ファイバータイプ:繊維が含まれ、よく伸びてなじみセットしやすい
- クレイタイプ:油分が少なくマットな質感になる
- クリームタイプ:ほどよく伸びて扱いやすく、ほどほどのキープ力
- ジェルタイプ:髪にツヤを出す、キープ力が高い
傷んで広がる髪には、広がりを抑えツヤを与えるジェルやファイバータイプがおすすめです。髪質によって合う合わないがあるため、いろいろ試して使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
頭頂部の切れ毛にもワックスがおすすめ!
頭頂部の切れ毛は、途中で切れて短くなっているためにぴょんぴょん立ち上がっていることが多いです。
ドライヤーでセットしてもすぐに立ってしまい、スタイリングに困っている人もいるでしょう。ワックスはホールド力が強く、立ち上がろうとする髪をしっかり押さえてまとめてくれます。
男性におすすめのワックス:アリミノピースキープワックス
定番ともいえる高い人気を誇るワックスです。クリームタイプで伸びやすく、髪になじみやすいため、初心者でも扱いやすいでしょう。
軟毛から剛毛まで幅広い髪質に対応しています。油分が少なく、さらりと伸びてべたつかないテクスチャも特徴の1つです。
ホールド力・キープ力が高く、傷んで広がりやすい髪でもしっかりスタイリングできます。1度の洗髪でするりと落とせ、ごしごし洗う必要がなく、髪の傷みが気になる人でも安心して使えます。
女性におすすめのワックス:ロレッタメイクアップワックス4.0
絵本のような愛らしいイラストのパッケージが特徴的なワックスです。ファイバータイプでよく伸びてなじみ、使いやすいことから高い人気があります。
ほどよいキープ力があり、がちがちに固めるより軽くまとめたいときに向いているでしょう。頭のてっぺんからぴょんぴょん飛び出す短い毛をしっかり抑え、パサついて広がる髪をしっとり落ち着かせます。
ダマスクスローズの上品な香りが感じられるのも、女性にとって嬉しいポイントです。
切れ毛を抑える方法③髪に優しいシャンプーに変える
髪に優しいシャンプーに変えるのも有効な手段です。「髪に優しい」とは「刺激が少なく、髪から必要な油分や潤いまで奪わない」ことを意味します。
ドラッグストアなどで販売している安価なシャンプーの多くは、強い洗浄成分を配合しています。
しっかり汚れを落とし、洗い上がりもすっきりしますが、洗浄力が強いために髪や頭皮から必要な油分を落としてしまうことがあります。これは、髪の傷みを招くだけではなく、頭皮環境にも良くありません。
切れ毛の多い傷んだ髪は、洗浄成分がマイルドな低刺激性のシャンプーで洗うことが大切です。保湿成分が多く配合されたシャンプーにすると、しっとりしてまとまりやすくなり、さらに良いでしょう。
男女ともにおすすめのシャンプー:チャップアップシャンプー
チャップアップは育毛剤で有名な会社で、シャンプーも髪の悩みを持つ人のことを考え、こだわって作られています。
大きな特徴の1つが、頭皮にも髪にも優しい洗浄成分を配合していることです。汚れはしっかり落としながら、必要な皮脂まで奪うことはなく、強い刺激を与えません。
3種類の有効成分や55種類の植物由来成分、15種類のアミノ酸など多くのこだわりの成分を配合しているのも大きな特徴です。
頭皮の血行促進をサポートし、乾燥しがちな肌に潤いを与え、頭皮環境を整えます。香料や着色料、紫外線吸収剤など肌に刺激を与える恐れのある成分は配合されていません。
低刺激で、髪にも頭皮にも優しいシャンプーです。ドラッグストアなどでは扱っていませんので、公式サイトから申し込みましょう。
切れ毛を抑える方法④髪にいい栄養を摂る
食生活を改善し、髪にいい栄養を摂ることも大切です。身体と同様、髪も摂取した栄養からできています。
無理なダイエットや偏った食生活で十分な栄養を摂れなければ、髪の成長に必要な栄養が足りなくなるでしょう。
髪の成長に必要な栄養が不足すると、しっかり成長できずに弱り、切れ毛の増加に繫がります。
健康な髪を作るのに必要な栄養は、主に次の3つです。
- たんぱく質:お肉、魚介類、乳製品、大豆など
- ビタミン類:かんきつ類、キャベツ、じゃがいも、ナッツなど
- 亜鉛:牡蠣、豚レバー、ごまなど
髪に必要だからといって、これらの栄養ばかり摂るのも良くありません。バランスよくさまざまな品目を食べると良いでしょう。
栄養をなかなか摂れないならサプリがおすすめ!
仕事や家事、育児と忙しい毎日で、なかなか食事まで手が回らない人もいるでしょう。毎日栄養バランスのとれた食生活を送るのは、かなり大変です。
そこで、不足した栄養を補うサプリメントを活用するのも良いでしょう。自宅で手軽に必要な栄養を摂取できます。
ただし、サプリメントは医薬品ではありません。中には低品質なものもあるため、信頼できるメーカーや国が認めた保健機能食品を選ぶと安心です。
ビタミンAやビタミンDなど、過剰摂取は健康に影響する栄養もあります。髪に良さそうだからと、推奨量以上に飲んではいけません。
パッケージを確認し、必ず適量を守って飲みましょう。
おすすめのサプリ:ヘアバースサプリメント
薄毛治療が専門の医師が開発し、高い注目を集めているサプリメントです。これまでの経験や臨床データをもとに本当に髪の成長に必要な成分を追求し、開発されています。
髪に良い成分が豊富に配合されています。そのなかの一部を紹介しましょう。
- ケラチン:髪の主成分
- パントテン酸カルシウム:皮膚の細胞の成長や代謝に不可欠
- 大豆イソフラボン:髪の成長に深いかかわりを持つ女性ホルモンに類似した成分
必要量を摂取できるよう、ぜいたくに配合されています。全成分を日本の工場で、徹底した品質管理のもと製造しているのも大きな特徴です。
安全性が高く、年齢や性別を問わず服用できます。一般のドラッグストアなどでは販売していないため、公式サイトから申し込むと良いでしょう。
切れ毛を抑える方法⑤正しい方法でドライヤーを当てる
切れ毛を抑えるには、ドライヤーのあて方にも注意が必要です。正しいあて方をすると、キューティクルがきれいに整い、きゅっと閉じるためツヤが生まれます。
- 清潔な乾いたタオルを髪に押しあて、余分な水気を切ります。ゴシゴシこすらず、そっと押さえて水分を吸わせるのがコツです。ドライヤーをあてる時間を短縮できます。
- 根元から乾かしていきます。ドライヤーは髪から10~20cmほど離し、小刻みにふりながら乾かすのがポイントです。髪ではなくドライヤーを動かすことで、一点に熱が集中するのを防ぎます。
- 全体の8割ほど乾いたら、髪を軽くひっぱりながら上から下に向けて風をあてると毛流れが整い、広がりが治まります。
- 最後は冷風をあて、髪をクールダウンしましょう。熱による傷みを防ぎます。
切れ毛が直れば印象が変わる!正しいケアで美髪を手に入れて
切れ毛が多いとボサボサに見えて、なんとなく清潔感に欠ける印象を与えます。髪の傷みがひどいと切れ毛が増えるため、ダメージを与えないことが大切です。
洗ったあと乾かさずに寝ることで起こる摩擦、ドライヤーのあてすぎ、紫外線、過度のストレスなどにより髪は傷みます。まずはこういった髪に悪い習慣を正すことが大切です。
できた切れ毛はヘアオイルやワックスで抑えつつ、シャンプーを低刺激のものに変えたりドライヤーのあて方を見直したりしましょう。
食生活を見直し、必要であればサプリメントも活用して、髪に必要な栄養をしっかり摂取することも大事です。正しいケアをして、切れ毛のない健康で美しい髪を目指しましょう。