植毛の値段相場を部位別に調査！有名クリニックの費用を徹底比較

薄毛対策は色々ありますが、そのひとつに「植毛」があります。植毛とは、頭皮の毛穴に毛髪を植え込む方法です。

植毛には「人工植毛」と「自毛植毛」があり、施術方法もひとつではありません。

植毛の値段の相場は、これらの植毛方法や施術方法のほかに、植毛する部位や範囲、クリニックによって費用が変わります。

そこで本記事では、植毛の値段の相場を部位別に調査し、有名クリニックでの費用を徹底比較しました。

植毛にかかる値段は？維持費も調査

植毛にかかる費用はいくらでしょうか？植毛を終えてから、その後のメンテナンスや維持には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

ここでは、植毛にかかる費用とその後のメンテナンスや維持費について説明します。

植毛にかかる費用にはどんなものがある？

植毛費用は施術方法やプランで変わります。大きく分けると、初診料・再診料・基本料金・植毛費用です。植毛手術は自由診療のため、健康保険は適用されず全額自己負担です。

クリニックによって細かい料金設定の違いはありますが、基本料金は20万円前後で、初診料・再診料は無料のクリニックが多いようです。

植毛費用は、植毛の本数×グラフト（株）単価です。植毛をする面積が広いほど料金は高くなります。

植毛には、ナイロンなどの化学繊維の人工毛を植える「人工植毛」と、自分の毛髪から毛根を採取して移植する「自毛植毛」があります。

2つの費用を比較すると、自毛植毛は人工植毛費用のおよそ2倍と言われています。現在では、植毛といえば人工植毛よりも自毛植毛が一般的です。

自毛植毛にはメスで切開する「FUT」と、メスを使わず専用器具で植え込むパンチ式の「FUE」があります。

2つの費用を比較すると、メスを使用する「FUT」よりも、パンチ式の「FUE」の方が費用が高くなります。

植毛にかかる費用や施術内容は部位でどれぐらい違う？

植毛費用は、術式や植毛する部位、植毛する範囲によって費用が異なります。

人工植毛では1本単位、自毛植毛では1株（グラフト）単位で計算されるのが一般的です。1株は髪の毛2本で計算します。

植毛の本数・株数の料金にクリニックの基本料金をプラスすれば、おおよその費用が算出できます。部位ごとに、施術内容も変わってきます。

以下では、植毛費用の相場と具体的な施術方法をを説明します。

つむじはげの植毛とは

つむじはげの場合、人工植毛では1,000本前後が目安で、費用は約26万円です。人工植毛の単価は、1本260円が相場とされています。

自毛植毛では、500～1,000グラフトが目安です。1,000グラフトだとFUT方式で約70万円、FUE方式で約120万円程度です。

つむじはげの植毛の施術は、自然なつむじの流れを再現するために、医師の高度なスキルが必要です。

つむじの流れが不自然・寝ぐせがついたような髪質になる・ボリューム不足・全体的なバランスが悪い、などが失敗例として挙げられます。

カウンセリングの段階で、移植する毛髪の本数や、自分の希望する髪型と完成した髪型のイメージを医師に確認することが大事です。

したがって、クリニックの選別と医師の熟練度を、事前に確認するとよいでしょう。

M字はげの植毛とは

M字はげの場合、人工植毛では1,000～2,000本前後が目安で、費用は約26万円～52万円です。

自毛植毛では400～1,000グラフトが目安です。1,000グラフトだとFUT方式で約100万円、FUE方式で約130万円程度です。

M字はげの植毛は、医師のスキルに加えて、前髪のデザインがとても重要です。

植毛の相談者は、少しでも広い面積の植毛を希望しますが、植毛できる本数には限度があります。

限られた本数で見た目の印象を良くするデザインを提案してくれる医師だと、安心できます。

クリニックの症例などで、医師の熟練度を事前に確認しておくとよいでしょう。

頭頂部薄毛の植毛とは

頭頂部の薄毛の場合、人工植毛では4,000～5,000本前後が目安で、費用は約104万円～130万円です。

自毛植毛では2,000～3,000グラフトが目安です。3,000グラフトだとFUT方式で約210万円、FUE方式で約360万円程度です。

頭頂部の植毛は範囲が広いことが多く、1度に大量の毛髪を移植する必要があります。「メガセッション」と言われる術式が一般的で、高度な技術が必要な手術です。

したがって、頭頂部の植毛は、経験豊富で熟練度が高い医師でないと難しいと言われています。

他の部位よりもさらに慎重に、経験豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶことが重要です。

女性の薄毛の植毛とは

一般的に植毛は、男性の薄毛対策といったイメージが強いものの、女性でも植毛は可能です。

特に自毛植毛は近年、薄毛対策として希望する女性が増えています。女性にこそ自毛植毛を勧める医師もいます。

自毛植毛が女性に適している理由は、つむじ・前髪・生え際など、数ヶ月に分けて部分的に植毛し、周りに知られずに全体のボリュームを増やすことが可能な点です。

女性の植毛の本数は、男性よりも少ない傾向にあるので、費用も男性よりは少ないケースが多いようです。

人工植毛では、平均1,000本前後が目安で約30万円程度、自毛植毛では、平均2,000グラフト前後が目安で約80万円程度です。

女性の薄毛は広範囲に広がる傾向があるため、全体的に密度を高めてボリュームアップする必要があります。

そのためには、髪と髪との僅かな隙間に毛根を植え付ける、緻密で高度な医師の技術が求められます。したがって、手術を受ける医師の経験値とスキルを十分に知っておくべきです。

植毛にかかる費用・相場一覧

植毛費用の相場を一覧表にしました。男性の植毛の部位（つむじ・M字・頭頂部）と、女性の植毛に項目を分けました。

自毛植毛と人工植毛のグラフト数（本数）と概算金額を表記しています。

なお、クリニックによって、基本料金やグラフト単価が違うため、料金は異なります。

植毛の値段は高い？安い？植毛以外の治療方法と比較

薄毛対策は、植毛だけではありません。投薬治療、注入治療、増毛、ウィッグ、育毛剤の使用など、いくつもあります。

それでは植毛費用は、他の方法と比べて高いのでしょうか？植毛以外の方法にかかる料金と、植毛の費用を比較してみましょう。

薄毛専門クリニックでの治療と比較してどう？

薄毛専門クリニックの治療（AGA治療）には、「投薬治療」があります。

投薬治療とは、ミノキシジルなどの発毛を促進する薬と、フィナステリド・デュタステリドなどの脱毛を抑制する薬を服用する方法です。

薄毛専門クリニックでは、1ヶ月の費用相場は約15,000円～17,000円です。植毛費用と比べると、とてもリーズナブルです。

ただし、投薬治療で効果を実感しはじめる目安は6ヶ月と言われています。期待する効果を得るためには継続的な治療が必要ですから、費用は長期的にかかるでしょう。

次に、メソセラピーやHARG（ハーグ）療法と呼ばれる「注入療法」があります。注入療法は薄毛に効果が期待される成分を、直接頭皮に注入する方法です。

主な薄毛専門クリニックの注入1回分の費用相場は5万円～12万円です。注入療法は投薬治療の効果を高めるために併用する場合が多く、この費用に加え薬の費用を考慮した方が無難です。

薄毛専門クリニックでのAGA治療は、長期的・継続的に費用がかかりますが、植毛と比較すると、費用は安く抑えられます。

一方、植毛費用は高額ですが、自毛植毛がうまく頭皮に定着すれば、移植した毛が抜けても、またその毛根から毛が生えてくることがメリットです。

植毛のデメリットは、傷跡が残ること、数ヶ月が経過しないと毛髪が生えるかわからないことです。自分の頭皮を切っても手術に失敗するかもしれないリスクがあります。

それに比べてAGA治療は、傷が残ることはありません。植毛より費用も安いメリットがあります。

そこで、おすすめの薄毛専門クリニックを紹介します。

薄毛専門クリニック（男性）なら：AGAヘアクリニック

AGAヘアクリニックは、プロサッカーの長友佑都選手がイメージキャラクターを務めていることで有名です。（2020年11月現在）

特徴はカウンセリングと診療が無料であること、投薬治療のみを行っていることです。

費用は治療プランによって変わりますが、1ヶ月5,500円～31,000円程度が目安です。

別途、血液検査費用として3,000円～12,000円かかります。これに、サプリメントや化粧水などのオプションがあれば費用は加算されます。

料金体系が明瞭、カウンセリングが丁寧、期待する効果を実感できたといった口コミが多く、評判は良好です。安心して治療を受けられるクリニックです。

効果を実感し始める目安の6ヶ月程度を継続しても、植毛費用と比べたら安価です。

スマートフォンの専用アプリで、テレビ電話診療も受診できます。

薄毛専門クリニック（女性）なら：AGAスキンクリニックレディース院

AGAスキンクリニックレディース院をおすすめするポイントは、以下の通りです。

• 女性専用で相談件数100万名以上の実績
• 治療開始から早ければ4ヶ月目頃から、効果が期待できる
• オリジナルの治療法により、発毛実感率99.4％
• 初診・カウンセリング・血液検査などの初期費用無料、無理な勧誘がない
• 全国どのクリニックも最寄駅から5分程度の立地で便利
• プライバシーに配慮した院内設計
• 土日祝日診療あり、診療時間は夜22時まで、オンライン診療もある

投薬治療は1ヶ月4,800円～35,000円程度が目安で、治療プランによってオプション費用が加算されます。

自毛植毛は、基本料金30万円プラス、100グラフト10万円・500グラフト50万円・1,000グラフト100万円です。

ヘアアートメイクもあり、費用は10万円～70万円、部位によって料金が変わります。

増毛サロンと比較してどう？

増毛には、人工毛を自毛に結ぶ方法、人工毛が付いた皮膜を頭皮に貼り付ける方法、ウィッグを装着する方法があります。

費用の詳細は非公開のサロンが多く、無料体験やトライアルなどを受けてから実際にかかる費用がわかる仕組みになっているようです。

当然、増毛する本数と方法によって、費用が変わります。例えば人工毛を自毛に結ぶ方法では、1本50円～100円が相場です。

費用の目安は、以下の通りです。いずれも2年単位でかかる費用です。

• 人工毛を自毛に結ぶ方法・・・15万円～100万円／2年
• 人工毛が付いた皮膜を頭皮に貼り付ける方法・・・50万円～130万円／2年
• ウィッグを装着する方法・・・10万円～150万円／2年

増毛費用は植毛よりは安く見えますが、忘れてはいけないのが維持費です。髪が伸びればカットが必要です。抜ければ再び増毛したり、メンテナンス費用がかかります。

増毛サロンなら：スヴェンソン

スヴェンソンは、やくみつるさんのCMでお馴染みの増毛サロンです。（2020年11月現在）

ドイツの特許技術で独自の増毛法を使ったウィッグは、24時間着脱不要でシャンプー可能な製品です。

細かい料金を公開する増毛サロンが少ない中、スヴェンソンは料金体系がわかりやすく明示しているので良心的です。

主なプランの料金は、以下の通りです。（いずれも税別）

• マンスリープラン（編み込み式）:12,000円～42,000円（月額）+メンテナンス1回12,000円
• マンスリープラン（着脱式）:9,400円～14,000円（月額）+メンテナンス1回4,000円
• フルサポートプラン（編み込み式・着脱式共通）：35万円～100万円（1年または2年）+メンテナンス1回／編み込み式12,000円・着脱式4,000円

スヴェンソンの増毛プランには、製品の完全保証が含まれています。例えば、増毛製品やウィッグが消耗してきたら、無料で修理・交換ができます。

不慮の事故で製品が使用不能になったら、新たな製品ができ上がるまで、製品を無料で貸し出してくれます。

メンテナンスや保証のサービスが手厚いので、安心して施術を受けられます。フルサポートプラン以外であれば、植毛よりは、安い費用で薄毛改善ができます。

オーダーメイドウィッグと比較してどう？

オーダーメイドウィッグは、自分が希望する髪の色・毛量・髪の長さなどをフルオーダーで製作するウィッグです。

見た目を自然に仕上げるために、手作業で製作されるケースが多くあります。製作期間は、頭の採寸・型取りから約1ヶ月です。

でき上がると、スタイリストがフィット感の調整や、カットをして希望のスタイルに仕上げて完成です。

アフターケアサービスがある店舗であれば、その後のメンテナンスも定期的に受けられます。ウィッグを長持ちさせるためには、日々の手入れや点検が大切です。

製作費用の相場は40万円～80万円程度です。植毛費用と比べると、毛髪の量やウィッグの面積によって、安くも高くもなるでしょう。

自分自身でメンテナンスしなければなりませんが、装着すれば薄毛の悩みが解消できるメリットがあります。

オーダーメイドウィッグ（女性）なら：レディースアデランス

レディースアデランスのオーダーウィッグの特徴は、本物の毛髪のようで高品質、人工毛と自毛との境目が自然の仕上がり、水に強く外れにくい、などがあります。

独自開発の人工毛髪は、限りなく自然に近い風合いです。熟練技術者が、1本ずつ丁寧に縫製し、自然な分け目や髪の流れ、クセまでも再現します。

「かつら」と言われていた過去のウィッグは、人工毛と自毛の境目が不自然でしたが、事前の髪色合わせや毛髪選び、3Dの型取りにより自分にぴったりの仕上がりになります。

吸水性があり水にも強く濡れても自然な風合いです。簡単に装着できてしっかり留まるストッパーは固定力があります。

アデランスのオーダーメイドウィッグは商品のラインアップが多く、細かい料金は公表されていません。

およその目安は、以下のとおりです。

• 「フォンテーヌイヴ」シリーズ：つむじウィッグ50㎠～／17万円（税別）～
• まぜ髪「グラデージュ」：スモールサイズ56㎠～／2枚セット20万円（税別）～
• 年会費制「フリーダム」：着脱不要の新システム
  Sサイズ64㎠～200㎠／174,000円（税別）～（月額16,500円）
  Mサイズ201㎠～380㎠／226,000円（税別）～（月額21,500円）
  Lサイズ381㎠～676㎠／278,000円（税別）～（月額26,500円）

あくまでも商品の一例です。植毛費用よりは、おおむね安く抑えられます。

実際に試着して、自分に合ったウィッグはいくらなのか、見積りしてもらいましょう。

育毛剤と比較してどう？

育毛剤は植毛よりは断然安い薄毛改善の方法で、頭皮環境を整えて薄毛改善を目指します。さまざまな商品が販売されていますが、育毛剤を選びには成分を確認することが大切です。

血行促進、毛母細胞の活性化、頭皮の保湿、頭皮の老化・菌の繁殖・炎症防止などが期待できる成分が配合されているものがおすすめです。

ただし、3ヶ月～6ヶ月は使用しないと効果は実感できないため、継続的に購入できる価格のものを選ぶことも必要です。

価格もピンキリで、1本1,000円未満から10,000円以上する商品もあります。

とはいえ、配合成分が多ければ良いとか、高額だから効き目も比例するとは限りません。以下でおすすめの育毛剤を紹介します。

育毛剤（男性）なら：Persona

植毛より育毛剤を使った薄毛改善を選ぶ場合、男性ならPersona（ペルソナ）がおすすめです。

Persona（ペルソナ）は、遺伝子検査が付いています。専門家が検査を行い、自分に合った育毛剤を届けてくれます。

AGA検査・毛髪脆弱リスク検査・頭皮トラブルリスク検査により、遺伝的薄毛リスク度を判定し、必要なケアを割り出して、最適な育毛剤が届きます。

無地梱包で届き、郵送でのDMもありません。購入後のサポート体制も整っています。

価格は、通常価格1本37,600円（内遺伝子検査費24,800円／税込）+送料600円です。定期コースだと、遺伝子検査付き・送料無料で、1ヶ月／1本9,800円（税込）とお得です。

ヘアサイクルを正常化するために必要な期間は6ヶ月とされ、6ヶ月毎の定期コースもあります。この場合、遺伝子検査費用が無料となり、6本55,800円（税込）で送料無料です。

育毛剤（女性）なら：kenomika

薄毛対策で育毛剤を使うなら、女性にはkenomika（ケノミカ）がおすすめです。

kenomika（ケノミカ）は指定医薬部外品で、世界に認められた育毛技術によって、育毛に必要な成分だけにこだわった、無添加の育毛剤です。防腐剤とアルコールを使用していません。

敏感肌の方も使用が可能で、ヘアカラー後の使用でも色落ちなく、ベタつきやにおいもない使用感です。安心して試すことができるように、90日間の返金保証が付いています。

早ければ1ヶ月程度でハリやコシを感じられるようになった利用者もいるようです。ヘアサイクルを考えると、最低3ヶ月から6ヶ月以上の継続使用を推奨しています。

1日2回の使用で、月に1本が使用量の目安で、通常価格は1本7,980円（税別）です。毎月の定期コースは、初回限定1本2,980円（税別）、2回目以降は1本6,384円（税別）です。

植毛クリニックの選び方・おすすめクリニック

植毛費用は決して安くありません。植毛手術には医師の経験値と高度なスキルが求められ、植毛クリニックは慎重に選ぶ必要があります。

そこで、植毛クリニックの選び方と、おすすめのクリニックを紹介します。

植毛クリニックの選び方

植毛クリニックを選ぶときに重要なポイントは、植毛手術の症例数が多いことです。

ただし、症例数を公表しているクリニックは少ないことも事実です。その場合は、クリニックの設立年月日を確認し、期間運営を目安にしましょう。

術後のクレームなどが多ければ、継続して運営することは難しいでしょう。

事前に植毛手術のメリットとデメリットの説明があるかどうかも重要なポイントです。

術後すぐに患部に傷跡が残ること、かさぶたができること、副作用による脱毛症状の可能性があること、費用が高額であることなどがデメリットとして挙げられます。

次に確認すべきポイントは、クリニックの所属医師の人数です。

公表されている症例数は、所属医師の合算であるため、医師が少ない人数であるほど、ひとり当たりの症例数が多くなります。

次に費用です。コストパフォーマンスが良いかどうかが重要です。

プライバシーへの配慮、クリニック内の設備や清潔感、カウンセリングは丁寧かなど、手術の技術のほかに、自分に適したクリニックかどうか、それに予算が見合うかが大事です。

口コミも判断基準のひとつではありますが、過大・過小評価であることも多いため、あくまでも参考程度にしましょう。

植毛クリニックの費用・特徴を一覧で比較！

植毛費用やクリニックの選び方で注目すべき項目を、大手クリニックで比較してみましょう。植毛費用は、1,000グラフト数の場合の料金を例として算出しました。

1,000グラフトは、M字ハゲに加えつむじハゲが進行したレベルのおおよその植毛株数です。

なお、料金は税別で、あくまでも単価に基づく概算です。

【植毛クリニック比較表】 ※1,000グラフトの場合

この中で、アイランドタワークリニックは新宿・大阪・名古屋・福岡と全国に4拠点あり、市場シェア6割を超える最大手です。2020年10月より料金体系が変わりました。

一般的に植毛の費用は、「基本治療費+植毛グラフト数+グラフト単価」ですが、改善したい薄毛の範囲を7つの部位別にパッケージプランとして、料金が設定されています。

M字ハゲに加えつむじハゲが進行したレベルの範囲だと、286万円のプランに該当するようです。

症例数・医師人数ともに多く、かかる費用は高めです。FUE専門クリニックで、少量～中量の植毛に適していると言われています。

唯一FUT方式も取り入れているヨコ美クリニックは、基本料金がないため一番コスパが良いと言えるでしょう。

グラフト単価は800円ですが、1,000グラフトなら60万円と割安です。症例数はダントツで、50年以上の老舗クリニックです。

アスク井上クリニックは、グラフト単価が安いので、こちらも注目すべきクリニックです。さっそく紹介していきましょう。

おすすめクリニック①アスク井上クリニック

アスク井上クリニックは、井上院長の「i-SAFE」と呼ばれる精度の高い手技によって、自毛植毛手術が行われています。

メスを使用する方法と使用しない方法を併用してグラフト採取の時間を短縮し、1度の手術で4,000グラフト以上の植毛を可能にしています。

前項の比較表でもわかるとおり、井上院長は約5,000件の症例経験があります。サポートをしている看護師は、自毛植毛に約15年間従事してきたベテランです。

美容師の経験があり、自身も自毛植毛を体験したアドバイザーもいるため、院長以外にも相談できる環境があるので安心です。

院長のカウンセリング、診察、血液検査はすべて無料です。基本治療費は185,000円、植毛費用はグラフト単価700円×グラフト数（税別）です。

おすすめクリニック②ヨコ美クリニック

ヨコ美クリニックは、横浜市で50年以上開業している植毛専門クリニックです。今川院長の症例実績は15,000件で、群を抜いています。

今川院長は、メガセッション（大量植毛）に適しているFUTの名手と言われています。ヨコ美クリニックの最大の特徴は基本治療費が無料な点です。

今川院長のカウンセリングでは、しっかりと目を見て話してくれると評判です。看護師の熟練度が高いことも特徴のひとつです。

なるべく高密度に植え付けて、どこよりも濃く自然な仕上がりになることを目標にしています。費用は、基本治療費無料、植毛費用はグラフト単価800円（税別/FUEの場合）です。

FUTの場合は、1,000グラフト60万円（税別）です。他には、血液検査と薬代・処置代にそれぞれ1万円ずつかかります。

植毛の値段まとめ

植毛手術には、高額な費用がかかります。

人工毛は自分の毛髪ではないので、拒絶反応が出る場合があります。移植しても定期的にメンテナンス費用がかかるため、自毛植毛がおすすめです。

ただし、自毛植毛は手術により傷跡が残り、医師のレベルにも左右されるため、事前の情報収集がとても重要です。費用が高いから満足できる仕上がりになるとは限りません。

植毛を検討している人は、ここで紹介した手技やクリニックの比較をぜひ参考にしてください。

植毛の他に、投薬治療や育毛剤を使う方法もあります。自分に適した方法を組み合わせて、薄毛対策に取り組みましょう。